「走らない2次元オタク」カタログハンターです
僕はコレクターですから、ゼファーカタログの和風広告展開の魅力に関して非常に熱く語れるのですが、実車のことはぜんぜん無知なのです。先日そのゼファーが生産中止になり、空冷バイクが無くなるってんで高値を呼んでいるという噂を聞きました。ふうん、という思いで流していたのですが最近ではなく、もうすでに5~6年前の話だったんですね。なるほど実車の話にゃ疎いわけです。人気なのは400なのか750なのか1100なのか...
View Articleヨーロッパでアメリカン。西部劇。バンバン。
1980年代の「なんちゃってアメリカン」と違って、いまの国産アメリカンバイクは格好いい。残念なのは、まだまだ排気音がハーレーには追いつかないってことでしょう。カタチまではいけてるんですがねえ。音だけは……。日本人は真面目すぎちゃうんですかね。ハーレー好きでないはずのカタログハンターは言っちゃいます。音だけは好きです。ハーレーも。あるメタルバンドのギタリストのヒデ君、20年前はまだ可愛いボーヤだった彼...
View ArticleHT90 と「別れのサンバ」
たまたま手元にあったカタログです。今考えるとこれこそオフロード入門の名車HT90だったのに、当時は単なるヤマハの90ってことでしか記憶がないです。HT-2って呼ぶのでしたっけ。DT250お下がりのデザイン、アップフェンダーでチャンバー風ダウンマフラー、やる気満々のちょっとしたチビクロッサーじゃありませんか。昔のツーリング仲間が乗っていたのがこれだった気がします。いや、そうですこいつです。1970年前...
View Article2スト125イタリア製「ホンダ」
昔カワサキとスズキがパーツの共有化で提携したように、1970年代のイタ車バイクは細かいパーツが各社共有として使われる。アグスタの350sはドカの並列ツインとウインカースイッチ等が一緒だし、僕のバイクはラベルダと共有パーツがかなりある。テールランプやタンクキャップなどはあの時代の殆どのものが共通部品なんじゃないかと思えるくらい。一種の「ブランド品」ともいえる細かいパーツまでイタリア製で固めているのが1...
View Article60年代のBSA
BSAの1967年。ダブワンみたいな、いやダブワンが真似した650のツイン全盛期のカタログ。メグロスタミナが影響を受けたのはこれ以前のシューティングスターだったらしい。シングルのゴールドスターは50年代になるから、これはBSA全盛期とはいいがたい。僕にとってカタログは60年代までは憧れがあるのですが、50年代というとちょっと雲の彼方。だからビンセントとかアリエル、ベロセット、AJSなどのほとんどの英...
View Articleこんなの見てたら、また旅にいきたくなる。
XL1251975年、SL125Sから進化したこの時代の唯一の4ストローク125トレール車。間違いねーですよね。エルシノアと同じようにスッキリとしたタンクのラインでデビュー。ほお、フレームマウントのフェンダーがオプションなんだ。デュアルパーパスというのは夢がある。だからこの長ったらしいコピーもうなずける。若いおれと若いXL125Sだってさ。お互い歳をとったな。若かった自分にオフロードモデルを持つ友人...
View Articleツインツイン、ヤマハじゃヤマハ。
おいおい、消防士が職場で遊んでいていいのか。どうも本物らしいけどよく広告に使われることをオッケーしたな。70年代のヤマハ4ストツイン。ヨーロッパでは人気あった。日本ではこの頃気筒数が多ければ多いほど偉いと思ってたんだ。そういう時代だったんです。こればっかりは仕方がない。ツインの650と500には乗ったことがあるけどナナハンは知らない。スリム軽量、ディスクブレーキ。今さらだけど魅力的なモデルたちじゃあ...
View Article黒いオルフェ/悪魔とモーリー(モルフォ)
モルフォ以前、ハブセンターステアリングのバイクについてよく分からん、どうして曲がるのか分からんなんて書いたこともあったのですが、実は自分の心の中ではこの種のバイクが好きでビモータテージなどのカタログもこっそり集めてました。モルフォに関しては正規カタログなんてあるはずないと最初から決めてかかっていたので、ヤマハ総合カタログの中の紹介ページで我慢してお茶を濁すって言うんですか、せっかくおとなしくしていた...
View Articleカタログハンター2017。ああもう年末か。
スズキ 2017ビニャーレスがMoto GP英国ラウンドで初優勝。スーパースポーツラインナップの黄色のアクセントが映えるブルーのマシン群が印象的です。そう、ちょうどラリーシーンでのスバルインプレッサ555ブルーのように。しかし、時折悲しい噂が聞こえてきます。二輪から撤退?そ、そんな……。DUCATI...
View Articleセローのある景色
その名もマウンテントレール。セローのカタログには大自然の風景写真がいっぱい。最近気づいた。どれもいーカタログじゃぁねえか!!この車いつでも誰でも乗りやすく、どこへでもいけるデュアルパーパス。ロードももちろんオッケー。始動もセルが途中からついてきたし、至れり尽くせりの万能マシン。ヤマハの長寿モデルなんで、そんなこたあ充分承知の助でございます。カタログ的には初期の225モデルが魅力的です。と、まあ今回は...
View Articleミスターシービー、ミスターCBって誰だ。
CB50JX女性ライダーにもどうぞ、という意味ですか。フルフェイスの黄色いシールド越しに見えるのは化粧のキツい女性の顔です。ページをめくると、こ、こらーっこんなところでイチャイチャしやがっての図です。まったく最近の若いもんは!!メットのシールドがいつの間にかクリアに変わっています。お、おじさんは許さないぞ。ぜってー「3無い運動」支持だ。もし僕が当時おじさんだったらこう言うに決まっています。それにして...
View Articleペネロープとペアスロープとごっちゃになる。
最近入手したヤマハツインのカタログ2枚。350のR-1と180のYCS-1。R-1の表紙写真がなかなか味わい深いです。前回R-1のカタログをとりあげたのは去年の11月だから、1年ぶり。といって1年間でカタログの知識も実車の知識も増えるわけではないから、いやそれどころかすり減っていく一方だからたいしたことは書けません。ピンクのおばさまのファッションに注目。ロシアン佐藤の帽子があれば、サンダーバードのペ...
View Articleカタログハンターの画像はなぜいい加減か、です。
CB900F2/1982実車にはあまり興味がなかったのですが、このカタログの表紙には一発で負けました。なんとまあ格好いい。ZにしてもこのCBにしても欧米では900ccがスタンダードでした。しかし身の程を知っているというか、私にゃ750で充分って思いからあまりそそられません。CB750Fのあの重量感と加速、扱いやすさで充分。ましてやこんなカウルなんざぁいらんわい。この写真、タンク上の腕が不自然で、ライ...
View Articleお尻がドーンの4連発
RZV500Rいけいけ時代の水冷2スト、ヤマハのエースです。絶対数が少ないのであまり見かけることはなかったのですが、後2気筒分のマフラーがフルカバードされた、あのお尻ドーンの下半身グラマーイメージが頭から離れません。ヤマハが2スト水冷4気筒を出すという噂があって、それを当時誰もがTZ500レプリカ、スクェア4だと思っていたそうです。しかし実際に出てきたのはクランク2軸のV型、YZRレプリカだった。メ...
View Articleカタログ集めにはジャンルはない。あるのはジャングルだ。
なんだこりゃ?HT-90だと思った。いや、プレスフレームだぞ。マフラーが違うしおまけにシングル(荷台付き)シートだ。1969年モデルに似たようなH3-C90っていうのがあるということも分かった。tetsuさんのブログで100LT-Cていうのも国内販売されていることを知った。タンクにはDT-1から下りてきたようなラインが書かれていて、エンブレムもシリーズそのまま。「トレールマスター」シリーズから本格派...
View ArticleBIG TOUR。旅の終わり
表紙が格好いい。当然だがホンダは販売に気合いが入るといい表紙のカタログを作る。つまらない表紙も多すぎるって意味です。このカタログはいい。裏面にもイメージ写真を持って来て、まるでW表紙のよう。眼下に平原が広がる。観音扉の疾走シーンもいい。これって外国ロケなんだろうか。SL250Sは1972年に発売された。XL250のルーツというか、輸出用はすでにXLと名乗っていた。4バルブOHC。クランクケースはマグ...
View Article80年代からの緑のエース
「STINGER」という名前はカワサキファンでもあまり聞いたことないんじゃないでしょうか。まあるい2つ目と掃除機のホースのついた1989年型ZXRの輸出仕様。初期型かどうかは不明。10500回転で117馬力、重さは201kg。最高速度はきっちり明記されていて245km/hだそうです。「スティンガー」なるものが単なる愛称なのか、特別仕様車なのかは分からない。カタログはイタリア向けでカウルの下のほうには...
View Articleいまだに進化形。80年代アメリカン
「アメリカン」には興味ない。バイクにもコーヒーにも。アメリカモノっていえば小説、音楽、家具、オーディオ機器に限ります。70年代「ブランデー、水で割ったらアメリカン」なんてTVCMがあった。「あれはいかんです。そんな飲み方はしない」って言っていた人がいた。有名な広告代理店の元社長さんです。ひょっとしてあのCMの制作会社の方だったかもしれません。カワサキZ400リミテッドは乗りやすくていいバイクでした。...
View ArticleスーパーブラックバードCBR1100XX
2016年もとうとう年末。あーあ今年もなーんにも出来なかったぁ。時が経つのは速い。時速300km/h以上で走り去る。そうしてカタログハンター、どんどん時代に取り残されていきます。この「ブラックバード」は167馬力300km/hのキャブ仕様、20世紀最後のスーパーバイク。僕はカタログの2種類あるバリエーションに負けちまいました。8ページのものと2ページのもの。上のロッキードSR-71と並んだ表紙は当時...
View Article自販機の熱さ飲み込み、缶冷える。
2017年1月2日めでたく年も開けました今年もよろしくお願い申し上げますですカタログハンター画像はCX500ターボカタログです四角い銀に「箔押し」ってコストのかかる高え処理を表紙に使ってますおおっ!!逆さ文字ヤフオクで比較的安価に手に入れました「たしか一册持っていたけど…」と思いながらも「安ければとりあえず予備に買っとくか」と入札現物を入手して、しまい込む時はっと気がついたこれ、持っていない持ってい...
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