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Channel: バイクのカタログハンター日記
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ヨーロッパでアメリカン。西部劇。バンバン。

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1980年代の「なんちゃってアメリカン」と違って、いまの国産アメリカンバイクは格好いい。
残念なのは、まだまだ排気音がハーレーには追いつかないってことでしょう。
カタチまではいけてるんですがねえ。音だけは……。日本人は真面目すぎちゃうんですかね。
ハーレー好きでないはずのカタログハンターは言っちゃいます。音だけは好きです。ハーレーも。

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あるメタルバンドのギタリストのヒデ君、20年前はまだ可愛いボーヤだった彼は本気でハーレーのエンジンのタトゥーを入れたいと言っていた。
僕と同じ会社の営業だった男、名前忘れちゃったあいつは「カタログハンターさん、ヤマハドラッグスター(400)の改造申請ってどうやるんですか」真面目な顔をして聞いてきた。本当は「おまえなあ、ハーレーが好きなんだろう?だったら限定解除が先だろう」って本音を言いたかった。言わなかった。
つまりどうでもいいことだったのだ。

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国産ハーレーのカタログはカワサキがずば抜けていい。
ハーレーのカタログも(最近のは)いい。
さてヨーロッパにも時々アメリカンタイプが走っています。
フランスの漫画、「ジョーズバー」にも集団で走り回るエンジェルス型のアメリカン乗りが描かれています。
垢抜けすぎていてちょっと違和感を感じますが、それもヨーロッパ流。
看板を背負ったブルーデニムのベストって、やはり外人体系に似合います。
東本漫画に出てくるような、コレを着こなしている人物にはなかなか巡り会えません。

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ヨーロッパで流行ったアメリカン(西部劇)ポップス。

「bang bang」(you shot me down)という曲があります。
確かシェールがオリジナルでナンシーシナトラも唄っていた。
カバー曲がイタリア語スペイン語フランス語で作られた。これが名曲なのだ。
「子供の頃、幼友達とピストルごっこをして、いつも私が死ぬ役だった。彼はいつも私を撃ち倒した『バンッバンッ』と……」
この曲は女が男にピストルで撃たれ死んでいく、その瞬間に思い出す記憶を辿る曲と聞いていた。


しかしそうではないらしい。
ピストルごっこをした幼友達とその後付き合い、結婚することになった。
しかし結婚式には彼は現れなかった。
拳銃で撃たれる以上の残酷な仕打ちをされた、そう解釈した。


タランティーノはこの曲のほんの一部をもとに上下巻の映画「キルビル」を作った。ここではテーマ曲に(歌手は違いますが)イントロがギターのナンシーシナトラ版が使われた。
Nico Begaはボニーとクライドを背景に唄っている。(上)

この曲は昔ヨーロッパでももの凄く流行ったらしい。
フランソワーズオゾン監督は映画「ブルードレス」でフレンチ版、
グザビエドラン監督は「胸騒ぎの恋人」でイタリア語版のこの曲を使った。

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上の2枚はアメリカンタイプの総合カタログ。英語版とフランス語版でタイトルがそれぞれクルーザー、カスタムになっています。

スズキはVan Van。スパイダースのは「バンバンバン」
「チキ・チキ・バンバン」はイアンフレミング原作の子供映画
「キスキスバンバン」は映画だった(LA的殺人事件)。
似たようなタイトルの英国映画「キス☆キス☆バン☆バン」の方が絶対面白かった。

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