RZV500R
いけいけ時代の水冷2スト、ヤマハのエースです。
絶対数が少ないのであまり見かけることはなかったのですが、後2気筒分のマフラーがフルカバードされた、あのお尻ドーンの下半身グラマーイメージが頭から離れません。
ヤマハが2スト水冷4気筒を出すという噂があって、それを当時誰もがTZ500レプリカ、スクェア4だと思っていたそうです。
しかし実際に出てきたのはクランク2軸のV型、YZRレプリカだった。
メカが苦手のカタログハンターはそんなことよりオーストラリア仕様のマルボロカラーモデルのカタログが存在するか気になっておりました。
上野で展示してあったマルボロカラーのものを見た事があります。
赤い部分が蛍光カラーのやつ。イメージはずいぶん違うじゃねえか。
鈴鹿でエディーローソンのマルボロカラーYZRを見た時、塗装の赤が実際は蛍光カラーだと知ってかなり驚きました。
その時初めてこの赤が雑誌の写真では表現できない色だったことに気づいた。
結局北米では発売されたんでしょうか。
排ガスうんぬんで2ストが売れなくなって、RZVを欲しがる人はカナダから買ったなんて話も伝わってきてました。
ヨーロッパでの名称はRD500LC。カナダ/オーストラリアではRZ500(R)と呼ばれ、英国には「マルボロ仕様」、フランスにはソノートカラーの「クリスチャンサロン仕様」がありました。
ヨーロッパ仕様は88馬力、87馬力と表示されているものもある。
現地の好みで鉄フレーム。
日本仕様はアルミフレームで64馬力。車重は178kgと173kg。5kgの差がある。
ヤマハ広報が雑誌試乗用に用意したのがアルミフレームの88馬力エンジン、「いいとこ取りスペシャル」だったなんて噂がまことしやかに伝えられていました。雑誌では64馬力をどうすりゃあ88馬力に近づけるか、なんて話題でも盛り上がっていました。