CB72と骸骨タンク92
いままでCB72のカタログの話題を避けてきたのは正直、カタログをほとんど持ってないからです。唯一海外向けのこの4つ折ミニカタログがあるくらい。HONDA50、125、250/300 の排気量別カタログ3種類。縦観音4つ折。50cc版は一度紹介したスポーツカブC100、C110ってやつでしたっけ?このカタログは確かもう一冊持っていたけど、いまどこを探しても無い。125cc...
View Articleラクーン登場
このカタログ一発で気に入ってカタログ屋さんから買ってしまった。まあ、表紙の女の人3人組が気に入ったからですが、ラクーンが好きと言うわけじゃあありません。スーパースポーツのエンジンを積んだ、アメリカンっすか。クロスオーバーといえばそうなんですが、とにかく中途半端なモデル。遠く忘れ去った記憶の中から思い出しました。ラクーンで思い出すのは、「しょっしょっ、証城寺……」の歌。日本のオリジナルじゃなくて、わけ...
View Articleベネリ。濃いグリーンのコーポレートカラー。
Benelli。レースの名門で1911年創業という「老舗」。知らない時代のラインナップには小型のスーパースポーツに格好いいのがいっぱいあった。あの「Motobi」もベネリブランドで売られていた。現在はこのブランドは中華企業系列に買収されてしまった。しかし衝撃的な3気筒900トルネードは決して色あせない。リヤに2つの風車をつけた、釣り目の900トルネード3気筒は雑誌でしか見たことがなかった。夏のある日...
View Articleヤマハ60周年と温故知新
2016年度版ヤマハヨーロッパのカタログタイトルは温故知新最近ではどこのメーカーも歴史や伝統ってやつをウリにしてこの手の表現、昔懐かしいカラーリング、クルマメーカーもそうだが何十年も前のモデルをリメイクしてそれ風の新製品をラインナップに並べている。たとえばずらりと並べたアメリカンヤマハのワークスカラー。SR400やVOLTなどはこんな感じに。もちろんカフェレーサーモデルやストリートファイターも健在。...
View ArticleBMWの世代交代作戦
やはり世代交代を意識してるんでしょうね。最近の軟派なベーエム。サーファー、Tシャツ、ロックコンサート。ブーツやグローブはいいけど、ゴムゾーリかよ。こんなBMW見たくなかったという人もいるだろうけど、それはまったく勝手すぎる意見。こっちはカタログメーカーが50年100年スパンで同じ勢いを続ける。「長く生き残る」って大変な事なのだ。BMWがバイク乗りの最後(あがり)のバイクと呼ばれているのは名誉な事。何...
View Article復活祭とハッピーアワー
F1じゃなさそう。おそらくフォーミュラー2。ホンダリーダー50とジョナサンパーカー。ひねくれ者の私ゃセナファンじゃなく、F1ではむしろプロスト派だった。ガンズアンドローゼスも復活したし(私ゃガンズファンではなく、むしろニルヴァーナ派)、F1でのマクラーレンホンダの強さはぜひ復活して欲しい。それよりとにかくF1中継くらいは復活して欲しい。中華ダックス。国産バイクもさんざん欧米のバイクをパクってまいりま...
View ArticleリトルホンダとポンティアックGTOの話
リトルホンダです。子供の頃、私道でちょっとだけ乗った。歳がいくつだったか、ここには書けない。ちょうど近所の友人マツモトが持っていたのだが、彼の父親はホンダの人。ひと口で言うとお金持ちの家の子でカメラはニコンF、クルマはコロナのハードトップ。スケベで女好きのメガネをかけた男の子だった。まあそんなことはどうでもよろしい。エンジン付きの乗り物ってこんなに早いのか。その時頭の中の距離感、時間感覚が奇麗に上書...
View Articleラビット。人の誕生から、葬儀まで大活躍!!
お坊さんとお医者さんが乗っていたイメージは60年代初期。これ「ALWAYS三丁目の夕日」の影響もあるでしょうが、思い出せないにしてはなぜかかなり具体的な記憶がある。おそらく実際に見た訳ではなく、1960年代当時の映画かドラマでそういうシーンがあったのを見て、あたかも実際に見たかのように偽の記憶が作られていた気もします。主人公があわてて医者を呼びにいく。「先生早く、早く来てください!!」医者にそう告げ...
View ArticleDT250です。DT250ですよ。もっと光を!!
DT250のカタログ。カクカクしたタンクがイマイチと思っていました。この1枚でそんな思いは吹っ飛んでしまった。このカタログを見て、この青い空に黄色のタンクサイドカバーフェンダー、黒のメカニズム。ムースで固めたオールバックのようなシリンダーヘッド。格好いいカタログの表紙は自分の好き嫌いやら美意識やらがあまり強固だはなかったことを教えてくれます。気づかなかったのですが、よく見るとバイクの足下に格好付けた...
View Article自己顕示欲・電気羊はアマゾネスの夢を見るか
バイクは乗るものであって、飾ってみるものじゃありません。異論はないです。まさにその通り。はい、まったくもって申し訳ございません。私なんざあ、「陸サーファー」ならぬ「紙ライダー」。乗る楽しさはもう忘れてしまって、今じゃカタログみることの方が楽しみになってしまっている「廃版ライダー」でございます。人物無し。GSX250E...
View Articleカワサキの空冷KH90と125。さりげなく楽しめる表紙です。
これがKH90のほう。90SSから進化してZ1-Rのようなカクカクタンクを付けています。表紙は2分割。バイクが天地でスパッと切れています。背景はともに青空です。同じ写真を2つに切ったのではなくて、別の写真を上下に配しています。同じ青空でも下のは「どピーカン」。対する上の青空は暗くなる直前のもののようです。逆光で女の子が石を投げてます。危ねっ!!こっちに投げてるじゃないか。オトコはこれから帰り支度です...
View Articleスズキの60年代。バイクそのものに若さが溢れている。
また悪そうなガキ共ですね。彼らを見て、英国のパブに集ってサッカー場で暴れる予備軍に見えてくるのはケンローチ映画の見過ぎでしょうか。もちろん撮影場所は英国だとは限りません。この写真、ひょっとしてちゃんとセッティングしたのではなくて、バイクを置いて自然に子供たちを撮ったんじゃないか、って気もしたのですが。そのくらい自然さが溢れています。なんせ60年代。まだ肖像権もうるさくいわれなかった時代ですから。それ...
View Articleスズキの男女交際
僕の十代の頃は女の子と付き合うなんてとんでもないと思っていた。男子校だし、恋愛のチャンスに恵まれなかったからです。まあ、嫉妬も少々ありまして、縁がなかったのひと言です。ところがです。カタログやこういう古くさい若者たち「異性交歓の図」に対してはなぜかこれが例外的に大好物。ほら、なんか微笑ましいじゃないですか。この頃の若者にとってこれが精一杯のおしゃれなのです。笑っちゃあいけません。このコスチューム!セ...
View ArticleTRシリーズが気になって気になってしかたないです。
カワサキのTRシリーズ、どれもいい表紙です。とくに350。青空、草原。この構図といい、木の枝をくっつけたままのジャンプ。トレーナーと革パンツというコスチュームも素敵です。ブーツの上に見える厚手の靴下も粋です。こんな素敵なカタログになぜ気づかなかったのだろう。ビッグホーン、バイソン、ボブキャット、(トレール)ボスの「4Bカタログ」、愛称が使われなくなったこの時期のものがとくにいいのです。別に宣言する必...
View Articleオートルーブは焼き付かない。
60年代半ば以前のバイクについて書くのは、いしだあゆみを語るくらい苦手です。「ブルーライト横浜」はもちろん知っていますが、どうも納得のできないイントロの節回しが嫌でした。これはいしだあゆみさんのせいではありません。おそらくこういう「いい人」っぽくみえる女性はガキの頃から好みじゃなかったらしいです。いしだあゆみの載ってるバイクカタログは文句なく見つけた時入手します。なぜか八千草薫の広告や水沢アキの広告...
View Article今じゃミドル級だが、当時は日本のエース。
スズキのTシリーズはwikiにも載っていない。T500はスズキの最大排気量車で、1968年当時は2ストの世界最大排気量でもあったそうだ。69年にⅡ型にチェンジ。ちょっと上を向いたメッキタンクは単色になって下部がフラットになり、スタイルが良くなった。僕はスズキのタンクやヘッドライトの「下部をスパっ」って感じの処理が好きでした。反面シートにはモールがついて、これってタンク下部のラインの延長だと思われます...
View Article「ギネスの名はギネス」
ギネスワールド。これが僕のネタ元です。時々目を通しているのですが、暇つぶしにはなかなか有効です。カタログはいっぱい持ってます。いっぱいあるので中にはめずらしい物も、もの凄く変なものもある。もの凄く程度の悪い印刷物もある。なんでこんな汚いものをネットオークションで売るかな、と思えるものでも間違って入手してしまってもカタログはなかなか捨てられない。いや何枚かは捨てました。安いから落札したけどあまりの汚さ...
View Article象印、最後のMHR。
「山口の怪人」のオーさん、彼から数枚のカタログを手に入れた。その中の1枚、カジバ版最終型MHRミレ。カウルの形状がこのようになったMHRの「縦型カタログ」には3種類ある。900、1000(ミレ)、カジバ版1000。この最後のモノは手に入れそこねていて、長い間探していた。これでやっと揃ったというわけ。ポーカーは5枚だが、MHRカタログは6種類揃ってやっと「フルハウス」完成なのだ。サイズのひと回り小さな...
View Articleスズキは本気だった。XN85ターボ、1981年。
欠品のスズキターボのカタログをようやく見つけ入手した。なんだこりゃ!!日本語じゃないか。ホンダのCX500ターボとスズキXN85は1981年に発売された。ホンダはターボバイクの国内認可にかなり本気だったと知られているが、スズキも同様だったとは知らなかった。ヤマハのXJ650ターボは82年。カワサキは84年、排気量は750cc。おそらくこのカタログの日本語版は表に出なかった。「赤」が入っているページを...
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