スズキGSシリーズの続きです。
カタナだけど名前はGS1100S。それでもちゃんとした(GSX1100Sと同じ)4バルブカタナでございます。
恥ずかしながら私ゃ対米仕様に750ccカタナがあったとは知らんかったです。
ツートンカラー3本スポークのカタナ。じっくり見るとちゃんとシートにベルトもついています。
カタログはUSスズキ発行のUS印刷。スペックには馬力表示はなし。
表紙はちょっとだけ未来イメージ。ほにゃらら星雲を背景に1100ccが疾走します。XN85やGS650の表紙の絵面が気に入ってこのシリーズを集めだしたのですので、これはこれでなかなか満足です。
GS450シリーズ
ツインのGS。
カタナシリーズの450優等生ツイン。ちょっと過激なデザインと思っていたキャストホイールの「ファイブスター」はこういうおとなしいデザインにはぴったり合うと感じました。
400ccではやはり中途半端すぎる。海外だと排気量450ccとか550ccってのがナナハンの下位の区切りでちょうどいいのでしょう。バルブ数が書いてないから2バルブかと思ったけど、国内向けはGSX400Eというちゃんとした4バルブ。
アメリカンの450TXとGAはフロントがドラムブレーキかディスクという違い以外に何かあるのか。よーく見たら、あらあらGAは2速オートマチックじゃあないですかい。
オートマバイクはホンダだけじゃなかった。
1150ccと550cc 親子ほど排気量の違いがあるカップリングでございます。
同じシリーズっぽい表紙デザインですが、コイツだけは1984年版。
最後に残ったヘビー級GS1150ESとはタッグを組む相手がいなかったから急遽出来たような即席コンビです。
だいたい550ESは、おい、お前2度目の登場じゃあないか。
表紙も2枚の写真を組み合わせる、っていうこれまでの統一感も無視。
シリーズ物はいつも最後にはこのようにルールが崩壊していくのです。
GS1150ってスズキのエースのわりになんとなく地味じゃないですか。
こういうバイクのカタログにはひねくれもんは手を出さざるをえないのです。
手を出さざるをえない=手を出すに決まっている、という意味です。
おまけのカタログ。GSXツインの450ccシリーズ。これは1982年もの。
コイツは1983シリーズ入手の際のおまけでついて来た。
まずは450E、国内版でいうとGSX400E。通称ザリガニでございます。
アメリカ向けのカタログだけあって、450E 以外の3種類は全てアメリカンスタイル。ヤマハのXJのようなキャストホイールがついて、このキャストメルバにも似てるな、でアメリカンバイクにもジャストフィットなんでございます。
TとかTXとかLとかあるけど、だいたいこういうもんは『L』が一番偉い。
ラグジュアリーの『L』かな。
そして一番高い。