スズキの「地味かっこいい」バイクGS500E。
GS400Eが国内向け、500はそれの輸出版で「中免制度なんか無い国」仕様。
あれ、500が先だったかもしれない。
400ccが39馬力、500ccが43馬力。169kg。可もなく不可もなく優等生。
日本では不人気だったこのバイクもヨーロッパではそこそこ売れてロングセラーらしいです。ほらね。すっきりとしたいいカタチじゃないですか。
問題は印象ポイントですね。
もし、このバイクを持っていて、
例えば、例えばですよ。誰かとバイクの話をするとします。
「バイクに乗ってるそうですね。何乗ってるんですか?」
「GS500Eっていうやつですけど」
「GS?ああ70年代の丸っこいタンクの。スズキにしてはすっきりしたバイクですよね。Eがついてキャストになって。あれって海外向けの500ccがあったんですか」
「違います。あの昔のヤツじゃなくて、その後に同じ名前で出たんですよ」
「どんなカタチのヤツですか」
「空冷2気筒で角フレームで三角タンクのフツーのカッコしてるクルマ」
「うーむ(イメージが掴めない)……」
「だから、ホンダのブロスのエンジンを並列にして、ちょっとチープにして。じゃない。ブロスじゃ分かりにくいか。ウルフ200にボルティのエンジンのせてちょっと大きくして2気筒にして。じゃますます分からなくなるか。
SRXにだな、そうそうそれこそツインののGS400のエンジンをのせて、……」
「えっ?」
「だー、か、ら。えーと、なんて言っていいのか、RZRを空冷にして4ストにしてカウルを外したヤツ」
GS500Eは実にRZRに似ている。
だから説明するよりカタログを見せると一発で解決する。
リヤシートのコッカースパニエルは何のためなんですか。
耳が後に流れて、走っている風です。
ノーマンロックウェル風の表現。
カジュアルなバイクってことかもしれません。
ショーエイのこのヘルメットが懐かしいです。