今さらですが,暇さえあれば「Cafe Racer」で検索したyoutubeの動画ばかりを見ています。
60年代初期のものや鋲打ち革ジャン時代のものではなく、わりとリアルな現代のカフェレーサーが好みです。というのも昔のカフェレーサーの音楽によく使われる軽いロカビリーサウンドが僕はどうも好きじゃないです。
Edgar Broughton Band とかもっとドライブ感のあるスワンプロック、背骨のあるバックビート使用のものだと動画はまず間違いはありません。
現代の動画ものはカフェレーサーのほとんどがカウル無し、セパハン、オリジナルシート、水平フレーム、ジェットヘル、革ジャン。この辺りが見事にお約束って感じです。たとえば
対する昔は。リアルタイムの貴重なフィルム。
次々と改造レーサーの画像を見せていくパターン。
こちらはジャズのスタンダードナンバー「Take5」を使っている。
昔の錆び錆びポンコツバイクを持って来て、美しいカフェレーサーに再生するという何とも微笑ましい動画。もともと僕は改造バイクは好きじゃないのですが、こういう改造ならもろ手を上げて大賛成です。
エースカフェが英国なら対するJOE BAR TEAM ジョーバーチームはフランスのバイクカフェ代表。向こうのおっさんたちが夢中で読んでるちょっとノスタルジックで、スピーディーなバイクギャグ漫画のことです。
僕の持ってるのはイタリア語版。登場人物は4人。それぞれホンダCB750、カワサキ750SS、ドカ900SS、ノートンコマンド850に乗っている。
時代設定は1975年頃らしい。元祖英国のACE Cafeとは違い、ちょっとだけアットホームなバーに集まる連中です。
Edouard Bracame(ハンドル・エド)
Jean-Raoul Ducable(ジャンノット・ル・ケース)
Jean Manchzeck(アルスワイユ)
Guido Brasletti(ぺぺ)
ハンドル・エドのCB750。セパハンとカスタムシートはカフェレーサーでは当たり前。KゼロかKワンかは分かりません。
これかな。
ジャンノット・ル・ケースのH2
何しろ漫画の中でタイプが変わっていくからどれと断言できない。時々H1に入れ替わったりして。緑だったり、茶色だったり。ほとんどはこれ。
アルスワイユはノートンコマンド850インターステイツ。色は黒。
イタリア人のペペはドカの900SS。ただしカウルは750SSのやつを付けている。
さて、Ace Cafeの英国でもないJoe Barの仏国でもないニッポンのカフェライダーは「辰巳カフェ」に集まります。
バイクも様々ですが、集まるライダーは1950年60年代の骨董品ばっかり。
今日もドカ、グッチ、TX、マッハ、BM、トラ、ベネリ、アグスタ……。
「九州産の客人」が首都高に来るという噂をききつけて、確認に来た人も多かった。
熊猫様 また遊びに来てください。