「鉄騎兵、跳んだ」
このタイトルが素晴らしい。
プロテクターを鉄騎兵にたとえるとは。
物語はそれほど好みじゃない。
ホンダの主人公が挑むのは、ヤマハのワークス(セミワークス)チーム。
ここにニッポン劇画、悪役の定番といえるタイプ、「天才児」がいる。
記憶では主人公のジャンプと「勝った勝った勝った勝った」で小説が終わった、たしかそのはずだった。
ネットで読んだ映画のあらすじでは2位に終わったようだ。
本当はどうなってるんだろう。
まず自分の記憶があてにはならない。
YZはジャンプする。
1982年の後楽園球場ジャパンスーパークロスでは本場の選手の大迫力、半端ないのジャンプ力とテクニックを日本人は初めて見せつけられた。
ショックだった。
なるほど見せる競技だから、あれだけ派手なアクションがないと客は呼べない。ローラーボールのようだ。
リックジョンソンが飛ぶ、飛ぶ。そして跳ねる。
はるか昔の前世紀。
DT1の昔から、オフロード車は空を飛ぶことが決まっていた。
スクランブラーですら簡単に空を飛ぶのだから
ハスラーだったら、もう飛ぶのは当たり前。
スズキならたとえT250だって空を飛べる。
GSX-Rも走りだすと即離陸し始めるのだ。
ホンダも飛ぶ。
ホンダが飛ばないわけがない。
スティーブマックイ…じゃない、エルシノアも空を飛んでいる。
KDXもやはり空を飛ぶ。
KXもかるく飛ぶ。
外車だってそりゃあ当たり前。
フサベルは飛び立つ。
BETAは大自然を飛び回ってるらしい。
トライアル車は山登りをはじめた。