80年代に入るとスポーツタイプのバイクはほぼキャストホイールが標準装備となった。結果あのSR400までが。
それまでは国内での認可が難しかったのか、同一車種で輸出仕様がキャストホイール付きなのに対し国内モデルは大半がまだスポーク仕様だった。この四角いタンクの2ストRDシリーズやGX250/400/500などがそうだった。
1978年ヤマハの国内向けで最初にキャストで登場したのがなんとアメリカンモデルだった。GX400/250。これには「スペシャル」、SPLという名称がくっついていた。
カタログは空冷RDシリーズの四角タンク。400/250。プラス200。200は珍しい。それにしてもこのカタログを見たとき、「赤いキャストかよ」と思わず独り言。
400は教習所では素直な乗りやすいいいバイクだった。四角いタンクの見た目がどうも駄目でしたが、125はそれなりにまとまって見えた。
このあとの1979年、丸っこいタンク、キャストホイール、ラムエアー空冷最終モデルとなる。僕はこのモデルが好きで現在のカタログ集めのきっかけにもなった。このとき探していたのが対米仕様白で赤ラインの「デイトナスペシャル」のカタログです。
ありゃ?今気づいたんですがこのドイツ語版カタログ、裏面に1979年の表示が入ってる。丸っこタンクの空冷最終版は1979年にはヨーロッパで販売されなかったのかなあ。(唯一イタリア語版で250ccのものだけはカタログがある)
手持ちのカタログ、「四角い顔」。他にもまだまだどっかにしまってあるはずだが。見つかんねえ。