テンプター、スズキ製のSR。
シリンダーがやけにすっきりしたサベージエンジン。
オートバイというものをデフォルメして書いた絵のようにシンプルな印象。
すぐ忘れてしまう存在だったのだが、今頃になってその良さが分かってきた。
よくあること。
何でもそうだがある時実物を見て、あれっ?ちょっといいじゃないですか、と気づいたのです。
スポークH型ホイールにツーリーディングのドラムブレーキ。
メッキのシリンダーフィンのまあ大げさなこと。最初本物を見た時、オーナーがブレーキだけSRのものをとってつけたのかと思った。
それにしてもこのエンジンの雰囲気どっかで見たことがある、と思って思い出した。
スペインのサングラス。ヤマハ系列って聞いたことがある。
500ccの単。たしかカタログも持っていたぞ、と探したのがこれ。
SW-1
人気が出たのは生産中止後。そりゃあそうだろう。この良さが分かるまで時間はたっぷりかかるカタチ、色。とにかくこの生産中止は早すぎた。
カタログだって1種類と半分しか出していない。(カタログとチラシ)
なんていえばいいのか、カッコいいし好きだけど、自分では持ちたくない。服に気を遣って乗らなきゃいけないような面倒臭さ。いや、やっぱり欲しい。
そうそう、ベスパに乗っているあるバーテンが「SW-1って知ってますか。あれが欲しいんです」と言っていたのを思い出す。色々な意味づけを背負っているスズキの異色の色男。
値段は当時で688000円。さすが坂井直樹プロジェクト。
グース
ジレラサトゥルノが好きな人ならば十中八九、このグースが好きかもしれない。10000以上回る単気筒。
カタログは350と350/250があって表紙の表示以外ほとんど同じ。
昔のネイキッドスポーツでこんなにバランスのとれた美しいマシンはないのになぜかあまり売れなかった。