ヤマハのストリート系バイクのカタログや動画などが面白い。
いや、これはもう過去形。
海外向けのsport heritage2014というカタログはニッポンのよく見る商店街を背景にとけ込む絵のような中をSR400が疾走する。
SRは400です。いまやヨーロッパでも500でなく400らしい。
我々がヨーロッパの当たり前の街並にある種の敬意を感じるのと同様、ヨーロッパ人はどうってことのない日本の景色に非日常の神秘性を見いだしているのかもしれない。
今風の画像処理が生きている。
一方MT-07のカタログ「Dark side of Japan 」では、その名の通り新宿のダークサイド、逆版の花園神社を背景にぶっ飛ばす。
右側通行に見せるためなのか。
おっと、そう思ったら逆版じゃない。花園神社の旗が裏返しになってるだけで普通のダークサイド「新宿」じゃないか。そう、東京ダークサイド「新宿」。
渋谷贔屓のカタログハンターは新宿には厳しい。
ちゃんと書くと60年代から70年頭にかけて文化というものが新宿中心に中央線に沿って川下に流れていた。
カウンターカルチャー?そんな新品の言葉をおっさんは使わない。
昔昔昔。渋谷っていうところはせいぜいブラックホークや天井桟敷の本拠地があったぐらいで何の魅力もなかった。むしろ横浜の方が活気があったくらい。
それが、いや、書きはじめたらそのまま先まで話が繋げなくちゃならなくなる。
MT-07のダークサイドイメージは最新プロモーション動画では最悪にもアニメ化されちまった。これはひどい!!だから紹介しない。
口直しにシグシグスパトニックの「ラブミサイル」。
で、いきなりビーノの話。
ポップなイメージだったら大昔のビーノの広告がいい。
僕のそのコレクションは完成した、らしい。
気になっていたビーノカタログの欠品の2点を買ったから。これで完成かなという気がしますが、油断はできない。もう金輪際「××を全部集める」なんて事は止めたいと思う。本当にこれで全て揃ったのか。日本のどこかには「ビーノ」についてやけに詳しいいオヤジがいて、「なーにがカタログハンターだ、ビーノにはなあまだまだこういうカタログがあってだなあ、えっ?あんたこれ知らないの、これだよこれ。この世界じゃ常識ってなあもんだ」などとビーノうんちくで威張りたおすマニアが出てきて、口は悪いが教えてくれる、なんて事を期待はしているがそんなことあるわきゃあない。
ヤマハ繋がりの話。
カタログではなく雑誌、モトラッド誌に乗っていたYDS-3の写真がよかった。
この時代のバイクはあまり知らない。
でも格好いい。格好いい。とにかく格好いい。