ある人はこの時代、70年代のキャストホイールが現れる寸前のモデルが一番美しいといった。もちろん偏見です。
ヤマハ4ストでいえばGXシリーズがそれで250/400/500/750、どのモデルにもスポークとキャスト仕様があった。GX500は国内向けだけがスポークで、海外向けはすべてXS500という名のキャストモデル。
GX750は大きく分けて２種類、初期の60PS集合マフラーモデルと後期の67PS左右振り分けマフラーモデルだ。後期型にはスポークとキャスト仕様がある。このことにたったいま気がついた。(上の画像では左が後期型）
前期型と後期型、マフラーやシートエンドのカタチばかりを気にしていてホイールのバリエーションは完全に忘れていた。
カタログ
80年代まで、2→3→4気筒と進化してきたヤマハのナナハン。
GX750の単品カタログは国内にたった２種類しか存在しない。ともにスポークホイールモデルだ。これ以降後期のキャストホイールGX750は全てXS750スペシャル等と同居したカタログになる。販売をアメリカンモデル中心に切り替えたせいなのかわからない。謎です。
一方GXという名ではなく、輸出名XS750ならカタログの種類は海外に山のようにある。あまりに多すぎて収集する気がしない。国内で不人気といわれるGX500やGX750は海外では（XSという名で）実際にはそこそこ成功したクルマなのかもしれない。