チャピィです。
チャッピーではないです。ワイルドワンズなんかじゃないです。
チャピィとかジッピィとかボビィとかヤマハは音引き(ー)よりもちっちゃなイの字が好きだったに違いない。
チャピィは1973年、女性向けを狙ったソフトバイクとして登場した。その後はマリック、リリック、ポエットと進化し続けたが、
1976年に近代スクーターパッソル、パッソーラが登場してからは「時代」はすでにステップスルースクーターの全盛期と移り変わっていった。
チャピィには80ccもあった。シートはシングルのまま。オートマ、自動遠心3速、マニュアル4速とミッションのバリエーションもあったそうだが、クラッチ付きモデルはフェンダーなどの仕様が異なり雰囲気はややワイルド。
さて下はヤマハの総合カタログの表紙とジッピィ、チャピィのコンビネーションカタログ。フェンダーが違う2種類のチャピィが並んでいて、その違いがよく分かる。
中華チャピィってのがあった。エンジンは4ストローク。
どっから見てもチャピィ。
わけが分からない。ここまで似させて何のメリットがあるのだろうか。チャピィのデザインにそこまでの価値があるのだろうか。
中古市場で人気爆発レジェンドモデルってわけじゃない。日本ではもうとっくに忘れられた存在のソフトバイクですぜ。中華バンバンもそうだった。
他には中華モンキー、中華ダックス、中華ドリーム50に中華ベスパ、中華フュージョンや中華レベルもあるけど、リスペクトではなく、打算臭がプンプンする。
それならまだ分かる。ただドリーム50モドキ125ccにはセンスの良さと共感を覚える部分もちょっとはある。