本当は「モトグッツィ」といった方がいいのですが。
グッチの国内向けカタログも手に入ったのですが、封筒にはちゃんとモト・グッツィカタログ在中と書いてあります。
欧州向けは今どきの四角いカタログで、これが好きではないので中を見ないまま乱暴に積み上げていた。
たまたま目が合った。ページを開くとおお、私の好みじゃねーですかい。
最新のカタログでは国内向けがV7、あるいはV9のみ、欧州向けではV7とV9が一緒になっている。
左が国内版、右が欧州版。天地は同じだが左右は欧州版がちょっと長い。ツヤツヤの国内版に対し欧州版はマット系ざらざらの表面。
共に空冷だが、味付けの違うV7とV9。使われる書体も違う。
伝統のタンク造形とシルエットを受け継ぐ、V7/50とは1967-2017の「50年間」を指す。
V7といって、斜めにレイアウトされたセパハンスポルトモデルカタログをまっさきに思い出すのは僕くらいか。昔のV7にもいろいろなタイプがあった。昔のV7スポルトは同じセパハンでもフロントフォークから伸びたハンドルだった。
現代のV7はV11よりさらにオーソドックスで保守的先祖還り。つや消し塗装部分のみ現代風だ。
老舗メーカーに最近多いカフェレーサー、アメリカンマッチョとスクランブラーの3点セット。
。V9は進化したカタチの今どきのアメリカンスタイル。
オーソドックスな2本リヤサスが今どき風というのもおかしな話だが。
こっちのカタログではV7レーサーが3ではなく2になっている。
V7とV9、カリフォルニアの1400ccカスタムが現在のグッチラインナップなのだ。ちょっと寂しいが、ネットで見てもそうらしい。
全て2本サスで空冷(カリフォルニアのみ空油冷4バルブ)7も9も伝統のOHV2バルブと、なんとも男らしい。