1978年8月英国のショーで発表されたCB900Fは衝撃だった。
マシンのかなり前衛的なカタチもさることながら、CBに跨がるビキニの金髪おねいちゃんモデルがとにかく魅力的だった。
なのに肝心のバイクが青だったか赤だったか覚えていない。
翌年発表のCB750Fのメインカタログは文字が主役。
そこは前回のOHC集合750F-1も同じ。
気づいた頃から2種類の表紙バリエーションがあって、
そして集めるのがいやになった。
ところでどう違うのだろう。
表紙を比べて、NEWとNEW-TYPEだったらNEWの方が古いだろう、NEW-TYPEはマイナーチェンジだと考えたが、どうも正しかったらしい。
2つの差は750Kの色が違うくらいしか分からなかったが、よく見るとフロントのディスクブレーキが片方がWだってことに気づいた。
この変更は80年に行われた。そうグレーの表紙はマイナーチェンジ後だ。
自分でも持っていた。
自分のバイクなのにどんな色だったか覚えていない。グレーだった気がするが確信はない。
750Fは試験車両だったし、教習所のジムカーナでさんざん乗った。ちょっと前傾のポジションも良かった。エンジンの吹けも車体のバランスも自分にはちょうど良かった。
置く場所がなくなった自分の750Fを安物が大好きなHクンに売りつけようとしたら「この僕にコムスターに乗れっていうんですか……」とケチをつけられた。