ちょっと格好いいカタログの表紙。
毎度おなじみのMZです。
MZは東ドイツの名門で、DKWといった方が分かりやすいかもしれない。
ヤマハの赤トンボももとはといえばDKWのRT125がルーツだ。
※RT125はあか抜けた最新のものもずっと同じ名前を持つ。
ジャパンベスパが扱っていたとは知らなかった。
かつてMZはデグナーを擁して125ccや250ccで戦ったこともあった。
旧東欧チェコにはJAWA(ヤワ)があった。
1929年の創業という老舗。レースでも大活躍。
旧共産圏ではかなり売れたらしい。インドでも生産された。
ちなみに中国の真っ赤な「幸福」号も250ccのJAWA353のコピーだ。
カタログは片面が白。裏表2ページで2種類ある。
写真といい、色遣いといい、まったく名門とは思えない、まるで東アジアのバーゲンバイク風のチラシだ。
歴史あるJAWAですぞ。これじゃなんだか悲しくなる。
背中で泣いてる老舗のエンブレム、男、ヤワさんどこへ行く。
オーストリアのPUCH(プフ)。これはまだましだ。
エンブレムがなかなか格調高く粋です。
このプフマキシ、写真からはペダルがついてるかどうかは分かりません。
どうってことのないデザインですが、なんとなく品の良さを感じます。
生まれのよさって言うんですか?
プフといえば僕にとって印象的だったのが昔の赤いカフェレーサーCobra80。70~80年代のバイクらしくキャストホイールとミニカウル付き。(上の画像の右下の赤いマシン。総合カタログから)
当時の雑誌で「世界のバイク」なんていう特集が組まれた時にはかならず取り上げられていたクルマだ。