知ってる人は知っているある英国車専門ショップに世話になっている。
僕は塗装はほとんどここにお願いしている。
先週気になっていたアグスタのスペアのタンクの塗装を頼んだ。
そのタンクには鉄製のレーサータイプのキャップが最初からついている。
それがどうもチープで好きじゃない。
アルミタンクといっても外見はノーマルそのものだから純正ノーマル(よく見るイタ車標準の)鉄キャップをつけたかった。そうでなきゃせめて航空機タイプキャップでアグスタF4あたりについているのをくっつけようかと。しかしどちらも無理っぽい。
でひらめいたのが「エノット」だ。
もしやと思い持って行くと「これならつくよ」と言われた。
流行というものがあるとしたら今まさにカフェレーサーとスクランブラー。
英国車で古くから過激なカッコしたモデル作ったりで、改造カフェレーサーのイメージが強いのはノートン。
トラといえば逆にありのままがサマになりすぎる。
野性的なエンジンやタンクの造形はそのまんまだとビッと決まる。
もちろんこれ古いトラの話の場合。
もちろんちょっと前までレーサーレプリカみたいなトラ「らしくない」のをたくさん作ってもいた。
今はこれだそうです、Thruxton R 1200改。
トライアンフ製のカフェレーサー。
こいつは市販車ですかい?
おそらく色んなキットをつけて提案したモデルとのこと。
自分のトライメージとはまったく遠いが、なんだか気になるデザイン。
一方スクランブラーにはこんなのが
ベースは900のストリートツイン。
キャストホイールもよく似合っている。
ボンネビルのナナハンはキャブレター時代こういうキャストをはいていた。
いつの時代か分からない。
なんだかヤマハのロゴマークが似合いそう。
3気筒系のデイトナとかスプリントにはどうもトラっぽくないイメージが。
ただこれが若い人にけっこう売れていたそうだから、文句はない。
しかもメンテナンスフリーで壊れないとのこと。
壊れないトライアンフ!!
自分たちの世代にとっては、どうもマニアの爺さん達が頭にちらつきます。
「そこんとこのネジ純正じゃないね」とか
「オイル漏れしてないって?オイルは継ぎ足しながら走るもんだぜ」とか。
こういう爺さんはどんどんいなくなってしまいましたが。
今回塗装頼んだお店にはまだいくぶん昭和の雰囲気が残っています。
英国車つながりで1965年「007/サンダーボール作戦」に登場したBSA。
原作ではトライアンフのライダーが手榴弾を投げるのだが、映画ではBSAがロケット弾でクルマを襲う。
そんな望月三起也的発想のゴールドスターとルチアナパルッツィ姉さん。