SがあってSSがあって、SSSがあれば、最後の一枚が欲しくなる。
カワサキの縦長チラシ90ccシリーズ。4種類のうち持っていないのは基本の90SSの商業車。
いつかは手に入ると思ってるからか、あえて急がなかった。
90のスペックは最高速度100km/h、登坂29度、リッター75km/h。
SがGA-1、SSがGA-2、SSSがGA-3。あれっ?それじゃあ90の商業車は?
GA-1Aでした。
90、90S(90SS)のウリは90ccクラス初めてのパイプフレーム。
90と90Sの違いはシートがダブルかシングルかということと、えー分からん。
ともに最高速度は100km/h。
別のシリーズ90の横位置のカタログではコロナマークⅡ1900SLに勇ましく勝負を挑む90商業車の姿が表紙になっていた。
90Sと90SSの違いはミッション。車重も同じパワーも同じ、4速ロータリーと5速リターンの違いによって最高速と加速が大きく違う。
一速余計についた分の値段はプラスの3000円。
3000円で加速と最高速の数字とSの文字一個が手に入るってわけです。
この頃のカワサキのカタログ用の写真はほとんど右を向いているのに、SSSは左向き。
マフラーが左についているからだ。
よってA1SSもバイソンもトレールボスも。しかしこれには例外があって120ccのC2SSだけは右についている。どうしてだろう。C2SSによく似た輸出用の175ccはマフラーが左。
僕は子供の頃、怪獣消しゴムもカードも集めた事はない。
だからか、カタログに関して「シリーズごとに集める」という行為に夢中になった。穴だらけリーチだらけのビンゴカードのように、あと1枚あれば揃うのに、と思うコレクションがいくつもある。
探す、ようやく出会うというのが楽しみなのであって、あえて急がない。
カラフルなタンクの女性対象の90ssデラックスというのもあるが、この場合「縦長カタログシリーズ」からは外れる。