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Channel: バイクのカタログハンター日記
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ボブキャット。山猫は眠らない。

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カワサキのTR、2ストトレールシリーズ、125ボブキャットについてです。
縁がなく、去年やっと、やっとこさ手に入れましたです。
もちろんカタログの話です。
harabonさん曰く塩害を考えて、海ではなく琵琶湖で撮影したに違いないという謎のカタログ。フロントあたりからしぶきが飛んでいるところを見ると、静止状態ではなく実際に走ったように見えます。

ノーヘルサングラスで革ベストですぜ。
おそらく本職のスタントマンなのによく見りゃなかなかいい男だったに違いありません。
ぷっくりほっぺの後期型A1/A7のモデルさんとは大違いです。(ごめん)

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表紙は広げると1枚の写真になっています。
(裏表紙の右寄り、しぶきのところ)スペックが読みづらいのですが、そこはおそらく「写真がいいから変な加工はしたくない」と制作者が突っぱねたのでしょう。
普通だと広告制作の流れの中で「なんだコレ!!スペックが全然読めないじゃないか!」と大声を上げる人物が一人でもいるとあっという間にデザインは変わります。読みにくいから文字に「縁取り」を付けましょう、とかスペックの背景を白マド、あるいは「うっすら半調」50%のマドにしましょう、という結論になります。

よーく考えるとカタログ好きの僕なんぞが喜ぶカタログより、たとえ見映えは悪くとも文字処理をした読みやすい方が正解だと考えられます。
カタログはコレクターのためではなく、バイクを買ってくれる潜在ユーザーのためのものだからです。商品を新車で買おうとする人たちは、もとから崇高なデザインなんぞ求めていないのですから。

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カタログに必要な3要素は「夢」と「現実」そして「燃料」。
夢とは表紙の絵。そのバイクを手に入ったらこんなに幸せだぞという仮想幻想を見せる事です。
現実とは単なる現金価格の表示。
最近のものはこれがきっちり表記されていない。
燃料は買いたい気持ちを後押しするコピー、説得力を高める性能スペック、他車と比較させる何か。「買いたくなる気持ち」がめらめらと燃え上がるための燃料なのです。

これが一番大切です。


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