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Channel: バイクのカタログハンター日記
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カタログコレクションのきっかけはマッハでした。

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マッハのカタログを集めようと思っていましたが、
すぐあきらめました。もう昔、昔のことです。
集めだすと終わりがない、本当、きりがないからです。

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バリエーション
輸出車のカタログは普通、米国向けと欧州向けにきれいに分かれます。
ところが例外的にカワサキには欧米兼用のものがあったりします。
例えばホンダの欧州版には英独仏伊西と写真が同じカタログでいろいろな国の言語別にテキストを差し替えたものがよくあります。
カワサキの場合コピーが全く同じ英語なのに中身の写真だけタイプの違うものに差し替えてある、意外に芸の細かいものがあります。
例えば上の3種類のカタログは刷り色の濃さを別として表紙には何の違いもありません。左からフランス版、英国版(英語版)米国版です。(勝手に判断しましたが、英語圏版、北米版、オセアニア版かもしれません)
で、裏面の写真はこうなっています。

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見逃しちゃうところでした。ハンドルとリフレクター、シートのベルト有無など米国向けと欧州向けモデルはカタログ写真が違うのです。中面の比較ではさらに細かく異なる写真があります。

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まさに見ての通りです。色違いもあったりして。いちいち違う写真をチェックするのがおっくうになりそうです。
このパンフは日本で印刷したそうですが、製版指定は面倒だったでしょうね。
中面の写真で英語版と米国版の違いを見てください。
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マッハマニアはおそらく世界の50歳代を中心に数万人いるのでしょうから、型式名や各国の仕様の違いなどウソを書くと大変です。彼らを敵に回したくはありません。型式名?私なんざあ覚える気がさらさらないもので、覚えやすく「コカコーラS2後期型1本線タイプ」と呼んでおります。

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リフレクターとベルト
車体左右4カ所のリフレクターは対米仕様にだけついているのか、と思っていたのですがこれがどうもそうじゃないみたいです。
画像は1972年フランス版(日本ではなくフランスで印刷されたもの)の総カタログですが、750H2と500H1にはリフレクターがきっちり付いています。
1972年に出たばっかりの250S1にはこれが付いていない。そのかわりにその部分になんと「穴」が。
シートのベルトに関していえば750H2と250S1には付いているのに500H1にはなし。おいおい一体どうなっているのだ。

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本当に正直に言いますと、マッハのバリエーションなんざあ私にとってはどうでもいいことでありまして。気になるのはむしろカタログのバリエーションなのでございます。
下は型式不明。これを自分流にいえば「350S2テールアップレインボー」のカタログなのですが、フランス版のたった1種類しか持っておりません。中面にはコンチハン、リフレクター無し、そのかわりとっぱずした穴があり、ベルト付きです。対する表紙はなぜか堂々の超アップハン。

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いかにも対米仕様が存在しそうです。
ただ最近この手のもの値上がりしちゃって、気にはなっているのですがなかなかこれ以上入手できなくなっちまったです。

僕自身ついこないだまでアメリカ向けマッハカタログは表紙に下から煽った3気筒マフラー写真を用いた3種類と宇宙シリーズ(レインボー)、ディーラー製大量印刷のチープな小型パンフ4種類しかないと思っていました。
そして粒子が荒れた縦型のアップ写真の3気筒シリーズ、レインボーも後期型もすべてヨーロッパ仕様のみだと思っていました。根拠なく信じ込んでそれぞれフランス、ドイツ仕様、英語仕様が揃えばよしとしていたのです。

あるサイトで宇宙シリーズのフランス語版を見て「ガーン」ときてしまいました。普段から専門の本を読まないからかもしれませんが、マッハにはまだまだ謎が多いです。国内マッハ最後のH2、メタ紫のこの71馬力マッハは国内専用かと思っていましたが、イタリアでもよく見かけました。
こいつも謎のままです。

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