この感じですよ。「金属のメカニズム感」。
個人的にこれを最初に感じたのは黒銀メッキのCB450だった。
XS-1よりTX650になぜか多く感じる、ガソリン/グリース/オイルの匂いとキンキン共鳴する金属音、メカノイズ。
2気筒OHCは直立する事で威厳を保ち、ちまちまと樹脂化して軽量化をはかることをよしとしない潔さが立ちふさがる。
そりゃぁ好きに決まっています。
性能？ヤマハ初期の4ストはイマイチだったとも聞いています。
行きつけのバイク屋さんにはTX750があって、実は僕は650より750、500の方がもっと好みなんですが……、もちろん見映えのはなしです。
えぇ、それはまあ置いといて。
言ってしまうと、ちょっと前傾シリンダーフィンにたまらない色気を感じるのです。海外でも人気ですねえ。カタログももの凄く多いです。
カタログコレクターのドイツ人から久しぶりにメールをもらいました。
カタログといえば、コレクター/マニアはドイツ人かイギリス人かフランス人と決まっています。イタリア人とオランダ人もいるにはいる。
しかしアジアやオセアニア（ビジネスマンなら）にはいない。アメリカにもなぜかいない。
ドイツ人はとくにDNA的にもマニアックな人種だと分かっているんですが、この人はXS系650のカタログを集めていて、「欲しいのは四角いXS-1の初期型カタログでしょ？」とメールするとあっさり認めた。日本人ですら入手困難なカタログなのに。これ書きましたっけ。書いた気もします。
さて彼が持ってるバイクはXS-1ではなくTX。それにR1、もちろん今のR-1ではなくて60年代350cc空冷の2ストバイク。これも金属感満載のマシンだった。
たった今、タイミングよく別のTX650の英語版カタログが手に入った。
4ページもので表紙写真は裏表紙と連動している。
日本では見たことがないタンクグラフィックなので、時代等の判断はできない。上の仏語モノとパッと見マフラー形状が違う。フロントはシングルディスクに見えるのでこちらの方が古いモデルだと思う。当たり前か。