世界一BMWバイクが似合わない男、カタログハンターでございます。
僕が一生持っちゃあいけないバイクだと思っています。
こないだある場所で黒いR90/6?を見て、いいな、欲しいなと思ったのがきっかけです。その瞬間の2秒後に気づきました。
これは自分に似つかわしくない。持ったら「落ち着いた中高年」そのものになってしまう。
俺らしくないとは……。
なんと一人称が変わる程の衝撃!!
ついでにいうと、僕ほどロレックスが似合わない男はいますまい。
昔義理の父親が自分のロレックスを僕にくれようとしたのですが。「ウチの人には似合わないから要りません」とニョーボの反対でやめたくらいです。
時計は1万円程度のセイコーの普通電池モデルに時計の2倍以上する高い金属ベルトを付けています。高級腕時計が嫌いってわけじゃありません。カルティエのタンクを持ってはいますが、冠婚葬祭でつける時以外以外は机の中。忘れちまった存在です。
ロレックス、BMW6気筒(4輪)、仕事着はポールスミスと三種のアイテムを揃えた成り上がり編集長A君には「ロレックスちゅうもんはなあ、自分で買うものじゃない。親か嫁さんの父親にタダで貰うものじゃ」とイヤミを言ってしまいました。
こういうBMWのオーソドックスな水平対抗って、二代続くバイク好きの親子の父から息子へ受け継がれるそんな存在のバイクであるべきだと思います。
だったらいいなっていう、願望からの勝手な想像です。きれいごとです。実際にはそんな事はありえないでしょう。
死んだ父親は僕にマニアックなローライ二眼レフを残してくれましたが、親不孝な息子はこれを代々木のフリーマーケットで千円単位で売っとばしてしまいました。
現実ってのはだいたいそんなもんじゃないですか。