TR250 F8。カワサキ製、2ストの大昔のトレールバイクであります。カタログには「バイソン」付きと「バイソン」無しがあります。というのは国内で商標の問題があったのでしょうか。商品名の登録に関しては、メーカー同士の交換やら売買が意外なくらい大っぴらに行われていたと聞いていましたが、そういう慣例以前の話だったのかも知れません。(トレール)ボス、ボブキャット、バイソン、ビッグホーン。これが初期のカワサキ名前に「B」がつくトレールシリーズ。同時期のカワサキ総合カタログにもトレールカタログにも同じように「バイソン」表記が有る無しの2バージョンがあります。まったく関係ない話ですが、「バイソン」と入力したつもりで時々「パイソン」と文字がうたれてしまう、野牛とニシキヘビとは全然違うっていうのに。下が「バイソン」のネーム、イラスト一切を取り去った後期バージョン。いろいろ苦労が伺えます話は飛びます。僕はバイソンを食べた事がある。学生の頃、八王子サマーランドでひと夏バイトをした。「ワイルドウエスタンショー」のイベントでレストランの従業員だった。寮、食事付き。ショーに出ていたカウボーイだかインディアンだったかに「食べるか?」と聞かれ「うん」と答えた。しかしステーキだったかスープだったかぜんぜん覚えてはいない。記憶ってそんなものだ。「バイソンを食べたと」いう言語化された記憶だけ残った。本当にバイソンだったのか。バッファローではなかったか……。うーむ。いやいやバッファローだった気がしてきた。
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「パイソン」が消えた。
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