八千草薫と……。
誰だっけこの人。そっ、水沢アキ!!
八千草さんに「運転」する姿はぜーんぜん似合わない。4輪も。
メットを被って2輪に乗るとはまず考えられない。「あの人にだって乗れるんだから」現象なのか、この頃からママさんライダーが目に見えて増加した。
水沢さんについては何も覚えていないです。
タレントでソフトバイクを売るセオリーのハシリだったんでしょうか。
ロードパルの対抗馬で、原付の「跨がる」イメージから解放させた軽量ステップスルースクーター。
もしこのパッソルがなかったら、スクーターは復活しなかったろう、という話もある。いや以前の重い鉄製ボディのスクーターが消え去ってから十数年、軽量スクーターの出現はおそらく必然だった。このパッソルがなくても何らかのスクーターがいずれは登場していただろうと思う。
しかし少なくとも5年は遅れただろう。
その後ジョグからDJ-1、ここらへんが後のスクーターのスタンダードになった記憶があります。
こうみると、初期のパッソル、いつのまにかクラシックの貫禄を身につけているじゃないですか。
パッソルのくせに……なんてもう言えない。よく知っている普通の人物のはずがいつのまにか「巨匠」扱いされる例がいくらでもある。
そりゃ歳とりゃ色々ありますわな。とぶつぶつ呟くのも、これぞジジイの醍醐味ちゅう感じですなあ。