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Channel: バイクのカタログハンター日記
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ヤマハの世界。70年代が始まった。

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ほのぼのとした景色。
DXの色だけどRX350かな、これは。
XS-1で1970年と断定してしまいます。

70年代の思い出話が一番楽しい。もう戻らない過去だから。
思い起こしてみるとその70年代は魅力と、暴力にもあふれていた。
誰もが怒っていた。社会も日常も活字も。
台本の台詞にも漫画の吹き出しも命令調。どいつもこいつもプンプン丸。
アジ演説も立て看板も映画ポスターも落書きも。

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怒れる暴走族の抗争は新聞の輪転機、テレビのブラウン管からはみ出して目に見えるところに浸透してきた。
歌舞伎町や黄金町、日の出町、横須賀ドブ板では暴力が完全にリアルだった。
池袋では学生集団の乱闘が、各大学ではイデオロギーの違いの接点は暴力だった。
70年代はそんなにいい時代じゃない。これは言える。
バイクに乗ってると因縁をつけられたり。実際に危ない特定の地域へはバイクで入れなかった。こういう負の面はきれいに忘れてしまった。
友人がクルマごと拉致されたりなどの事件も身近におきる。

70年代はバイク的には黄金期です。
70年代始まりの頃の総合カタログ。
カタログを見る限り、平和だなあと思います。
記憶とカタログなどの遺物は自身を美化して語リます。

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現代はいたっていい時代です。
新聞報道は不安を煽って決して伝えませんが、現在は凶悪犯罪件数だけじゃなく犯罪件数そのものも減っています。
誰もがバイクに乗る時代じゃなくなっちまったけど。バイク好きの趣味ワールドは少数精鋭化されてます。
今をつまんねえ時代と嘆くのは峠を越したわれわれ年寄り世代だけかも知れない。バイクはつまらないが、つまらないって事は嘆く程残念な事ではない。

怒っているのは今どきの4輪の顔=つり目のLEDヘッドライトだけなのです。

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