どっちが何の「R」か分からないのですが、250の前後にRの文字をフル装備した車名「XLR250R」。
この水平線は海だろう、どう見ても海だ、と思うのですがキャッチフレーズでは頑に「大地」だの「地平」だのとこれを認めません。
海です。そう決めて話を進めます。
パリダカもテネレも、もう忘れ去ってしまった。
砂漠。映画でいえばウォンカーワイの「楽園の瑕」。これが最高。次点がアントニオーニ「砂丘」、日本映画「砂の女」これはちょっと違うか。
アフリカの砂漠はフランス映画「リブレ」「略奪者」。
砂漠の出てこない映画があります。
アントニオーニの「赤い砂漠」。モニカビュッティがよかった。
ご存知の通り、パリダカは名前だけになっちまったです。
ああ遥かなるサハラ。砂漠のアフリカ!!
ほんのちょっとだけモロッコに行っただけのカタログハンターなのに、今ではすっかりアフリカ大陸の専門家を気取っています。
砂漠を体験する一泊ツアーにも参加せず、大自然の造形を駱駝に乗って移動するロマンも経験せず、回教徒価格のアルコールの高いヤツを買って飲んだくれていました。
まさに最低のヤツです。
しかし、何でしたっけ。海です。そう海。
砂漠は見ないまでも海は見ました。「カサブランカ」。
わざわざ行く必要がないといわれているこの街には唯一もの凄く素敵なモスクがあって、海に面したそこだけは本当に別世界だったのです。
カサブランカ全ての魅力をかき集めて、この建物と秤に掛けりゃ、そりゃハッサン2世モスクの方が重い。それほどの名所です。
海とアフリカ。
そっかぁ、この時の海は大西洋だったんだな。