RZで育った人間は絶対メカに強くならないと思う。
思ったときにいつでもバイクに乗れ、なんにも手がかからないことを当たり前だと思ってしまう。
RZは当たり前に感じるほど優等生バイクでそこそこ速く、これ以前のモデルにくらべ故障知らず、全くのメンテナンスフリー。
人間で例えたらそこそこの外見も伴った「いい人」ってやつで、刺激を求めるタイプの女性たちは彼らの手を離れ、癖の強い強引な男の許へ走ってしまう。
彼女たちはたまにはRZ男君を思い出すこともあるのでしょうか。
画像は海外向けRD250LC。日本国内ではこの250が主力。
僕はRZを安く譲ってしまった。相手は友人で盗まれ癖のある男。
僕の知っている限りダブワン、CB72、ドカMHRを盗まれた運の悪い男。防犯意識が欠けているからか、僕の譲ったRZもすぐ盗まれたらしい。
ひとつ言えること。親切から安く譲ってしまうと、相手にとってはそのバイクの価値まで低くなってしまうことがある。
バイクといっても所詮は道具。人に譲ったあとは何も忘れてしまうのがベストなんだが、僕は自分のバイクにはいつも過保護気味なので引きずってしまう。一度でも「悪人」の手に渡ってしまったRZの運命は、と考えると非常に辛い。
「盗まれ癖」というものはおそらく一生直らない。彼の持っているBSAゴールドスターの運命が心配だ。
画像は海外向けRD350LC。海外では350が主役。日本向けのRZ350よりやや馬力が高い。
カタログは現実的にわざわざ集める必要がないほどすぐ集まってしまった。
しかしヨーロッパで一番RZに詳しいRZのX君と知り合ったことで、僕の持っていたRZのカタログは全てやつの許へ行った。
彼のRZ実車はタイプ違い4台。カタログはおそらく99%所有。
僕のほうは持っていたカタログのほとんどを手放した。そしていまは気に入ったカタログしか持っていない。
国内の250と350の初期型。そしてこのブログ画像の海外向け3種類。この5種類で結局は満足しちゃいました。