1984年の海外向けYZのカタログが手に入りました。
80年代です。すでに水冷モノサスで80から125、250、490ccまでのバリエーション。姿かたちもパワフルでいかにも速そうです。
オフロード市販レーサーはいったいいつ頃から売られ始めたのでしょうか。
60年代国内市場向けには市販レーサーはなかった気がします。記憶違いかな。海外向けならあった記憶もありますが不明です。
国内にDT-1が登場した時代ではまだキットパーツを購入してレーサーに改造するというのが一般的な時代だったはずです。
下の写真は1970年頃のDT-1のキットパーツを組んだ改造車。当時一番戦闘力の高かったといわれていたノグチのレーサーです。90cc用のタンクが全体のシルエットを引き締めています。
それから数年してレーサーが市販されるようになりました。僕自身カタログで知る事になるのですが。
下のカタログが僕の持っている、一番古い国産市販レーサーのものです。
年代は分かりません。おそらく70年代の初頭のもので「YZ」ではなく「MX」というシリーズ名です。
MYCKのオフセット4色では無く、なんと黄色と紺と赤と黒の特色4色印刷です。250のタンクにこそ赤が入っていますが、おそらく写真原稿はモノクロの紙焼きだったんでしょう。
紺はトレールのロゴと写真のダブルトーンに使われています。
80年代、桶川で乗ったホンダCR80のパワーのすごさに驚きました。
ホンダCRと同時期にはヤマハでいえば空冷のYZ80があったわけです。
カタログの1984年より以前の話ですが、ミニトレにYZ80のエンジンを載せると凄いぜ、とまあ半ば都市伝説のように語られていました。
YZ80エンジン?そんなもんどっから手に入るんだって話です。
空冷のYZ250ならかろうじてカタログを持っています。
ついでです。最新のコンペモデルはこんな風な姿になっちゃいました