DUCATIの1972年
こりゃなんだ!!って飛びついた750Sチラシがこれ。ドイツ語だから分からないが1972年8月1日ってことかな。この通りの住所はいま中華料理屋さんになってるみたいだ。
黒らしい塗装に前半分下にラインのアクセントスポークホイールに見た事も無い微妙なカーブドマフラー。クランクケースもベベルギアケースも黒らしい。
いろいろ想像を巡らしたが、調べると正体はなんて事の無い1971年の750S「プロトタイプ」だった。塗色は黒に黄色の市販車750Sの反転色モデル。
裏面には250のマーク3やシルバーショットガン、ドカGTが映っている。
DUCATI の1975年
下のこれらはフランスのおそらくダイレクトメールとして使われた三つ折りカタログでございます。
新時代を示すジウジアーロのスクエアケース860GTと旧ラウンドケースのクロッパ/ジッタモデル、黄色い750スポーツが同居しています。
デスモスポーツに450ccがなぜ無いかとかも気になるところです。そのデスモの写真はファクトリー写真ではなく印刷物から取ったらしく、網点でモアレが出てしまっています。
このモデルのタイプも分かりません。シートカウルの形こそ最終型のものですが、果たして黄色のカラーリングだったのか。この年たしかシングルのエンジンはすでに終了しているはずで、在庫整理みたいなものでしょうか。
下は750S/860GTの別バージョン。値段付きです。
裏面の350ツインが2シーターで見慣れたSタイプではなくジウジアーロ風。
片面印刷の125cc のエンデューロモデルがドカの時代的興味をそそります。
1975年といえば1フラン69円くらいだったという記録があります。
円に換算すると750Sが90万1140円、ちなみに1974年のZ2国内販売が44万8000円でした。Z2やZ1が海外でいったいいくらで販売されていたか知りたいと思って調べたのですが、向こうの雑誌には値段が載っていません。