ふっと思ったのですが、家族を使ったこの表紙のような写真はあまり国内のバイク広告に使われない。親子やカップル、仲間、夫婦と違って、ニッポンの家族って「絵」にならないのか。いやそんな事はないはずだ。
あるいはあるのに僕が覚えていないだけか。あり得る。
3車種が中心の昔のホンダカタログは3~4種類あるはずだ。
海外向け125cc集合カタログは今どきのものをいっぱい持っている。
しかしこのカタログはちょっと古い分珍しい。
表紙のCMは通勤用なのか。青鯖のようなタンクのCM125、ブーメランコムスターのツイン125、えーこれはJXかな、シングルのCG125。ダックス70。
家族の肖像。
1994年?頃出版された「地球家族」って写真集がある。
世界30か国の平均的家族がすべての持ち物を家の前に置き撮った写真集だ。
この本は衝撃的だった。
世界各国のライフスタイルの違いが一枚の写真の集合体で表されたものだからです。ページの厚み分、ひと言ではいい表せない感動があった。
物質文化にすっかり毒された僕ですから、amazonの書評のように「モノに溢れた、経済に先行した国への警鐘」なんて捉え方はできない。
こちらから見たら「不幸」にも見えるものだって彼らの人生の財産なのだ。
薄っぺらい奇麗ごとだけはまっぴらだ。安易な想像や理解したふりで物事を捉えるのだけはやめようと思った。必要なのはありとあらゆるカタチの生活文化が共存するこの現実を認めることなのだ。
なんの話でしたっけ?
そうそう125ccのことです。
もちろん我が家はミニマムな家族なので、地球家族の見本にはならない。
自分の家の持ち物をというと125ccバイクが1台、建物の前に並ぶ事になる。