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Channel: バイクのカタログハンター日記
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Z400FX。カワサキの硬派イメージはまさにこの頃。

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映画「マッドマックス」が公開されたのは1979年12月。
その公開前、雑誌や映画メディアで目にする写真が衝撃でした。映画に登場する暴走族の駐車シーンで当時はまだ珍しかったフレームマウントの丸っこいハーフカウルがずらりと整列する図柄。



僕は1980年に結婚して、そのお祝い金をかき集めたら40万円あった。
ちょうどその金がバイクを買えとつぶやくんですよ。
結婚式の翌日「マッドマックス」を見て、その帰りに上野に行って。
この映画好きだったら買うのはZ2かZ1000なんだろうが、中型免許なのでZ400FXを買うしかなかった。

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上野で買ったのは失敗でしたが、FXを買ったことこそまさに「必然」。
デカくて当時の中型バイクの最高峰。400ccツインカム4気筒、キック無しセルモーターのみ、前後ディスクブレーキ。思いっきり重いが走りももの凄く重い。ミクニでも京浜でもない無名メーカーのキャブがついている。
ほんのちょっと車高が高く微妙に左右の高さがちがうスペースに駐車しようとすると足が空振りして立ちゴケする。

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しかしこのバイクは頑丈だった。初めて事故ったのもこけたのもこのバイク。立ちゴケ1回、事故2回。それでもフレームはびくともしなかった。パーツ盗難1回。買ったばかりで原宿に停めていたら、ビート製のアルフィンカバーが一発で盗まれちまいました。
あの時無理して「集合」を買ってつければよかった。軽くなって吹き上がりも良くなる。ただ給料も少ないので2万5千円前後する集合管はなかなか買えなかったのですよ。

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上は最終型。ウインカーにポジションランプの機能があった気がします。初期型とはなぜか乗り心地がちがいます。
カタログは最終型がもう一種類あって、こちらは入手していません。
来年にでもマッドマックス4が公開される。もちろん日本人好みの最初の作品とは脈絡なく、海外で人気の高い「マッドマックス2」の系列のもの。



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海外仕様はZ500とZ550、そのどちらもおそらく400FXよりは乗りやすかったのではと思います。国内仕様の550はまず本物にお目にかかったことがありません。



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