なにはともあれ、80年代最初期のイケメンタンクの顔ぶれをご覧ください。
僕は今でもフレーム上端は地面と水平がいいと思っています。
なぜってタンクはバイクの顔なのだからです。ヘッドライトではありません。
タンクこそ顔、横顔が正面みたいなものですが。
タンクの「YAMAHA」ロゴマークは下に行く程右上がりです。
オフロードバイク、とくにトライアル車。そしてアメリカンバイクの上向きタンクのせいです。このあと登場したカタナの超前下がりスズキロゴにはちょっと驚かされました。3角、菱形のタンクが増えるとともに各社スーパースポーツ系のバイクは前下がりロゴも増えていきました。
1969年のスズキの広告にもタンクの比較ものがありました。
さて次はエンジン比較を表紙に持ってきたもの。
1980年に出たばっかりのRZ(RD250)を除いたメンツをみると、1970年代最後期と言いかえたほうがいいかもしれません。
ドイツには馬力規制があったらしく、RZ35.5馬力以外は27馬力に統一されています。
表紙のエンジン単体の写真をじっくり見てもXS400と250の区別がつきません。
当然それぞれのエンジンだと思うのですが。
各バイク全体写真はどうなんでしょう。XS400と250の写真は僕にはどうしてもサイドカバーを取り替えただけのような気がするのです。真面目な日本のメーカーさんそんな事やりますかねえ。(よくあるディーラー製カタログではなく、printed japanの表記あり)
もちろんこの時代にはPhotoshopなんて夢の夢。想像もできなかった頃です。
エンジン単体の写真を表紙に使ったカタログはこの頃のヤマハにありました。
たった4種類ですが、XT500/GX500/TX650/GX750のカタログです。
海外向けでも、例えば下の直4のXSイレブンとTR1を較べたもの
などがあります。
(次回30日はCB175です)