XV750。ついこのあいだ恵比寿を歩いていて偶然見かけた。
車の駐車場の奥にひっそりと置いてあってなぜか懐かしかった。昔XVをいったいどこで見て、どんな情景を思い出したんだろう。実は全く覚えてない。
この種の「過去の記憶」はどのくらい昔だったかという時間の距離感が分からない。記憶も思い出も脳みその中で一元的に厚いクリアファイルに綴じられごろんと転がっている。ページもノンブルもないまま年代も中身もバラバラ。個々のファイルも中身がランダムのまま整理されていない、そんな感じ。
頭の中で勝手にこいつを90年代のバイクだと思っていた。
XV1000cc(TR-1)は1981年、XV750Eが1982年発売。
ああそんな古くからあったのか。XV750Eは同じVツインのアメリカンモデルから派生したのだと思っていたが、実際はほぼ同時デビューだったのか。グリースの入ったメンテフリーのチェーンケースやリヤを中心に上にオープンするシートなどが特徴だった。「顔のないバイク」XV750E。
ヤマハ空冷V型ツインロードモデルはこれに続きミドルクラスのXZやら250SRV、ルネッサなどを経て、そのままMT-01やBT1100ブルドッグまで系図上できれいに繋がる。
下は欧州向けXV1000(輸出仕様のTRー1)
BT1100ブルドッグについては残念、よく知らない。
普通にイタリア製ヤマハ企画製作の「和製ビューエル」と思っていた。
なんとなくその存在がMT-01とカブっているのでとくに印象もないし、覚えていない。
BTは実は2001年発売だからMT-01より4年も早いデビュー。
こっちはドラッグスター1100の75°の空冷V型ツインOHCを搭載。
現在持っている四角いカタログの一つにはディスクが1枚付いている。これはID、パスワード付き。メディア用の画像集なのか動画なのかあるいは音楽CDなのかは開いてみた事がないので分からない。
一方MT-01のエンジンはXV系のOHV1700cc。まさに「走るマッチョ」。
この大げさなカタチが僕は好きでカタログはかなり集めてしまった。
シリーズと単品カタログ合わせて全部で15種類まで。
さすがにもう飽きた。うんざりです。
欠品があってももうどーでもいいです。
下は集めたバリエーションをまとめて写したのですがピンがイマイチです。
MT-01はもう辞めました。