DT200のカタログ。開くといきなりこんなページが。
綴じは左。こういう場合英文のように横組で書かれた文章を左から右へ読んでいくはず。普通は、です。
写真左にどーんどーんと縦書きの大きなコピーが2行だけ。
これはこれで有りだな。だがしかし……。
空気かメシかいったいどっちが先なんだ!!
この場合メシだわな。いや、空気かもしれない。
実はもうこのカタログは手元にない。
この手の、さほど珍しくないものはとりあえず写真に撮って、他の雑多なカタログ類と一緒に海外のコレクターに送ってしまう。
というのも向こうからは大量の輸出版カタログが送られてくる。当然こちらからも送り返すのだがこれが追いつかない。送っても送っても次々とカタログが届く。いやになるほど。敵は一体どのくらいの量を持っているのだろうか。
結果国内向けカタログは、最近では古いもの、集めているものや珍しいもの以外はもうほとんど手に入っても手元に置かなくなった。
DTやYZはこの頃の白赤モデルが一番身近に感じる。
だからこの車種のカタログ集めに気合いが入らないのかもしれない。
僕はコレクターなので、集めにくいもの、揃えたいシリーズ、好きな車種、と常に発見も感動もなく決まりきったカタログをピンポイントで探し入手する。
いま現在、探しているカタログはすべて分かっていて、見つけたら何も考えずに手に入れる。それだけ。
発見も感動も冒険もスリルもなく、何度も何度もカードを交換して4カードやストレートフラッシュの手を淡々と作り上げるだけ。
こんなコレクション方法が楽しいはずがない。
一種のスランプかもしれない。