ところでベベル系ドカファンのオヤジたちは最新ドカには興味あるのでしょうか?
僕はとにかく実車よりカタログがらみの興味ってやつです。
近所にドカ屋さんがあるからか、アクセルの「ブオンッ」に続いてシャラシャラ……という音が聞こえてきて窓から覗くと真っ赤なレーサーレプリカが通り過ぎるのを目撃する、そんな日常です。
そのドカのスーパースポーツが999ccを越えたあたりからもうラインナップは分からんようになってしまいましたが、いまだにあの雰囲気は好きです。
前にも書きましたがパニガーレ試乗の案内ハガキ(24時間)が来たので、ガレージの空きを作ってディーラーへ行ったのですが、予定はすべて埋まってるんですよと断られてしまった。
こちらの生活の貧しさを外見から判断したか、カタログ目当てのコレクターと見破ったか、あるいはまずは新車ドカを買いそうもない種類の人間と見限ったか。はい、お見事!!どれも当たっているんでひと言も文句は出ない。でもちょっとショック。
パニガーレはカタログで我慢しなけりゃなりません。
今のドカのカタログは四角が多い。
A4を切り揃えたような大きさの四角なので、写真の迫力はいまいち。種類はもの凄く多い。毎年毎年単品カタログをそれぞれ新たに作っているのかと思うくらい。いまはちょうどヤマハがそういう感じ。
いまカタログの出来がいいのはBMWとカワサキ。この2社ともクルマそのものに元気があるみたいです。
さてこいつはディアベル。実際に見るとすげえ迫力だ。
思い返してみるとまだドカを扱っていた頃の村山モータース総合カタログはなかなかいい感じでした。
これに気づいたのが遅かったせいか、集めるのが後手に回ってしまいまだ4冊。いったい全部で何冊あるかも実は知らない。
人間というものは実に勝手なものです。
「カジバと同じロゴのものはDUCATIとは認めない」なんてかたくなに思っていたのに「赤いカウルに明朝系のロゴもいい。この頃のDUCAはカジバのせいにして、乗り越えなければならない業態変化ってやつをすべてやりとげたんだなあ」って今手のひらを返したようにいい解釈をする私でございます。
このカタログはたった1枚の表紙写真が同じモデルをもの凄くカッコいいものに換えてしまう好例です。