ヤマハの70年代「暗め表紙写真」シリーズです。
同様のものにGX750、DT250、RD400/250、GX400/250、GR50などあり、時代は1977年。
左上にnew yamahaの小さいロゴとともに車名が長体のヤマハ文字で詰めて置かれています。
このシリーズはどれも写真がいいのです。
白抜きの車名を強調する暗い背景。人は写っているのですが、これあくまで引き立て役。首から下しかなかったり、後ろを向いていたり、端に追いやられたり、メットで顔を隠していたり。
同シリーズのDTやRD、GRなどの車種は黄色タンクがメインで売られていたので、表紙にはかなりメリハリが利いていました。
今回なぜ選んだのがこの2枚かというと、最近やっと入手したからなのです。
125ccはホンダCBを集めるのが手一杯だし、ミニトレは集めるときりがないしなあ、と後回しにしていました。
「ニューヤマハ」1977年のラインナップは一つの時代の区切りだった。
1976年にGR、DT、XT、RD、GXの500/400/250は四角顔タンクとなる。
1977年にDTがモノサスを採用。1000ccオーバーのXSイレブンの登場。
ニューヤマハは翌年の1978年でさらに進化する。
ロードスポーツシングルSR400/500やアメリカンスタイルXSのSPバージョン登場、そして四角かったタンクが再び丸顔に回帰する。
このシリーズにないGX500、TX650、XT500などの重量車には前年に4種類のカタログが用意されていた。
エンジンやパーツや正面写真を配置したオシャレなカタログシリーズで、GX750だけはどちらのシリーズにも重複して登場する。