(北のtetsuさん以外)こんなことに関心持つ人あまりいないと思いますが。
すいませんねえ。バリエーションの話です。
興味はないと思いますが、ちょっと書かせてください。
下のカワサキの250ssは中型免許をとって最初に持ったバイクでしたので思い入れがあります。バイトで自由が丘までよく通いました。
サイドカバーに250のエンブレムが付いていないことをいいことに、
「お兄ちゃん、これってナナハン?」「そうだよ」なんて、バイト先のガキをだましたもんです。
3気筒と言えども所詮車検なしのマッハもどき廉価版。
本物のマッハとよく似たシリーズ最下位の250ccですから本物500と出会わないかぎりおっきな顔をしておりました。
これがカタログの世界となると力関係が逆転する。
マッハ500のカタログは手に入っても、こいつはなかなか手に入らなかった。
かつて自分が持っていたクルマのカタログを持っていないことはコレクターにとって恥ずべきこと、と気がついて。
ヤフオクに出品されているのを見つけたが(今もあると思うが)それがなんと高えこと!!一度本気で買おうと出品者に直接値段交渉したのだが、それでもとても出せる金額じゃあなかった。
結局苦労して英独仏と3つバリエーションが揃ったわけですが、あー長かった。
こんなことに注力していったい何になるんだろうなんて考えません。
無駄ですから。
さてここまでは「前振り」です。
問題は400ss、400S3のことなのです。
3枚持っている中で2枚が伊仏バージョン。英米独版は無い。
へえフランスではS3-Jって呼ばれてたのか。
型式番号にない「S3-J」なんて聞いたことがねえ、って怒り出す人がいそうです。まあそれはいい。
問題は最近手に入った最後の1枚が国籍不明カタログだった。
これです。
コピーとスペック一切無し。
4色全部入ってるから、色校正ではないし、これって……。
各国言語バリエーションになるその前の、printed in japanの基本カタログってこと?カワサキ本社から各国のディーラーに送られて、各言語でこの上から印刷される、つまり欧州版原版ということ。
こんなものが実際に存在するなんて。
DUCATIのデスモツイン350などには裏が真っ白のカタログがあって、なんとなくそれを匂わせるものだったが。
決定的ではなかった。このカタログの場合ちゃんと4色で刷られていてこの上からオフセットでも活版でも乗せてスペックを印刷出来る。
よく見るとこのカタログは天地がやや大きい。4枚の製版フィルムが送られて刷られた、とも考えられるがここは「printed in japan」を信じよう。整理番号(3冊とも違う)は最初から印刷されているし、カワサキの青いロゴがあるものとないものがある。つまり販売拠点によっては、例えば表紙のS3-Jのようにこの基本カタログにもバリエーションがあったことが分かる。でも分からん。いったい何種類あるのかが。面倒なことに興味を持って顔を突っ込んだことだけが確かなのだ。