先週の水曜日。
カタログ屋さんにしゃがみ込んで貴重なカタログをチェックしていました。
都内のカタログ販売店なんぞ限られていますもので、どのお店かすぐ分かっちゃうでしょう。
お店のオーナーと「4輪ファンと2輪ファンの割合」なんぞの話をしつつ、このお店の在庫チェック。価格、傾向などを頭に入れてなおかつ購入するカタログの価格の足し算を暗算しながらです。まあ大変です。
しゃがみっぱなしで腰が痛えなあと思いながら、というのは貴重な2輪のカタログは下の方の引き出しに置いてあるからですが、そこへ顧客中わずか20%以下にすぎないという2輪ファンのお客さんが入ってきました。
非常に個性的な雰囲気の方です。
僕はお店でこれまで2輪カタログコレクターには出会った事はありません。
その方からするとせっかく来たのに2輪の貴重なカタログコーナーを僕に占領されていて、商品チェックしようがない。
かといって4輪やポストカードなどで時間を遣っても限界がある。暫くして我慢出来なくなったその人はとうとう話し掛けてきた。
「すいません。そこにヤマハRDのデイトナスペシャルはありましたか?」
RD400のカタログの話になったら、とっても長くなる。
「デイトナスペシャルはありませんが、国内向けRD400ならありました」
と、軽く答えると「デイトナスペシャルを修理に預かっているんだけど、資料がなくて……」となにげに呟きながら。
「スズキのT500とか350とかはありましたか?」と質問された。
「Tシリーズはなかったです。GT総合カタログはいくつかあったはずです」趣味が合いそうですね。もっと話してもいいのですがここでパス。
私ゃとてもシャイなのだ。
RD400G
ずーっと探していてやっと見つけた例のカタログがこれです。
フランス語版。しかしヨーロッパ販売用ではなくてカナダ版。
ヤマハ空冷RDの最後の型で、RD400Gという型式名らしいです。
RDの最終型は大まかに言って3種類。
1つは対米仕様の「デイトナスペシャル」です。250はなくて400のみ。カタログは2種類でスペックにやや違いがあります。
ヤマハ2ストに詳しいブロガーのAさんによるとRD400Fという機種名はこのデイトナだけ。他のモデルとポイント点火かCDIかとの違いがあるそうです。
2種類目はこのデイトナからサイドカバーのデイトナスペシャルを抜いたもの。400と250があり、一部はヨーロッパにも渡ったようです。
最後はこのタンクに縁取りのあるグラフィックのG型。デイトナにあったセンター赤いラインは消えています。
400/250があり、国内のものも合わせるとカタログは4種類。今回のカタログに250のバリエーションがあれば5種類存在する事になります。
さて、今日車検アップしたバイクを遠くまで引き取りにいきました。
寒いし、重いバイクであまり走りたくないなと思うような天気の中、どうも革パンツでの動きが悪い。
そこそこ歳とってくると、脊髄パットだのプロテクター内蔵だののイザ時転倒時を考えたジャケットよりは軽くて動きやすいウエア、安全性の高いヘルメットより視認性のあるほうが大切と考えるようになります。かといって、革製品にはバイク乗りの誇りみたいな思いもあって、微妙です。
その革パンはとっとと燃えないゴミに捨てちまいましたが、次はどんなウエアを買おうか悩むところです。