蒐集についてです。
何かに縛られてしまうと蒐集物ひとつ一つに対する価値判断が鈍る。
たとえば車種で割ってカタログを集めはじめると、余分な贅肉の多い怠惰なコレクションになってしまう。
BMWのR1200GSのカタログ集めは例外だ。
どのカタログ、画像のどれをとっても秀逸。まるで写真集。
大自然。未知の人々。BMWのオフロードバイクを所有していないと手には入らないという景色。
もちろんこれは錯覚なのだけど。
すなおに騙されてあげよう。
(売る際のイメージ)偽りの新車と大自然の組み合わせではない。
スクリーンは埃だらけ、フロントフォークにキズ、汚れ、スポークは真っ黒。
画像の中ではR1200GSはちゃんと旅の疲れを装っている。
なんという卑怯さ。
最後の方ではちゃんとした新車状態のGSを紹介している。
無理矢理とって付けたようなカメラマンケース状のこいつが純正キャリアとはねえ。
※カタログの各ページは写真中心にトリミングしてます。