みんな大好きだったルネッサ。しかも誰も買わない。
とにかくルネッサっていいと思う。昔店頭に残った在庫をもの凄く安く叩き売っていた記憶があるけど、仲間は結局誰も買わなかった。
それなのに誰もがあのバイクの色カタチを褒める。僕も好きだった。
前のモデルSRV250は好きじゃなかった。250ccという車格にメタリックなあんな色、あんな格調高さは似合わない。
同じようなこと、ホンダの場合だと初期のGB250に感じる。
このカタログ(表紙)には派手さがない。
中を開けると地中海の家屋を意識した写真と意外にカチッとしたメリハリのあるレイアウト。
実車の狙うネイキッドのカフェレーサー風仕上げ。
ということで「分かりやすすぎるほどのイタリアン」なこのアピールから、ロケ地もイタリアかなと思ったのですが、登場が1996年ですか?おそらくそれじゃあ海外ロケはない。
バブル崩壊の後だもの。
ルネッサのカラーバリエーション。
タンク、フェンダー、シートベース、そしてヘッドライトケース。
ジレラサトゥルノなどには迷うほどバリエーションがあった。それなりに色の趣味もよかった。
しかしルネッサの10色バリエーションカタログを見て「違うだろう!!青じゃなくてここは当然アルファロメオの紺色だろうっ」なんて言っているのはおそらく僕だけでしょうか。
ルネッサの単眼メーターを見ていると、「ベリアのタコメーターに変えましょう」の声が聞こえる。「スピードなんかは小ちゃいのがついていればいいからさあ」という声までも。
こうやって話の方向を強引にねじ曲げるわけです。
ベリアの画像。目盛りが迎合してなくて、なかなか頑固な掛け時計でしょ。
ベリアの時計っていいなあ。