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Channel: バイクのカタログハンター日記
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ピアジオの3輪車、プジョーの3輪車

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「あまりお友達になりたくない」連中がのっているビッグスクーターだが、最近渋谷でもなぜかめっきり見かけなくなった。
ヨーロッパではスーツを着たビジネスマンの乗り物というのは誤解だろうか。絵に描いたようにどいつもこいつも「膝掛け」をして乗っている。2~3回そういうケースを目撃したからなのか、短絡的な決め込みがなければ物事は進まない。そしてプジョーやピアジオの3輪車もみーんな同じに見える。

ヤマハが7月に発表した「  TRICITY (トリシティ) 」。TMAXの3輪版になるという噂だったが125で登場。カタログはまだない。
プジョーやピアジオが作ったフロント2輪の3輪車を見慣れているので「今更感」いっぱいで珍しくも何ともない。
立ち寄った本屋で知った。もうトリシティの単行本(雑誌)なども出版されている。ヤマハのやる気が見てとれる。しかしなんだかなあ。技術者ならこういうメカニズムに興味あって、作りたがるだろうけど。
うん次はBMWあたりが屋根付き3輪を作りそうな気もします。
ヨーロッパではフロント2輪はメッサーシュミットやイセッタでもとからそんなに違和感なく登場したのかもしれない。それにしても後輪2輪ではなく、この前輪2輪のスクーターを初めて見た時の衝撃といったら。

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僕も含め、おそらく周囲のバイク好きはこういう3輪車は買わないと思う。
まあ一回でもいい乗ってはみたい、という人は多いと思いますが。で欲しくも何ともないがカタログだけは欲しい、と思っているのは僕だけかもしれない。プジョーとピアジオ3輪車はどっちが先だっけ?いかにもありそうだけど両者に資本関係はあったっけ?などと悩んでるのはおそらく僕だけだろう。
画像はピアジオの「MP3」125ccから500cc まで。「MP3」!!この名前には抵抗があるなあ。

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プジョーは125~400cc です。最初に見たのはどうもこっちの方だったような気がしますが、私の記憶力の方はあてになりません。
写真や紙や印刷方法に凝っているのはプジョーの方です。

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おーっと、ネタになるカタログがない!!

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話のネタになるカタログが手元に無くなってしまいました。
何か書くには昔のバイクのほうがいいのですが、現実には新しめの21世紀のBETA、モトモリーニ、アプリリア、ピアジオ。スズキバンデット1250(上の画像)のカタログ。
いや、スズキがもう一冊あった。ハヤブサの陰に隠れて目立たなかったけどとにかく馬鹿っ速い最新スーパースポーツGSXR1000!!これはどうでしょう。
とにかくカタログの作りが丁寧で、お金がかかっていて感心してしまう。
表紙は黒一色。つや消しの黒に黒いツヤツヤのごく小さな十字架が無数に一面にちりばめられている。
中面にはつや消しの背景にツヤツヤの車体写真があったりしてなかなか凝っている。ミラーコートのようなツヤツヤの紙にマット系のインクをのせたとしたら4色+1色。1工程増える。
マット系の紙に印刷し、部分的にツヤツヤで盛り上がる「バーコ印刷」のようにツヤツヤのコーティング加工を施すって方法もあるけど、かなり複雑。
あるいはそんなものがあるかどうか知らないがツヤツヤで印刷できるインクってので印刷したのかもしれない。
いずれにしても高くついてるなあ。

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単なる真っ黒に見えますが、つや消し黒にツヤツヤ十字架ちりばめた。ロゴもツヤツヤ。

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このページは全てツルツル。

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バイク写真だけ切り抜きツルツル。他はざらざら。

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このページもバイク写真だけ切り抜きツルツル。他はざらざら。

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全部ツルツル。

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四角い写真だけツルツル。あとはざらざら。(文字も)
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写真とイラストのみツルツル。

バイクのカタログじゃないけどポールリカールサーキットのカタログ
僕はカタログ好きのカタログハンターですからバイクだけではなくサーキットのカタログも持っています。自慢です。
コース脇の縞模様がとくに美しいこのサーキットでもしF1フランスGPが復活したら、マシン群がコースを示す幾何学模様のこの色合いに大きく映え、レース中継を見るのが楽しみになります。
カタログのデザインももの凄く美しいです。

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とにかくもの凄く美しいサーキットです、じゃない美しいカタログです。

ドカドカ弾けるサウンド、あれはいい。

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ところでベベル系ドカファンのオヤジたちは最新ドカには興味あるのでしょうか?
僕はとにかく実車よりカタログがらみの興味ってやつです。
近所にドカ屋さんがあるからか、アクセルの「ブオンッ」に続いてシャラシャラ……という音が聞こえてきて窓から覗くと真っ赤なレーサーレプリカが通り過ぎるのを目撃する、そんな日常です。
そのドカのスーパースポーツが999ccを越えたあたりからもうラインナップは分からんようになってしまいましたが、いまだにあの雰囲気は好きです。

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前にも書きましたがパニガーレ試乗の案内ハガキ(24時間)が来たので、ガレージの空きを作ってディーラーへ行ったのですが、予定はすべて埋まってるんですよと断られてしまった。
こちらの生活の貧しさを外見から判断したか、カタログ目当てのコレクターと見破ったか、あるいはまずは新車ドカを買いそうもない種類の人間と見限ったか。はい、お見事!!どれも当たっているんでひと言も文句は出ない。でもちょっとショック。

パニガーレはカタログで我慢しなけりゃなりません。

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今のドカのカタログは四角が多い。
A4を切り揃えたような大きさの四角なので、写真の迫力はいまいち。種類はもの凄く多い。毎年毎年単品カタログをそれぞれ新たに作っているのかと思うくらい。いまはちょうどヤマハがそういう感じ。
いまカタログの出来がいいのはBMWとカワサキ。この2社ともクルマそのものに元気があるみたいです。

さてこいつはディアベル。実際に見るとすげえ迫力だ。
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思い返してみるとまだドカを扱っていた頃の村山モータース総合カタログはなかなかいい感じでした。
これに気づいたのが遅かったせいか、集めるのが後手に回ってしまいまだ4冊。いったい全部で何冊あるかも実は知らない。

人間というものは実に勝手なものです。
「カジバと同じロゴのものはDUCATIとは認めない」なんてかたくなに思っていたのに「赤いカウルに明朝系のロゴもいい。この頃のDUCAはカジバのせいにして、乗り越えなければならない業態変化ってやつをすべてやりとげたんだなあ」って今手のひらを返したようにいい解釈をする私でございます。

このカタログはたった1枚の表紙写真が同じモデルをもの凄くカッコいいものに換えてしまう好例です。

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Z400FX。カワサキの硬派イメージはまさにこの頃。

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映画「マッドマックス」が公開されたのは1979年12月。
その公開前、雑誌や映画メディアで目にする写真が衝撃でした。映画に登場する暴走族の駐車シーンで当時はまだ珍しかったフレームマウントの丸っこいハーフカウルがずらりと整列する図柄。



僕は1980年に結婚して、そのお祝い金をかき集めたら40万円あった。
ちょうどその金がバイクを買えとつぶやくんですよ。
結婚式の翌日「マッドマックス」を見て、その帰りに上野に行って。
この映画好きだったら買うのはZ2かZ1000なんだろうが、中型免許なのでZ400FXを買うしかなかった。

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上野で買ったのは失敗でしたが、FXを買ったことこそまさに「必然」。
デカくて当時の中型バイクの最高峰。400ccツインカム4気筒、キック無しセルモーターのみ、前後ディスクブレーキ。思いっきり重いが走りももの凄く重い。ミクニでも京浜でもない無名メーカーのキャブがついている。
ほんのちょっと車高が高く微妙に左右の高さがちがうスペースに駐車しようとすると足が空振りして立ちゴケする。

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しかしこのバイクは頑丈だった。初めて事故ったのもこけたのもこのバイク。立ちゴケ1回、事故2回。それでもフレームはびくともしなかった。パーツ盗難1回。買ったばかりで原宿に停めていたら、ビート製のアルフィンカバーが一発で盗まれちまいました。
あの時無理して「集合」を買ってつければよかった。軽くなって吹き上がりも良くなる。ただ給料も少ないので2万5千円前後する集合管はなかなか買えなかったのですよ。

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上は最終型。ウインカーにポジションランプの機能があった気がします。初期型とはなぜか乗り心地がちがいます。
カタログは最終型がもう一種類あって、こちらは入手していません。
来年にでもマッドマックス4が公開される。もちろん日本人好みの最初の作品とは脈絡なく、海外で人気の高い「マッドマックス2」の系列のもの。



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海外仕様はZ500とZ550、そのどちらもおそらく400FXよりは乗りやすかったのではと思います。国内仕様の550はまず本物にお目にかかったことがありません。


ヤマハの125

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機種名を覚えるのが苦手のカタログハンター、AS-1という名称もさっき思い出したばかり。
こいつの海外仕様YAS-1はタンクの色抜き部分はメッキ。
YAS-1のカタログの写真はブログに一回使いましたがよく見てください。こいつにはボールペンの書き込みはない。程度の良い別のカタログでございます。
ネタ不足の単なる言い訳です。
国内仕様はタンク抜き部分は白だった。知らなかった。

これまでAS-1はあくまで総合パンフの中の一車種という眼でしか見たことが無かった。真横からの冷たい小ぶりの集合写真でしか見たことがなかった。
原付ライダーにとっては、125ccのバイクは憧れの対象でもなく、50ccのように身近すぎることもなく、中途半端な存在でしたから。

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AS-1、AS-2、AS-3……四角からフットボール型、細長いティアドロップ型。最後にゃまた四角にもどって。
タンクの形の変化だけでイメージは変わる。
AS-3が進化してRD125になって、じゃないまんまイコールじゃないか。何も変わってない。

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上のAS-3のタンクのグラフィックは350RXや250DXの一連の流れにある。
それがRD125に進化して、ディスクブレーキがついたくらいで形そのものは全然変わっていない気がする。どこがちがうんでしょうか。わからん。

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タンクの形が再び四角になった最後のRDに乗った。
乗った時の印象は全くない、教習所スペシャルのことです。
こいつはカタログがない。おっかしいな。3種類くらい持ってたのに。
どこ行っちゃったっけ。
かわりと言っちゃあなんですが。
TZR125。最後の2ストスーパースポーツですぜ。

えーっ最後はRZ50だったっけ。
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こいつが僕の持っている一番古いヤマハ125「嵐を呼ぶ男」が登場のちらし。
セル一発で「風」を呼ぶ男になっちまった。

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1983年、1960年、1925年。

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1983年。モーターマガジン社の「Goggle」創刊のお知らせ。
ゴーグル誌はこの後大判のファッション誌っぽくなってしまいましたが、当時のバイク雑誌にはなかった「ライトな趣味の領域」に特化した雑誌でした。そう今のバイク雑誌のほとんどはこのジャンルなのである。
ガチガチの老舗総合情報誌2誌に対し「別冊モーターサイクリスト」が旧車と売買欄で盛り上がり、ジャーナリスティックに「オートバイ三無い運動」がどうのとかやっていた毎日新聞社「ザ・バイク」誌はマニアックな趣味の人々を特集したり「ブルータス」誌が1982年7/1「バイクに昂る」という特集をしたり「サイクルワールド」が創刊されたりと、すでに前触れ的にその流れがあった風潮の中で創刊された。

ドカのエリートとポルシェカレラ。
ゴーグルの提案とは大人の「趣味としてのバイク」とのこと。
アウトドア趣味やカーライフを優雅に楽しむ横にクラシックバイク。
バイクは沢山ある趣味の一つ、という人がターゲットだそうです。

わかるけどなんかしゃらくせいやい!!
ポルシェなんぞ欲しくないけど、ドカのエリートにロシアンブルーと一緒の生活ならちょっとそそられます。

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さてこのパンフレットでは広告主に対し1983年のデータで250ccクラス購入者の25%が30歳代というのを根拠ととして「数字による説得」を行っています。
今ならえーそれがどうしたと思ってしまいますが、この時代はまだバイクに乗るのも興味を持つのも18歳以下と思われていたようです。18歳過ぎたら、即4輪免許取得してクルマを買う。

※1983年Mr.バイク、オートバイ誌の読者層の90%が20代以下だったのに対し現在はほとんどが40から50歳代以上(Mr.バイク)に大幅に変化しています。
そっかあ、1983年のこの30歳がそのまま上へスライドしていったのか。
昔バイクはヨーロッパの大人の趣味、という感じがうらやましかったけど、今の日本もやっと希望通りになった感じです。
これはこれでいいと思うのですが。

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若い頃4輪の免許を持っていなかった僕も周りから「バイクなんて危ない。早く4輪の免許をとれ」とよーく言われたものです。
都会に住んでりゃ、電車バスで充分。どうせクルマなんか持てないんだからと思ってました。まさかいまこんな歳になって4輪免許が役に立つなんて思ったこともなかったです。

さてイタリアではドゥカティ社が販売権を持ってトライアンフ4輪を扱っていた時代があります。
ドゥカティ顧客向けに「新製品トライアンフTR4」はいかがですか?というDM。時期的には1960年頃でしょうか。
はたしてミラノのドクター/プロフェッサージョバンニ・ペレグリーニ氏はトライアンフを買ったでしょうか。

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なんとなく、こういうのは普通古ければ古いほどエラいのです。
カタログハンターの持ってる最古のカタログはこれ。
1925年フランスのAIGLON175ccと250cc。裏表の高級チラシってやつでA4よりちょっとだけ幅広。
90年近く前のカタログです。3年前亡くなった大正9年生まれの父親が5歳の時か。この頃はアラビアのロレンスもロンメルもサンテグジュペリもヒットラーも生きていた時代。
時代的にヘミングウェイがちょうどパリにいた頃か、そう考えると感慨深い。
ただここまで古いと僕のカタログ趣味の対象からちょっと外れる。


RZ250みたいな男

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RZで育った人間は絶対メカに強くならないと思う。
思ったときにいつでもバイクに乗れ、なんにも手がかからないことを当たり前だと思ってしまう。
RZは当たり前に感じるほど優等生バイクでそこそこ速く、これ以前のモデルにくらべ故障知らず、全くのメンテナンスフリー。
人間で例えたらそこそこの外見も伴った「いい人」ってやつで、刺激を求めるタイプの女性たちは彼らの手を離れ、癖の強い強引な男の許へ走ってしまう。
彼女たちはたまにはRZ男君を思い出すこともあるのでしょうか。

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画像は海外向けRD250LC。日本国内ではこの250が主力。

僕はRZを安く譲ってしまった。相手は友人で盗まれ癖のある男。
僕の知っている限りダブワン、CB72、ドカMHRを盗まれた運の悪い男。防犯意識が欠けているからか、僕の譲ったRZもすぐ盗まれたらしい。
ひとつ言えること。親切から安く譲ってしまうと、相手にとってはそのバイクの価値まで低くなってしまうことがある。
バイクといっても所詮は道具。人に譲ったあとは何も忘れてしまうのがベストなんだが、僕は自分のバイクにはいつも過保護気味なので引きずってしまう。一度でも「悪人」の手に渡ってしまったRZの運命は、と考えると非常に辛い。
「盗まれ癖」というものはおそらく一生直らない。彼の持っているBSAゴールドスターの運命が心配だ。

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画像は海外向けRD350LC。海外では350が主役。日本向けのRZ350よりやや馬力が高い。

カタログは現実的にわざわざ集める必要がないほどすぐ集まってしまった。
しかしヨーロッパで一番RZに詳しいRZのX君と知り合ったことで、僕の持っていたRZのカタログは全てやつの許へ行った。
彼のRZ実車はタイプ違い4台。カタログはおそらく99%所有。
僕のほうは持っていたカタログのほとんどを手放した。そしていまは気に入ったカタログしか持っていない。
国内の250と350の初期型。そしてこのブログ画像の海外向け3種類。この5種類で結局は満足しちゃいました。

BMWのいま昔。6気筒とFUTURO

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上の画像はBMWの6気筒。プロトタイプでネットから。
僕はトレード等で現行のBMWのカタログはわりと数も持っている。
ところが残念ながら一般教養のようなR100RSもR90SもR50もちゃんとしたものは持っていない。
当然のようにR65LSも好きなんだがこいつも持っていない。

BMWの珍品「FUTURO」ならカタログを持っている。
モノコックボディ、モノサス、ターボ、デジタルメーターの高速巡航モデル。
ある雑誌で「これじゃあ、フロントサスにストローク全然ないよ」とその存在まで疑われた純然たるプロトタイプモデルだがカタログは存在する。
僕はこういうバイクカタログが好きなんですよ。コレクターですから。

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観音開きの8ページ(その扉)
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実際はこんなカタログがあるなんて知らなかったので、探そうともならなかった。プロトタイプでもカタログはあるんだ、とあらためて知った。
コレクションは油断してはいかん。


トライアンフとノートン

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トライアンフって昔は「トライアンプ」って言ってませんでした?
バイクではなくてクルマの方です。TR-3とかプラモデルの表紙に書かれたのが「プ」だったような。
女性の下着メーカー「トリンプ」が同じスペルだったことも驚きです。
英国車には詳しくないって言っちゃえばまさにその通りなんですが、ベロセットやトラ、BSAゴールドスターにははちょっと憧れもあります。
それより英国車好きの世界には安易に踏み込んじゃいけないと言う気持ちがあって、古いカタログもあまり持っていないので何となく敷居が高いというかぶつぶつぶつ。
今の英国車はそんなに壊れないよ、とも聞いてますので最新のものならチャンスがあれば乗りたいです。

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いまやGoogleに「ノートン」と入力したらセキュリティソフト、ウイルス対策のほうの「ノートン」が引っかかっちまいます。
ノートンマンクスで旧車レースに出た英国車ディーラーの社長が「ずーっと4速だと思って走っていた。最終の周回で初めてもう1速あるってことに気づいた」と悔しがっていたことを思い出します。
ノートンだったらとりあえずその「マンクス」が必須カタログ。それなのに僕は新しいロータリーのカタログばっかり買いあさっていたこともあって、入手しそびれちゃいました。
今のノートンラインナップはこんな感じです。

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ノートンの70年代のカタログを久しぶりに開いてみたけど、そうそうこんなモデルがあったあった。2眼のカフェレーサー、ノートンJPSや市販チョッパー850 Hi-Riderが妙に懐かしい。
確かノートンプロダクションレーサーの載っているカタログもあったはずだけど、どこ行っちゃったかなあ。

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古いカワサキ、ちょっと古いカワサキ

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KR500で疾走するエディローソン。
かぁーっこいい!!
あれっ!!エディローソンってマルボロYZR500の前にKRにのってたかぁ?
ここら辺に詳しいオルスピさんに聞かなくちゃあ。
さてこの写真はカワサキのスクーターカタログの表紙裏から。
カタログハンターは無知ですから今のカワサキがスクーターなんぞを造っていたことも知らんかった。
ついでにカブもどきを作っていたなんてことも忘れとりました。
カワサキペット、昔のカタログにありました。

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メグロ/カワサキのカタログ
このカタログは面白いことに右ページが真ん中からめくれて、別の車種の写真に変化する「からくり」カタログです。
ところでカワサキのこの頃のウリはB-8らしいです。

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地球6周の酷使にも堪えるエンジンを備えた、
トップのネバリ どんな急坂でも楽々発進
そして
追いつき 追い越し 追い越されない

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タンクマークはメグロの印 ♫♫カワサキロゴではなくメグロ!!
メグロの3輪車、と思ったら2輪車。リヤは小径ぶっといタイヤで
巨大な荷台付きのオートラックです。「オートトラック」ではないです。

車庫のいらない 庭先でもおける
クルマの洪水でもスイスイ切り抜け 露路でもOK
そして
オートバイ+トラック 交通戦争に勝つ車
だそうです。


このラインナップの中ではメグロスタミナ500がずば抜けている。
ツイン500の最高速度155km/h。
白バイ仕様はちょっとだけこれよりやや遅くて145km/hだそうです。装備の重さのせいかな。
まさに陸王に次ぐニッポンの重量級バイク代表。
スタミナはボクシングでいえばミドル級クラスだと思います。

70年代のニッポンの誇る重量級ツインといえばZ750。
このカタログも最近入手しました。

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カワサキのZ400、あるいはダブワンの超進化版?
Z750RSスーパーフォア4気筒のツイン版といったら安易でしょうか。
Z2とタンクは似ているが、リヤのフォルムはややZ750FX風。
この頃の輸出用カワサキらしい茶色のカタログ。
えーとえーと。
あまり知らない機種なんで言葉が詰まってしまいこれ以上進みませぬ。
バトルオブツインでもあまり見かけなかったモデルです。
このカタログはおそらくフランス版。
最近は欧州バリエーションを詳しく調べる情熱がちょっとかけてきました、

下の画像ははZワンカタログの言語バリエーション。
全くカタログのバリエーションにはもううんざりです。

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ピアジオの3輪車、プジョーの3輪車

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「あまりお友達になりたくない」連中がのっているビッグスクーターだが、最近渋谷でもなぜかめっきり見かけなくなった。
ヨーロッパではスーツを着たビジネスマンの乗り物というのは誤解だろうか。絵に描いたようにどいつもこいつも「膝掛け」をして乗っている。2~3回そういうケースを目撃したからなのか、短絡的な決め込みがなければ物事は進まない。そしてプジョーやピアジオの3輪車もみーんな同じに見える。

ヤマハが7月に発表した「  TRICITY (トリシティ) 」。TMAXの3輪版になるという噂だったが125で登場。カタログはまだない。
プジョーやピアジオが作ったフロント2輪の3輪車を見慣れているので「今更感」いっぱいで珍しくも何ともない。
立ち寄った本屋で知った。もうトリシティの単行本(雑誌)なども出版されている。ヤマハのやる気が見てとれる。しかしなんだかなあ。技術者ならこういうメカニズムに興味あって、作りたがるだろうけど。
うん次はBMWあたりが屋根付き3輪を作りそうな気もします。
ヨーロッパではフロント2輪はメッサーシュミットやイセッタでもとからそんなに違和感なく登場したのかもしれない。それにしても後輪2輪ではなく、この前輪2輪のスクーターを初めて見た時の衝撃といったら。

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僕も含め、おそらく周囲のバイク好きはこういう3輪車は買わないと思う。
まあ一回でもいい乗ってはみたい、という人は多いと思いますが。で欲しくも何ともないがカタログだけは欲しい、と思っているのは僕だけかもしれない。プジョーとピアジオ3輪車はどっちが先だっけ?いかにもありそうだけど両者に資本関係はあったっけ?などと悩んでるのはおそらく僕だけだろう。
画像はピアジオの「MP3」125ccから500cc まで。「MP3」!!この名前には抵抗があるなあ。

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プジョーは125~400cc です。最初に見たのはどうもこっちの方だったような気がしますが、私の記憶力の方はあてになりません。
写真や紙や印刷方法に凝っているのはプジョーの方です。

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おーっと、ネタになるカタログがない!!

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話のネタになるカタログが手元に無くなってしまいました。
何か書くには昔のバイクのほうがいいのですが、現実には新しめの21世紀のBETA、モトモリーニ、アプリリア、ピアジオ。スズキバンデット1250(上の画像)のカタログ。
いや、スズキがもう一冊あった。ハヤブサの陰に隠れて目立たなかったけどとにかく馬鹿っ速い最新スーパースポーツGSXR1000!!これはどうでしょう。
とにかくカタログの作りが丁寧で、お金がかかっていて感心してしまう。
表紙は黒一色。つや消しの黒に黒いツヤツヤのごく小さな十字架が無数に一面にちりばめられている。
中面にはつや消しの背景にツヤツヤの車体写真があったりしてなかなか凝っている。ミラーコートのようなツヤツヤの紙にマット系のインクをのせたとしたら4色+1色。1工程増える。
マット系の紙に印刷し、部分的にツヤツヤで盛り上がる「バーコ印刷」のようにツヤツヤのコーティング加工を施すって方法もあるけど、かなり複雑。
あるいはそんなものがあるかどうか知らないがツヤツヤで印刷できるインクってので印刷したのかもしれない。
いずれにしても高くついてるなあ。

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単なる真っ黒に見えますが、つや消し黒にツヤツヤ十字架ちりばめた。ロゴもツヤツヤ。

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このページは全てツルツル。

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バイク写真だけ切り抜きツルツル。他はざらざら。

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このページもバイク写真だけ切り抜きツルツル。他はざらざら。

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四角い写真だけツルツル。あとはざらざら。(文字も)
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写真とイラストのみツルツル。

バイクのカタログじゃないけどポールリカールサーキットのカタログ
僕はカタログ好きのカタログハンターですからバイクだけではなくサーキットのカタログも持っています。自慢です。
コース脇の縞模様がとくに美しいこのサーキットでもしF1フランスGPが復活したら、マシン群がコースを示す幾何学模様のこの色合いに大きく映え、レース中継を見るのが楽しみになります。
カタログのデザインももの凄く美しいです。

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とにかくもの凄く美しいサーキットです、じゃない美しいカタログです。

ドカドカ弾けるサウンド、あれはいい。

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ところでベベル系ドカファンのオヤジたちは最新ドカには興味あるのでしょうか?
僕はとにかく実車よりカタログがらみの興味ってやつです。
近所にドカ屋さんがあるからか、アクセルの「ブオンッ」に続いてシャラシャラ……という音が聞こえてきて窓から覗くと真っ赤なレーサーレプリカが通り過ぎるのを目撃する、そんな日常です。
そのドカのスーパースポーツが999ccを越えたあたりからもうラインナップは分からんようになってしまいましたが、いまだにあの雰囲気は好きです。

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前にも書きましたがパニガーレ試乗の案内ハガキ(24時間)が来たので、ガレージの空きを作ってディーラーへ行ったのですが、予定はすべて埋まってるんですよと断られてしまった。
こちらの生活の貧しさを外見から判断したか、カタログ目当てのコレクターと見破ったか、あるいはまずは新車ドカを買いそうもない種類の人間と見限ったか。はい、お見事!!どれも当たっているんでひと言も文句は出ない。でもちょっとショック。

パニガーレはカタログで我慢しなけりゃなりません。

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今のドカのカタログは四角が多い。
A4を切り揃えたような大きさの四角なので、写真の迫力はいまいち。種類はもの凄く多い。毎年毎年単品カタログをそれぞれ新たに作っているのかと思うくらい。いまはちょうどヤマハがそういう感じ。
いまカタログの出来がいいのはBMWとカワサキ。この2社ともクルマそのものに元気があるみたいです。

さてこいつはディアベル。実際に見るとすげえ迫力だ。
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思い返してみるとまだドカを扱っていた頃の村山モータース総合カタログはなかなかいい感じでした。
これに気づいたのが遅かったせいか、集めるのが後手に回ってしまいまだ4冊。いったい全部で何冊あるかも実は知らない。

人間というものは実に勝手なものです。
「カジバと同じロゴのものはDUCATIとは認めない」なんてかたくなに思っていたのに「赤いカウルに明朝系のロゴもいい。この頃のDUCAはカジバのせいにして、乗り越えなければならない業態変化ってやつをすべてやりとげたんだなあ」って今手のひらを返したようにいい解釈をする私でございます。

このカタログはたった1枚の表紙写真が同じモデルをもの凄くカッコいいものに換えてしまう好例です。

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Z400FX。カワサキの硬派イメージはまさにこの頃。

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映画「マッドマックス」が公開されたのは1979年12月。
その公開前、雑誌や映画メディアで目にする写真が衝撃でした。映画に登場する暴走族の駐車シーンで当時はまだ珍しかったフレームマウントの丸っこいハーフカウルがずらりと整列する図柄。



僕は1980年に結婚して、そのお祝い金をかき集めたら40万円あった。
ちょうどその金がバイクを買えとつぶやくんですよ。
結婚式の翌日「マッドマックス」を見て、その帰りに上野に行って。
この映画好きだったら買うのはZ2かZ1000なんだろうが、中型免許なのでZ400FXを買うしかなかった。

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上野で買ったのは失敗でしたが、FXを買ったことこそまさに「必然」。
デカくて当時の中型バイクの最高峰。400ccツインカム4気筒、キック無しセルモーターのみ、前後ディスクブレーキ。思いっきり重いが走りももの凄く重い。ミクニでも京浜でもない無名メーカーのキャブがついている。
ほんのちょっと車高が高く微妙に左右の高さがちがうスペースに駐車しようとすると足が空振りして立ちゴケする。

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しかしこのバイクは頑丈だった。初めて事故ったのもこけたのもこのバイク。立ちゴケ1回、事故2回。それでもフレームはびくともしなかった。パーツ盗難1回。買ったばかりで原宿に停めていたら、ビート製のアルフィンカバーが一発で盗まれちまいました。
あの時無理して「集合」を買ってつければよかった。軽くなって吹き上がりも良くなる。ただ給料も少ないので2万5千円前後する集合管はなかなか買えなかったのですよ。

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上は最終型。ウインカーにポジションランプの機能があった気がします。初期型とはなぜか乗り心地がちがいます。
カタログは最終型がもう一種類あって、こちらは入手していません。
来年にでもマッドマックス4が公開される。もちろん日本人好みの最初の作品とは脈絡なく、海外で人気の高い「マッドマックス2」の系列のもの。



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海外仕様はZ500とZ550、そのどちらもおそらく400FXよりは乗りやすかったのではと思います。国内仕様の550はまず本物にお目にかかったことがありません。


ヤマハの125

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機種名を覚えるのが苦手のカタログハンター、AS-1という名称もさっき思い出したばかり。
こいつの海外仕様YAS-1はタンクの色抜き部分はメッキ。
YAS-1のカタログの写真はブログに一回使いましたがよく見てください。こいつにはボールペンの書き込みはない。程度の良い別のカタログでございます。
ネタ不足の単なる言い訳です。
国内仕様はタンク抜き部分は白だった。知らなかった。

これまでAS-1はあくまで総合パンフの中の一車種という眼でしか見たことが無かった。真横からの冷たい小ぶりの集合写真でしか見たことがなかった。
原付ライダーにとっては、125ccのバイクは憧れの対象でもなく、50ccのように身近すぎることもなく、中途半端な存在でしたから。

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AS-1、AS-2、AS-3……四角からフットボール型、細長いティアドロップ型。最後にゃまた四角にもどって。
タンクの形の変化だけでイメージは変わる。
AS-3が進化してRD125になって、じゃないまんまイコールじゃないか。何も変わってない。

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上のAS-3のタンクのグラフィックは350RXや250DXの一連の流れにある。
それがRD125に進化して、ディスクブレーキがついたくらいで形そのものは全然変わっていない気がする。どこがちがうんでしょうか。わからん。

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タンクの形が再び四角になった最後のRDに乗った。
乗った時の印象は全くない、教習所スペシャルのことです。
こいつはカタログがない。おっかしいな。3種類くらい持ってたのに。
どこ行っちゃったっけ。
かわりと言っちゃあなんですが。
TZR125。最後の2ストスーパースポーツですぜ。

えーっ最後はRZ50だったっけ。
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こいつが僕の持っている一番古いヤマハ125「嵐を呼ぶ男」が登場のちらし。
セル一発で「風」を呼ぶ男になっちまった。

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1983年、1960年、1925年。

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1983年。モーターマガジン社の「Goggle」創刊のお知らせ。
ゴーグル誌はこの後大判のファッション誌っぽくなってしまいましたが、当時のバイク雑誌にはなかった「ライトな趣味の領域」に特化した雑誌でした。そう今のバイク雑誌のほとんどはこのジャンルなのである。
ガチガチの老舗総合情報誌2誌に対し「別冊モーターサイクリスト」が旧車と売買欄で盛り上がり、ジャーナリスティックに「オートバイ三無い運動」がどうのとかやっていた毎日新聞社「ザ・バイク」誌はマニアックな趣味の人々を特集したり「ブルータス」誌が1982年7/1「バイクに昂る」という特集をしたり「サイクルワールド」が創刊されたりと、すでに前触れ的にその流れがあった風潮の中で創刊された。

ドカのエリートとポルシェカレラ。
ゴーグルの提案とは大人の「趣味としてのバイク」とのこと。
アウトドア趣味やカーライフを優雅に楽しむ横にクラシックバイク。
バイクは沢山ある趣味の一つ、という人がターゲットだそうです。

わかるけどなんかしゃらくせいやい!!
ポルシェなんぞ欲しくないけど、ドカのエリートにロシアンブルーと一緒の生活ならちょっとそそられます。

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さてこのパンフレットでは広告主に対し1983年のデータで250ccクラス購入者の25%が30歳代というのを根拠ととして「数字による説得」を行っています。
今ならえーそれがどうしたと思ってしまいますが、この時代はまだバイクに乗るのも興味を持つのも18歳以下と思われていたようです。18歳過ぎたら、即4輪免許取得してクルマを買う。

※1983年Mr.バイク、オートバイ誌の読者層の90%が20代以下だったのに対し現在はほとんどが40から50歳代以上(Mr.バイク)に大幅に変化しています。
そっかあ、1983年のこの30歳がそのまま上へスライドしていったのか。
昔バイクはヨーロッパの大人の趣味、という感じがうらやましかったけど、今の日本もやっと希望通りになった感じです。
これはこれでいいと思うのですが。

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若い頃4輪の免許を持っていなかった僕も周りから「バイクなんて危ない。早く4輪の免許をとれ」とよーく言われたものです。
都会に住んでりゃ、電車バスで充分。どうせクルマなんか持てないんだからと思ってました。まさかいまこんな歳になって4輪免許が役に立つなんて思ったこともなかったです。

さてイタリアではドゥカティ社が販売権を持ってトライアンフ4輪を扱っていた時代があります。
ドゥカティ顧客向けに「新製品トライアンフTR4」はいかがですか?というDM。時期的には1960年頃でしょうか。
はたしてミラノのドクター/プロフェッサージョバンニ・ペレグリーニ氏はトライアンフを買ったでしょうか。

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なんとなく、こういうのは普通古ければ古いほどエラいのです。
カタログハンターの持ってる最古のカタログはこれ。
1925年フランスのAIGLON175ccと250cc。裏表の高級チラシってやつでA4よりちょっとだけ幅広。
90年近く前のカタログです。3年前亡くなった大正9年生まれの父親が5歳の時か。この頃はアラビアのロレンスもロンメルもサンテグジュペリもヒットラーも生きていた時代。
時代的にヘミングウェイがちょうどパリにいた頃か、そう考えると感慨深い。
ただここまで古いと僕のカタログ趣味の対象からちょっと外れる。


RZ250みたいな男

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RZで育った人間は絶対メカに強くならないと思う。
思ったときにいつでもバイクに乗れ、なんにも手がかからないことを当たり前だと思ってしまう。
RZは当たり前に感じるほど優等生バイクでそこそこ速く、これ以前のモデルにくらべ故障知らず、全くのメンテナンスフリー。
人間で例えたらそこそこの外見も伴った「いい人」ってやつで、刺激を求めるタイプの女性たちは彼らの手を離れ、癖の強い強引な男の許へ走ってしまう。
彼女たちはたまにはRZ男君を思い出すこともあるのでしょうか。

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画像は海外向けRD250LC。日本国内ではこの250が主力。

僕はRZを安く譲ってしまった。相手は友人で盗まれ癖のある男。
僕の知っている限りダブワン、CB72、ドカMHRを盗まれた運の悪い男。防犯意識が欠けているからか、僕の譲ったRZもすぐ盗まれたらしい。
ひとつ言えること。親切から安く譲ってしまうと、相手にとってはそのバイクの価値まで低くなってしまうことがある。
バイクといっても所詮は道具。人に譲ったあとは何も忘れてしまうのがベストなんだが、僕は自分のバイクにはいつも過保護気味なので引きずってしまう。一度でも「悪人」の手に渡ってしまったRZの運命は、と考えると非常に辛い。
「盗まれ癖」というものはおそらく一生直らない。彼の持っているBSAゴールドスターの運命が心配だ。

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画像は海外向けRD350LC。海外では350が主役。日本向けのRZ350よりやや馬力が高い。

カタログは現実的にわざわざ集める必要がないほどすぐ集まってしまった。
しかしヨーロッパで一番RZに詳しいRZのX君と知り合ったことで、僕の持っていたRZのカタログは全てやつの許へ行った。
彼のRZ実車はタイプ違い4台。カタログはおそらく99%所有。
僕のほうは持っていたカタログのほとんどを手放した。そしていまは気に入ったカタログしか持っていない。
国内の250と350の初期型。そしてこのブログ画像の海外向け3種類。この5種類で結局は満足しちゃいました。

BMWのいま昔。6気筒とFUTURO

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上の画像はBMWの6気筒。プロトタイプでネットから。
僕はトレード等で現行のBMWのカタログはわりと数も持っている。
ところが残念ながら一般教養のようなR100RSもR90SもR50もちゃんとしたものは持っていない。
当然のようにR65LSも好きなんだがこいつも持っていない。

BMWの珍品「FUTURO」ならカタログを持っている。
モノコックボディ、モノサス、ターボ、デジタルメーターの高速巡航モデル。
ある雑誌で「これじゃあ、フロントサスにストローク全然ないよ」とその存在まで疑われた純然たるプロトタイプモデルだがカタログは存在する。
僕はこういうバイクカタログが好きなんですよ。コレクターですから。

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観音開きの8ページ(その扉)
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実際はこんなカタログがあるなんて知らなかったので、探そうともならなかった。プロトタイプでもカタログはあるんだ、とあらためて知った。
コレクションは油断してはいかん。

ヤマハGR-50/80 いまでも時々思い出す。

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GT50は通称「ミニトレ」。
これに対しGRはメーカーお仕着せの渾名で、「ミニカフェと呼んでくれ」がキャッチフレーズだった。
GR50 のカタログは4種類で全部。たぶん。あとはヤマハニュースなり総合カタログ、販売店カタログに載っているものだけ。
海外で発売されたかどうかは分からない。海外仕様は見たことがない。
GRはもう一度手に入れたい。昔僕の持っていた車両はあまり調子が良くなかったから。
あの時は吸気系をいじったり、スワローハンドルやチャンバーを買ったが、こういうバイクはいま考えるとノーマルが一番。
80ccのエンジンを買って載せ変えようと思っていたのだが、出てる電線の数が一本違ったので載せ換えに手間取ったのを覚えている。
レストアするなら、GR程度だったら自分ひとりでどうにかなりそう。
そういう楽しさがある。

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ヤマハのヘルメットカタログ表紙のGR。
この頃はヤマハのヘルメットが安く売られていた。カワサキの250にくっついてきた僕の初めてのメットもヤマハ製だった。その白のフルフェイスは真っ黒に塗ってしまった。
この写真なんで赤ヘルなんだろう。僕だったらもっとアップでヘルメット写真を使うのに。

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上はヤマハの販売店ファイルケース用4穴カタログ
グラフィックが変わったのがあと2種類あるわけだから、販売店カタログもあと2種類以上4パターンはあるはず。
思ってはみたものの、集める気はない。現実的にはこれらを探すのはまさに可能に近い。

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DT50、表紙がほのぼの。そしてSRX250の軽さ。

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微笑ましいこの表紙、なかなか気に入っています。
ロウティーンの2人の表紙を見ていると、子供時代の自分を思い出し、つい感傷に浸ってしまいます。
情けないことにこういう環境にいなかった、暗ぁい少年時代なんだから。
おーい俺の青春を返せ!!

DTなのにこのカタログでは街中ってことを思いっきりアピールしています。
裏面には高層ビル。確かにその方が現実的だもの。

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もう1枚。灯台かサイロか分からないですが、いずれにしてもこっちは大自然の中。男の子は別人です。
このDT、ヘッドライトのケースがおしゃれですね。


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この頃の流行とはいえヘッドライトがおしゃれじゃないSRX250。
こういいきっちゃうのは角型ヘッドライトが嫌いなわたくしの偏見です。
80年代のカタログのごちゃごちゃイズム。よく分からないSR250のカタログデザイン。まあ見てくださいこの軽さ!!

フェイクのプールサイドに空中浮揚。いったいなんなんだ。
どぎつい原色の組み合わせとパステルカラーの当時流行ってのがいっぺんに見える広告です。

一方SRXの販促チラシも負けず劣らず軟派です。
空中浮揚男のポーズが微妙に違います。

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このSRX 振動がひどく腕にビリビリ伝わるそうです。そんな大げさな、と思って実際に借りて乗ったら振動は確かに強い。
この頃はCB250RSがZになってCBX250RSになってツインカムになって、250cc単が流行った時代らしく軽くてヒラリの250って4メーカー全て揃った。
カワサキはCS、スズキは何だっけNZ?そうそう馬力があるやつ。

250シングルのカタログを4社まとめて紹介できないのは、僕はスズキのNZのモノを持っていないからなのです。

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SRX250のカタログは軟派なものばかりではない。
上の黒/黄モデルのもの、男女と海の写真の表紙(当時のヤマハっぽく赤がカぶった表紙)のものなどがある。
イタリアンカラーのSRXがあったなと思ったら、黒/黄ビキニカウルモデルのカタログの中にちゃんと押さえてあった。

ついこないだって気がするんだけど。
1984年って、30年以上前か。

あーあ。そんなに経つか。

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