バイクに興味を持ったのが1960年代だったら、きっとドカの250ccシングルに行き着いたと思います。しかし結局はドカシングルの魅力を知らないまま、僕は1980年代を迎えました。
82年頃個人売買で別のバイクを買いに行った時、実車を見たのが最初です。
始動のえらい難しい250マッハ1でした。細身の、過激で美しいシート。クリップオンハンドル。
収入と価格、車格、メカニズムとライディングスキル。自分にとって高嶺の花、最初から手が出せない気難しい存在でした。
今まで本気で欲しいと思った事はなかったです。
黄色いデスモシングルやスペインのベントなら分かります。
これらより昔の250ccシングルとなるとどうも。
このトラウマは最初に体験したマッハ1の始動を見たせいだと信じています。
今思うと単なる食わず嫌いで、エンジンのカタチだってデスモとたいして変わらないじゃないと思うのですが。
こういった60年代ドカシングルに対しては時系列の知識など全くなく、脳内では全てが一元的に存在しています。
GTもモンツァもマッハ1もマーク2もあのエリートも系譜はさっぱりです。
で、エリート!175s/200s。こればっかりは別格。
とにかくタンクがもの凄く美しい!!