R1/R3の単独カタログは見た事がありません。
しかしこのRXになるとカタログの種類もいっぱいあります。このブログでもう何度もとりあげています。
国内にもXS-1とかDT-1とかFS-1などは単独機種のカタログがありますが、60年代末以前にはあまり見ません。
カタログといえば何機種かをまとめた小さな短冊形のページものがそれまでごく一般的でした。
ただし海外向けのカタログなら単独機種のものもかなりあります。
オートバイはまさに輸出産業の花形だったようです。
直線的な四角いシリンダー、これが特徴。スリムなタンクでいかにも走りますよってバランスいい車体。
最近は60~70年代の旧車軽量バイクばかり取り上げていますので、当時と同様に350ccは重量車に思えてきます。ホンダはKゼロ、カワサキはマッハ。ともに200km/h。これに噛み付くのが170km/h以上!!というヤマハのRXでした。
「あふれる重量感!せまる迫力!~」がキャッチフレーズのR3の丸っこいふくよかなラインを一掃。無駄な筋肉まで削ぎ落とし仕上げた細マッチョのRXは170前後あった車重を140台まで落として登場。カタチこそ違えどRXこそ「元祖レーサーレプリカ」だと信じて疑いません。
さてオレンジと黒のRXはどうもピンと来ない。RXといえば紫/白あるいは赤/白なのだ。この塗装こそ金属音を共鳴させて荒荒しく疾走するミスマッチな明るさでもあるのです。
この頃のヤマハの広告、2台並走写真に凝っていたらしくDX250にも同様なものがあります。