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Channel: バイクのカタログハンター日記
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CB450。笑顔の疾走。

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疾走する笑顔。
そりゃあそうだ。
CB450はこの当時のホンダ最上級機種なのだ。
ツインカム、じゃないDOHC(昔はこう言った)2気筒。ドラムブレーキ。
部品ひとつ一つが物理的細工物の固まり、走るメカニズムだ。

そしてライダー。おそらく40年前から同じような顔に出会っている。
そう人間は次々と生産されるがモデルチェンジはしない。

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今はあまりバイクに乗らないカタログハンター、
「おかサーファー」ならぬ「部屋ライダー」だ。
「おかサーファー」正確に日本語で表すと「陸サーファー」だそうだ。

下の赤いこのペラのCB450の片面印刷チラシ。
これアップするの2回目じゃないですよね。
「カタログハンター CB450」でグーグル検索したけどこの画像は出てこなかった。まあいっか。

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カタログハンター。情けないことにどんどん「人間のクズ化」が進んでおります。いかんいかん。分かっているけど「退廃の進化」には果てはありません。
毎日毎日毎日毎日朝起きたら二日酔い、それも「家飲み」の果て。この後どうなっちまうんだろう。心配だ。

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困ったことに「もう一人の自分」がいるらしい。
そいつは僕の関知しないところで、ヤフオクなどに手を出してるらしい。
時々朝起きたら、とんでもないものを落札してることがある。
今のところ、たいした被害はないのですが。

でもねえ。


RXとRS。

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カタログ表紙にはやはり人が写ってなきゃ、と思います。
上のRS、裏表のペラ2ページ。海外仕様では多い「チラシ」です。
もっと個性的な大型バイクだったらいいんでしょうけど
とくにこういう目だたない軽量級の場合寒々した雰囲気しか伝わりません。

RS100。どうせRD90の拡大版だろう、と思っていたのですが、画像検索すると分からなくなりました。

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前傾で頭が水平な独特なこのシリンダーヘッドでなおかつドラムブレーキ。
両方を兼ね備えた90ccの画像は意外に見つからないものです。
ひょっとしてRX125の縮小版なんでしょうか?
海外仕様のRXとRS。
このバイクについて詳しい人、教えて!!

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空冷水冷。DT125の話です。

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懐かしの空冷DT125。
友人から貰い、町田から自分の家まですぐエンストするエンジンをだましだまし乗ってきて、一発で嫌になったバイクでした。
いいバイクなんだろうけど、中古でトラブルの原因が分からない。
その時はバイクを大量に持っていたもんだから、DTだけに集中して手が掛けれない。そういうことが重なって悪いイメージに繋がっているのかなあ。

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水冷DTのことはもっと分からない。
もともとXTなどの4ストオフ車もあまり好きじゃなかったけど、もし水冷のDTに乗っていたらオフ車のイメージが変わっていたかもしれない。
とくに水冷2ストDTは空冷2ストDTよりも興味があります。

水冷2ストは、当時ではなく「今」乗ってみたいです。

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よーく考えたら、水冷バイクってRZしか持ったことがない。
同世代のバイク乗りは「空冷」にばっかりこだわるけど、僕自身も空冷好きだったんだと最近気がついた。
ただそれは4ストの話。

RZってやつは2ストのイメージを変えたすっげーバイクだったのだ。
僕は2ストのぐわんぐわん回る水冷が好きなのだ。

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ネタ不足です。昔の思い出話でごまかします。

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カワサキの総合カタログ、じゃない折り込みみたいな単なるチラシです。
紙はペラペラ。表は750SSの新発売告知です。
H2が「新発売」の頃ですので、おそらく1971年。500マッハのタンク(黒と白と赤)からエグリがとれた(ブルーメタと赤白)の頃です。
250SS登場はまだ先。ディスクブレーキ装備はこの時代はまだH2だけです。

1971年、代々木の出来たばっかりのマクドナルドによく行ってました。
隣の店は当時「ポストホビー」で、ショーウインドーに陳列されていた黒いモデルガンがある日を境に金色になったことを覚えています。

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日本での最終型750SSはこのグラフィックだったと思います。
「ヒゲライン」と呼ぶそうですね。僕は紫のものしか覚えていません。
型式名など苦手なカタログハンターです。
H2AともH2Cとも書かれているものがあってどちらが正しいか不明です。
紫のものはたしか71馬力だったと思います。
表は「火の玉タンク」の900Z1です。
ゼットワン新発売の時ですから1972年ですか?

僕は当時まったく勉強しないで、新宿、阿佐ヶ谷、高円寺をうろついていました。「凮月堂」、「トレビア」、「ムーヴィン」。
吉祥寺には「ビバップ」「赤毛とソバカス」「ファンキー」「アウトバック」がありました。

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ロードスターのチラシの画像が出てきました。
裏面はどんなだったか忘れました。
ゼッツー発売の1973年ですか?
僕は当時横浜で映画館にくっついた喫茶店でバイトしていました。
この頃の伊勢佐木町はガラが悪かったです。
その点、歌舞伎町より危険な匂いのする街でした。
キャロルで有名な「ピーナッツ」ロックバーの「ムーティエ」、野毛には「グッピー」、ライブハウスは本牧に「リンディ」がありました。
遊び回るよりひたすらバイトに明け暮れていました。

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メットはずーっとフルフェイス/舶来好きのカタログハンターですが、最近生まれて初めて、ジェットヘルを買いました。
ヤマハ/マルシンです。
そういえば昔は茶色のジャンパーが嫌いだったのに、今は普段も茶色の革ジャンです。

さて、ここのところ毎日凝縮されたような濃い日々を送っておりました。
入院していた母親が亡くなって、見舞いだの葬儀だの何だのと時速200km/hで時間が過ぎていきました。立ち止まってものを考える暇がなかったです。

忙しさには慣れましたが、もちろん僕はバイクでも時速200kmなんて経験したことがありません。

永遠のセカンドバイク。ヤマハルネッサ

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みんな大好きだったルネッサ。しかも誰も買わない。
とにかくルネッサっていいと思う。昔店頭に残った在庫をもの凄く安く叩き売っていた記憶があるけど、仲間は結局誰も買わなかった。
それなのに誰もがあのバイクの色カタチを褒める。僕も好きだった。
前のモデルSRV250は好きじゃなかった。250ccという車格にメタリックなあんな色、あんな格調高さは似合わない。
同じようなこと、ホンダの場合だと初期のGB250に感じる。

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このカタログ(表紙)には派手さがない。
中を開けると地中海の家屋を意識した写真と意外にカチッとしたメリハリのあるレイアウト。
実車の狙うネイキッドのカフェレーサー風仕上げ。
ということで「分かりやすすぎるほどのイタリアン」なこのアピールから、ロケ地もイタリアかなと思ったのですが、登場が1996年ですか?おそらくそれじゃあ海外ロケはない。
バブル崩壊の後だもの。

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ルネッサのカラーバリエーション。
タンク、フェンダー、シートベース、そしてヘッドライトケース。
ジレラサトゥルノなどには迷うほどバリエーションがあった。それなりに色の趣味もよかった。
しかしルネッサの10色バリエーションカタログを見て「違うだろう!!青じゃなくてここは当然アルファロメオの紺色だろうっ」なんて言っているのはおそらく僕だけでしょうか。


ルネッサの単眼メーターを見ていると、「ベリアのタコメーターに変えましょう」の声が聞こえる。「スピードなんかは小ちゃいのがついていればいいからさあ」という声までも。

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こうやって話の方向を強引にねじ曲げるわけです。
ベリアの画像。目盛りが迎合してなくて、なかなか頑固な掛け時計でしょ。
ベリアの時計っていいなあ。

レジャーバイクってなんだ。

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ホンダのモトラ、スカッシュ、モトコンポという3点セットはカタログ集める人間にとって入手「マスト」でありまして、僕なんぞこのモトコンポカタログの表紙が嫌いなのにもかかわらず、単なる義務感から高いお金を出して入手した訳です。
高いお金ったって2千円以下です。
この時代のカタログにしてはといった相対的な意味だとすげー高いということになります。

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レジャーって?
意味は「余暇」。オンオフでいうところの仕事以外の非日常の過ごし方らしいです。
だいたい実用車以外のバイクなんてだいたいがほとんど「余暇」のためのものじゃないでしょうか。
モンキーやダックスなどを指す「レジャーバイク」っていうジャンルがありますが、こいつには休日に車に積んで、田舎へ行って乗り回すっていうチープな連想イメージが固まっている。

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あっ、これ決して否定的に言ってるんじゃありません。
ガシャンガシャンと小型バイクを折り畳んで車に乗せるなんて、誰だってわくわくするに決まってるじゃないですか。
ダックスやモンキーをセダンに載せるのはなんとなく痛々しいけど、5ドア車やワゴンタイプがやっと普及したし、モトコンポまで進化したコンパクトバイクなら無敵の使い勝手。
ただなあ、モトコンポは2ストかぁ。

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最近電動でこんなの、いやもっとスーツケースっぽいの見た事があったな。

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レジャーには「積極的レジャー」と「受動的レジャー」があるという。
あえてアクティブに動くもの。たとえばスポーツとかをアクティブレジャー、
のんびりすること、読書とかをパッシブレジャーと言うらしい。
そういえばバカンスの語源は「空っぽ」らしい。
リゾートに行って読書だけなんて僕には絶対にできない。

あーどっかに行きたい。


中華の125ccレトロスポーツ

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ヨーロッパ仕様レトロバイク125ccってMash、SYMだけじゃすまなくて、あまりに次々と現れるので覚えきれない。
例によってAsterもBullit もどっちも定番の125レトロスポーツ。

まずはBullit  Cooperから。
表紙は水平線を見ながらの「フォレスト・ガンプ一期一会」
カタログで「英国風レトロバイク」とうたっているが、よくいってロイヤルエンフィールド。正直にいうとどっから見てもレトロジャパニーズそのもの。
どうせ中華あたりのコピーエンジン積んだバッタもんだろうと思っていたのですが、この辺りのバイクは機種名、会社名、販売店名がごっちゃごちゃで調べようがない。

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ただ正直ちょっと興味がある。
カタログはおしゃれでレトロな俗っぽい、軟派なシチュエーションではない。ご覧の通り頑固一徹まさにオヤジ狙いの一本釣り。私ゃ見事に釣られました。

HPはこちら。

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エンジンはというと、はい分かった。
正解はスズキのGN125ですね。
cooperのブラック、メタシルバーに対し2トーンの黒/青、黒/赤。こっちはなんと無敵の「cooper ’S’」だ。


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一方、こっちはもうちょっとだけ味が薄い125ccレトロバイク。
アスター ORCAL125。
これはね。60年代風じゃなくて70年代風なんだよと、文句が言いたかったのですがよくよくHPを読んでみると分かった。
60年代風ではなくて、60年代スピリットを持ったバイクだそうだ。

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つまり60年代最高の楽観主義、作成、AUDACE、アート、オープン性、快楽主義、笑顔、幸福、創作、美学、ユーザビリティ、魅力、品質、アイコン、永遠」
なのだとこのバイクの魅力をグーグル翻訳は教えてくれた。
エンジンはヤマハ。組み立ては中国。YBR125 と同じエンジンといってもそのエンジンを組み立てているのはやはり中国。

そうそうマーニさんがお亡くなりました。
何とも寂しいです。
ご冥福をお祈りいたします。

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※12/3に書いてます。

おお、125。お前ってやつは…。

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1977年のホンダ総合カタログを見ていた。
125ccシングルとツインのヨーロッパバージョン。全5種類!!
CB125だけでこんなにも種類があったんだ、と気がついた。
なかでも人目をひくCB125ツインのこのスタイル。タンクとサイドカバーが一体化したラインのこれ、なんとCB900FやホークⅢよりも前だったんですねえ。
カタログはこれ。

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私ゃこのデザインはてっきり上位クラス兄貴分の「お下がり」だと。
1977年のホンダラインナップ見ると中型はまだCB400/550FでホークⅢどころかコムスターホイールのホークⅡも登場していない。1年ほど前なのだ。
16馬力。そして11000回転を軽く振り切るタコメーター、強調してますねえ。
一方この頃はシングル125もまだシンプルないいデザインでした。

そして

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翌1978年コムスターホイールをはいた125Tが発売されます。
私ゃコムスターはイマイチ好きじゃないんですが、この車格にはなかなか似合ってるじゃないですか。
シートカウルは小さくとも物入れとしてちゃんと機能してるんですね。
シートエンドのスポーティーな処理となぜか中途半端に両立しています。

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故中沖満さんの「僕のキラキラ星」にはホンダが中沖さんから取り上げて、いじくって返してくれたCB125Tのエピソードが書かれていました。
結果タコもスピードも振り切るほど暴れん坊化した125Tですが、その正体はよくは分かりません。(おそらくコムスター?の125T)が原型で油圧ディスクブレーキ、アルミリム、スポークに変えてあったらしい。

上の125Tはその後グラフィックを変更してマイナーチェンジ。馬力ダウンして15psに。

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1982年、CB125Tはモデルチェンジされる。
モノサス化、馬力は再び16にアップ。セルモーター付き。電装系も6→12に変更。これが最後のCB125Tとなる。
6回マイナーチェンジして2003年まで作られる。下のカタログはK2というタイプで(ブーメラン型)コムスターから3本スポークに変わった後のモデル。

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TOHC……トリプルオーバーヘッドカムシャフトって?

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ホレックス(Horex)はHomburgとRex glassware company の合体らしい。
まったく関係ないが、山田輪盛館の「ホスク号(Hosk)」は堀と大関、清水、木村各氏の名前からとったそうです。

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ホレックスはバイクの老舗。1920年の創業らしい。
1960年に生産中止。その後2010年に復活した。
上の2種のカタログ、1960以前のものと2010以降のものということになる。

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HOREX VR6 。
なんとツインカムじゃなくてトリプルカム!!
メカ好きの人にはたまらんでしょう。
つまり直6に非常によく似た15°という狭角V6で、3気筒ずつ互い違いに並んだシリンダーに対してカムシャフトが3本なのだそうです。
1218cc、スーパーチャージャー付きは200馬力は軽くクリアするらしい。

カムシャフトが3本だぜと強調したようなカムカバー。シリンダーヘッドのサイドビュー。
ありゃりゃりゃ最新のVR6(ブラックバージョン)じゃこいつがなくなってる。2014年末の経営破綻後復活してVR6までがおとなしくなっちゃった。。

そりゃあない。

ミヤペットのことは知らない

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年末の忙しさは関係ないが、ネタカタログが無かった。
しかし私はしぶとい。忘れかけていた1枚をみつけた。
ミヤペット。カブタイプのB型スーパーデラックスで62000円。
裏面を見て分かるように1960年前後のバイクはだいたい排気量1cc1000円くらいで売られていたから、このモデルやや高い方じゃないかと思う。

バイクはよく分からんが宮田自転車のミヤタなら理解する。
僕のミヤタのイメージは黒くて重い実用車。子供の頃家にもあった。
元々は銃器メーカーだったという。BSAみたいなものか。
ブリヂストンや、パナソニックなんていうメーカーは今どうなってるのか、分からない。自転車は作っているのか。
wikiで調べるのも面倒くさい。

ああ「ミヤペット」で自転車のことでしか語れない自分が情けない。
だいたい僕の周りにはうるせえ自転車オヤジがいっぱいいるんで、刺激しないようチャリンコの話はしないようにしてのだけど。

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いや、ちゃんとした自転車は持ってましたよ。僕だって、12年前。
「ナショナル」自転車のロードレーサー。
取締役の上司に「買わないか」と言われ、5万円で買ったもの。やせ形のその上司が自分の身体に合わせてオーダーした(と聞いた)その過激な自転車を防犯登録に行ったら、フレームの下を見て自転車屋のお兄ちゃんは「あれ、これチネリじゃないですか!」と驚いた。

メーカー名もそのときはじめて知った。
細かいパーツはシマノ製だった。シマノってまさか釣り具?の」っていう程度の知識でしたから。

ボローニャで見た自転車
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松下パナソニックと信じていたそのチネリは2万円で知り合いに売った。
引っ越ししたからだった。
あとには「チネリを持っていた」というなさけない自慢だけが残った。

自転車好きは多い。
元メタル系ギタリストでハーレーが命というH君、趣味も美意識もすべてが僕とは合わず常に平行線。
自転車や家庭がまったく似合わない、そんな彼すらもいまや息子と一緒に自転車に乗ってる。

パレルモの自転車屋さん
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松下幸之助は自転車屋の丁稚奉公からはじめたので自転車には強い思い入れがあったとのこと。

これもネタです。

BMWの旅がはじまる。

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蒐集についてです。
何かに縛られてしまうと蒐集物ひとつ一つに対する価値判断が鈍る。
たとえば車種で割ってカタログを集めはじめると、余分な贅肉の多い怠惰なコレクションになってしまう。

BMWのR1200GSのカタログ集めは例外だ。
どのカタログ、画像のどれをとっても秀逸。まるで写真集。
大自然。未知の人々。BMWのオフロードバイクを所有していないと手には入らないという景色。

もちろんこれは錯覚なのだけど。
すなおに騙されてあげよう。

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(売る際のイメージ)偽りの新車と大自然の組み合わせではない。

スクリーンは埃だらけ、フロントフォークにキズ、汚れ、スポークは真っ黒。
画像の中ではR1200GSはちゃんと旅の疲れを装っている。

なんという卑怯さ。

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最後の方ではちゃんとした新車状態のGSを紹介している。
無理矢理とって付けたようなカメラマンケース状のこいつが純正キャリアとはねえ。

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※カタログの各ページは写真中心にトリミングしてます。

「トレール」はスズキ「ハスラー」に対するDTの愛称かと思っていた。

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50ccのファンティックCaballiero Trailmatic
表紙のこの写真、ぱっと見誰だってトライアル専門の車だと思う。
しかしフェンダーはフレームマウントだし、シートはエンデューロマシンと同じよう。以前河原で水洗いしたファンティックはもっとトライアルマシンっぽかった。
日本のトライアルの出発点はトレール車で始まったと聞いた。
たしかに昔の人は「ヤマハからTYが発売される前はDTでトライアル競技をやってたんだ」という。

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トレールとトライアルって言葉は似ている。
Trial  がトライアル、トレールはTrail。aとiの位置が違うだけ。
トレールには「獣道」の意味の他「引きずる」とかという意味がある。
つまり「トレーラー」、映画の予告編もトレーラーというし。

wikiによると「トレール」はおもにセローやXLなどを指し、エンデューロ競技専門レーサーよりやや実用寄りのものをいうらしい。

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こっちはトレールではない。バリバリのエンデューロレーサーを意識した、その名も50コンペティションレプリカ。
とりあえずヘッドライトとテールランプ付きだが全身やる気満々。

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さあてファンティックモーターの創業は1968年。
老舗だらけのイタリアンバイクメーカーの中にあって、これかなり新しい。

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僕なんぞが「ファンティック」と聞いて真っ先に思い出すのは125ccのチョッパーモデル、これってごく初期の頃の作品だったのだ。

ファンティックチョッパーを見て思ったのが、昔スズキが250のハスラーで作ったショーモデルのチョッパーに似てるって事。1968年頃。
こいつはリヤはリジットサスで、エンジンは後方排気だ。

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HP1。125のロードスポーツ。
代官山の蔦屋書店の2輪コーナーでもカタログは売っていた。
隅っこの方にビニールカバーもかけられず2百円のシールがついたまま放置されていたのがこれ。
さっそく救い出した。

もちろん「笠地蔵」です。
これで「カタログの恩返し」を期待してるのだが。

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MBK(モトベカン)で青春。スクリーンの中のモペッド。

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フランス映画にモペッドはよく登場する。
とくに印象的だったのはジャンジャックベネックス監督の「ディーバ」。
郵便局員のボーヤが乗り、全編で走り回る2台のモペッド。
郵便局仕様ともう一台、彼が友人から借りるハイパワーモペッド。
地下鉄や駅の階段、車両の中までこれが画面の中を縦横無尽に疾走する。

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こういう事から若者=モペッドのイメージが刷り込まれている訳だが、よく考えてみると「ディーバ」だって大昔、1981年だ。
主役のフレデリックアンドレイちゅう当時のイケメン君もいまや計算すると50歳代後半。彼は鳴かず飛ばずで消えていった。
若造だったフレデリック君もいまやおっさんか。

定年間際のアルジェリア人親父が港町をモペッドで疾走する「クスクス粒の秘密」(2014公開)という映画はこの世代的年齢的に妙に合致する。
と思ってよく調べたら、この映画の制作は2007年だそうで、せっかくのこじつけは失敗。

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もっと心にグサってくる映画があった。

「10ミニッツ・オールダー」ベルトリッチの短編
ヨーロッパの国境、難民の群れ。集団からはぐれた老人から主人公の男は「水を一杯だけ持って来てくれ」と頼まれる。
水を探すうち男は村の娘がモペッドの故障で苦労するシーンに遭遇。2人は意気投合。やがて結婚して、子供も生まれ幸せな家庭を築く。
月日が流れ、主人公は事故に遭い偶然その小径に再びやってくる。
彼に水を頼んだ老人がその場にいて「何をしていたんだ。ワシは今朝からずっとお前を待っていたのに」

おっかしいな。
僕もちょっと前まで18歳だったのに。

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僕のカタログトレードはフランス人とのやり取りが多いので、プジョーやモトベカンのカタログが増えてしまった。
モトベカンはフランスの老舗。昔のカワサキマッハそっくり350ccの空冷3気筒を思い出す人もいる。
ペダル付き原付モデルやスクーターのメーカーとして、今はMBKという社名で呼ぶ方が一般的。
今のラインナップ見てもあまり気になるメーカーではないと思うけど。

一連のカタログを見ていると、80年代半ばのスクーター全盛時代のホンダヤマハの広告を思い出す。
あの頃は勢いがあった。スクーターにも。
若者にとってモペッドは「自由」だ。行動半径を何十倍にも広げてくれる。

若い頃ならそう思うはずだ。

Kawasakiのトレールシリーズ

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このトレール総合カタログが気に入っています。
時代はスクランブラーからトレール車に向いてるぞという意気込みが映り込んでいるようで、
もちろん表紙の話しです。

1972年総合パンフレットには別アングルの写真が使われています。
一発撮りの別カットではありません。車両の並び順は同一ですが順位が入れ違っています。(左から排気量の小さい順です)
空の色も違います。
何度も何度も撮影したんですねえ。
苦労が忍ばれます。

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※そうそうホンダ「Xランド」というPR誌にはこんな写真がありました。
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90、125、250、350というのがそのラインナップ。
A1/A7最終型のような窓空きグラデーショングラフィックがタンクについていて、愛称は小さい方からそれぞれトレールボス、ボブキャット、バイソン、ビッグホーン。

だったはず。
あれあれこのカタログ、250-TRに「バイソン」がねえぞう。

僕の記憶間違いか。

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すべてに「B」がつくこの愛称、でかいバイソンがなんで250でビッグホーン(オオツノヒツジ)350 より車格が下なんだ、と思ってた。
いやそれより「トレールボス」っていったいなんだ。どんな動物なんだよう。と疑問は尽きない。まさか下の投げ縄振り回す動物みたいなおっさんか。まさか。

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トレールボスのサイドカバーにはトレードマークに角の長い動物の頭蓋骨が使われている。
他の車両はどうだろう、と思うとサイドカバー側から写した写真はほとんどカタログに使われていない事に気づいた。
どいつもこいつもマフラー側からの写真ばっかり。

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対米仕様のカタログで愛称をチェックすると350のビッグホーンはイキ。
90は100ccになってトレールボスもそのまま。
えっ、トレールボスは英語で通じるのか。
バイソン、ボブキャットという愛称がない代わりに175ccって半端排気量モデルもある。
関係ないけどブッシュマスターもBで始まる。

カワサキの「B」はトヨタの車名「C」、ロータスの車名「E」みたいなものなのかな。






2016年です。

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新年あけましておめでとうございます。
私自身、喪中ですのでお喜び申し上げてはいけないのですが、
カタログ道楽に尽きたこの1年で締めくくった末の迎えた新年。
なにはともあれ新しき年です。固い事はなしで。

まあ死んだお袋も許してくれますでしょう。

今年はいろいろな意味で心情、環境、コレクションに変化がありそうです。
RD400Fと呼ばれる1979年型ヤマハ空冷バイクが好きで、僕は当然のようにカタログを集めていましたが、蒐集に欠品がありました。
もう何十年越しってやつですか、ひたすら待っていたらいつかは出会うものです。昨年末ようやくそいつをゲットしました。
ジグソーパズルの、クロスワードパズルや数独の最後の一個が埋まったみたいです。

さて集めてはいないW1s、いつの間にか手に入ったカタログがこれ。

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カワサキのW1スペシャル。
日本のバイクがまだ完全に世界で認められてない頃は
こんな風に舶来ものの名車との比較なんて手法をとっていたのです。
(この頃の名車はすべてOHVなんですね)
ここから始まるぞ、というエネルギーがカタログ全体に感じられます。

W1スペシャル が新車だった時代というのがまず想像がつきません。
地味なカタログしかない印象のW1の650にとってかわって
スペシャルになって段違いに素晴らしくなったらしいのですが。

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このカタログは趣味への誘い、エンスーへの導き、価値判断への考え方……。
我々が今後どういう風に道楽とつきあっていけばいいかを教えてくれます。
ところで上の表紙の写真は合成です。
持っているカタログの本当の表紙は痛んでいてこんなんです。

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XS-1とかDT-1とか、ビンセントとかAJS、ベロセットなどコレクターにとってまだ持っていない「マスト」な旧車カタログがいっぱいあります。

急ぎません。
そんなもなぁ、そのうちどうにかなるでしょう。

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年末のひとっ走りの際、MさんのディスコVと偶然一緒になりました。

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Voxanと電動バイク

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正月3が日開け、どうお過ごしでしょうか。
こんなフレンチ姉ちゃんの広告はいかがですか。
もちろん女性の広告などあるはずがなく、れっきとしたバイクカタログです。
Voxanはフランス製唯一の本格的2輪車。ネットにはそう書いてある。
型式、エンジン造形に対しての記憶力が薄いカタログハンターですからこれが何のエンジンか分からない。

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すげえ、というかそこそこ高価らしい。(200万円オーバー)
ということはマーニやビモータのように国産車を仕入れてエンジンだけ流用しているのか。
しかしこのエンジンはオリジナルらしい。
根拠は「72度V型エンジン」でググっても引っ掛らないから、です。
なんとまあ安易な。
そういやあ、モリーニの空冷も72°ツインだったっけ。

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この頃はラインナップが2機種のみ。
丸っこいタンクのロードスターとやはり丸みを帯びた曲線が生きているカフェレーサー。
僕はどちらも好みなんですが。それぞれに単品カタログがあり、さらに縮小版というべきMr.バイクBGのおまけのようなチビカタログが存在する。

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1995年の創業。
例によって2002年に一度倒産。復活してこのリッターバイクを作ったらしいのだがその後、2009年末やはり経営破綻。その後モナコのスポーツカーメーカーであるベンチュリに買収されたとかなんとか。

現在200馬力の電動バイクを発売中。その名もバットマンじゃなくてワットマン(WATTMAN)

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アフリカアフリカ。カタログの中のアフリカ。

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アフリカツインは「どこでも走る、どこへでも走っていける」がコンセプト。
18リッタータンク満パイでなんと400kmも走ると。

だったらこいつで北アフリカに行きたい。モロッコやチュニジア。
シチリアの海を前にしてワインでクスクスを食べながら、ぶんぶん飛んでくる蠅をよけつつ、遠く海の向こうのアフリカ思いを馳せたものです。
ああ、本場で本場の「クスクス」を食べたい。

赤い砂漠をこの眼で一度だけみたい。

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上は1999年のRD07モデルで1998年10月に印刷された。
製作は博報堂。対する国内の99年モデルはグラフィックが直線的になり、同年を最後に販売終了となる。

下は96年モデル。カタログの製作はこれも博報堂。知ったかぶりで書いてますが全部ネットからの情報です。

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大ボラ吹きのカタログハンターです。
もしモロッコの街でこのバイクに数メートルでも試乗したとしたら、それだけでもう大変です。
(コホン)「まあ一応、僕はアフリカ大陸を走破しましたけどね」
と何度も何度も死ぬまで自慢します。
イモラサーキットを自転車でちょっと走っただけで「セナのあのコーナーは…」とか解説しちゃう僕ですから。

まあこういう楽しみもあるってもんです。

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これはアフリカツインXRV750カタログで裏表紙に「6P UK 93 HAKUHODO」の表示があります。英国版?いやいやこいつはフランス語だなあ。

こっちは93年版2ページのもの。

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数時間前まで、アフリカツインなんてどうでもいいバイクだった。
カタログを整理して4册のアフリカツインカタログを見つけ、詳しくないのでネットで調べた。

関連したニュース。
ふうん。久しぶりにアフリカツイン再登場か。それも去年。
リッターバイクとして。2015年にヨーロッパで発売されたわけだから、カタログもあるかもしれない。
ありゃ、V2じゃなくて直2、おまけに1000cc。スリムだし、グラフィックも今風だし、イメージが随分ちゃうぞ!

つい昔の方がいいなっておもっちゃうのは、保守的すぎるか。
だって、どう見ても「アフリカ味(アジ)」が足りなくないか?
見た目だけど。

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ボブキャット。山猫は眠らない。

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カワサキのTR、2ストトレールシリーズ、125ボブキャットについてです。
縁がなく、去年やっと、やっとこさ手に入れましたです。
もちろんカタログの話です。
harabonさん曰く塩害を考えて、海ではなく琵琶湖で撮影したに違いないという謎のカタログ。フロントあたりからしぶきが飛んでいるところを見ると、静止状態ではなく実際に走ったように見えます。

ノーヘルサングラスで革ベストですぜ。
おそらく本職のスタントマンなのによく見りゃなかなかいい男だったに違いありません。
ぷっくりほっぺの後期型A1/A7のモデルさんとは大違いです。(ごめん)

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表紙は広げると1枚の写真になっています。
(裏表紙の右寄り、しぶきのところ)スペックが読みづらいのですが、そこはおそらく「写真がいいから変な加工はしたくない」と制作者が突っぱねたのでしょう。
普通だと広告制作の流れの中で「なんだコレ!!スペックが全然読めないじゃないか!」と大声を上げる人物が一人でもいるとあっという間にデザインは変わります。読みにくいから文字に「縁取り」を付けましょう、とかスペックの背景を白マド、あるいは「うっすら半調」50%のマドにしましょう、という結論になります。

よーく考えるとカタログ好きの僕なんぞが喜ぶカタログより、たとえ見映えは悪くとも文字処理をした読みやすい方が正解だと考えられます。
カタログはコレクターのためではなく、バイクを買ってくれる潜在ユーザーのためのものだからです。商品を新車で買おうとする人たちは、もとから崇高なデザインなんぞ求めていないのですから。

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カタログに必要な3要素は「夢」と「現実」そして「燃料」。
夢とは表紙の絵。そのバイクを手に入ったらこんなに幸せだぞという仮想幻想を見せる事です。
現実とは単なる現金価格の表示。
最近のものはこれがきっちり表記されていない。
燃料は買いたい気持ちを後押しするコピー、説得力を高める性能スペック、他車と比較させる何か。「買いたくなる気持ち」がめらめらと燃え上がるための燃料なのです。

これが一番大切です。

今どきのノートン、四角いパンフ。

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今どきのノートンとはCommando 961、 Cafe Racer、Sportの3種類。
オリジナルだから当たり前だがまさにノートンそのものの雰囲気。
どれも2本サスにスポークホイールだし一人乗り。男らしい。実に男らしい。
(自分にとって)カタログ的に言うとノートンっぽくないカタチのロータリー、「コマンダー」以来。
とりあえずカタログ内容は非常によく出来ている。
歴史と伝統、ノートンだったらこれだっていう造形美が所々見られるパーツの美しさ。マフラーの先、丸っこいハート形のクランクケース、そしてロゴ。

実車が先祖返りをしたこと。これ実にめでたい。

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カタログ好きの僕が実車の解説を無理矢理書くのには無理がある。
2次元の女性にしか興味持たない男の恋愛論みたいなものです。
英国車系バイク屋さんにはさんざん世話になってるわりに、英国車オーナーには知り合いがいない。ノートンには接点がなかったけど、BSAだったら、そうそうビクター単を本気で買おうとした事があった。
その時だけです。人生で英国車を意識したのは。

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210mmの正方形でチェッカーフラッグをあしらった表紙の3カ所がくりぬかれている。マット系PPの表面加工後にくり抜いたのだろう。しかしこの処理は失敗で6~7カ所以上シワが出来ていた。
日本だったら、こんな不良品はもちろん納品されず裁断処分されるレベル。
しかし「エラー切手」のようにこいつを喜んでいるのがカタログハンターなのだ。





話をすると長くなる。ヤマハRD400G/1979

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先週の水曜日。
カタログ屋さんにしゃがみ込んで貴重なカタログをチェックしていました。
都内のカタログ販売店なんぞ限られていますもので、どのお店かすぐ分かっちゃうでしょう。
お店のオーナーと「4輪ファンと2輪ファンの割合」なんぞの話をしつつ、このお店の在庫チェック。価格、傾向などを頭に入れてなおかつ購入するカタログの価格の足し算を暗算しながらです。まあ大変です。
しゃがみっぱなしで腰が痛えなあと思いながら、というのは貴重な2輪のカタログは下の方の引き出しに置いてあるからですが、そこへ顧客中わずか20%以下にすぎないという2輪ファンのお客さんが入ってきました。
非常に個性的な雰囲気の方です。
僕はお店でこれまで2輪カタログコレクターには出会った事はありません。

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その方からするとせっかく来たのに2輪の貴重なカタログコーナーを僕に占領されていて、商品チェックしようがない。
かといって4輪やポストカードなどで時間を遣っても限界がある。暫くして我慢出来なくなったその人はとうとう話し掛けてきた。
「すいません。そこにヤマハRDのデイトナスペシャルはありましたか?」
RD400のカタログの話になったら、とっても長くなる。
「デイトナスペシャルはありませんが、国内向けRD400ならありました」
と、軽く答えると「デイトナスペシャルを修理に預かっているんだけど、資料がなくて……」となにげに呟きながら。
「スズキのT500とか350とかはありましたか?」と質問された。
「Tシリーズはなかったです。GT総合カタログはいくつかあったはずです」趣味が合いそうですね。もっと話してもいいのですがここでパス。
私ゃとてもシャイなのだ。

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RD400G
ずーっと探していてやっと見つけた例のカタログがこれです。
フランス語版。しかしヨーロッパ販売用ではなくてカナダ版。
ヤマハ空冷RDの最後の型で、RD400Gという型式名らしいです。

RDの最終型は大まかに言って3種類。
1つは対米仕様の「デイトナスペシャル」です。250はなくて400のみ。カタログは2種類でスペックにやや違いがあります。
ヤマハ2ストに詳しいブロガーのAさんによるとRD400Fという機種名はこのデイトナだけ。他のモデルとポイント点火かCDIかとの違いがあるそうです。
2種類目はこのデイトナからサイドカバーのデイトナスペシャルを抜いたもの。400と250があり、一部はヨーロッパにも渡ったようです。
最後はこのタンクに縁取りのあるグラフィックのG型。デイトナにあったセンター赤いラインは消えています。
400/250があり、国内のものも合わせるとカタログは4種類。今回のカタログに250のバリエーションがあれば5種類存在する事になります。

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さて、今日車検アップしたバイクを遠くまで引き取りにいきました。
寒いし、重いバイクであまり走りたくないなと思うような天気の中、どうも革パンツでの動きが悪い。
そこそこ歳とってくると、脊髄パットだのプロテクター内蔵だののイザ時転倒時を考えたジャケットよりは軽くて動きやすいウエア、安全性の高いヘルメットより視認性のあるほうが大切と考えるようになります。かといって、革製品にはバイク乗りの誇りみたいな思いもあって、微妙です。

その革パンはとっとと燃えないゴミに捨てちまいましたが、次はどんなウエアを買おうか悩むところです。

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