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Channel: バイクのカタログハンター日記
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ドカツインは肉食体育会系、グッチはマッチョな文化系サークル?

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本当は「モトグッツィ」といった方がいいのですが。
グッチの国内向けカタログも手に入ったのですが、封筒にはちゃんとモト・グッツィカタログ在中と書いてあります。
欧州向けは今どきの四角いカタログで、これが好きではないので中を見ないまま乱暴に積み上げていた。
たまたま目が合った。ページを開くとおお、私の好みじゃねーですかい。

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最新のカタログでは国内向けがV7、あるいはV9のみ、欧州向けではV7とV9が一緒になっている。
左が国内版、右が欧州版。天地は同じだが左右は欧州版がちょっと長い。ツヤツヤの国内版に対し欧州版はマット系ざらざらの表面。
共に空冷だが、味付けの違うV7とV9。使われる書体も違う。

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伝統のタンク造形とシルエットを受け継ぐ、V7/50とは1967-2017の「50年間」を指す。
V7といって、斜めにレイアウトされたセパハンスポルトモデルカタログをまっさきに思い出すのは僕くらいか。昔のV7にもいろいろなタイプがあった。昔のV7スポルトは同じセパハンでもフロントフォークから伸びたハンドルだった。
現代のV7はV11よりさらにオーソドックスで保守的先祖還り。つや消し塗装部分のみ現代風だ。

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老舗メーカーに最近多いカフェレーサー、アメリカンマッチョとスクランブラーの3点セット。
。V9は進化したカタチの今どきのアメリカンスタイル。
オーソドックスな2本リヤサスが今どき風というのもおかしな話だが。

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こっちのカタログではV7レーサーが3ではなく2になっている。
V7とV9、カリフォルニアの1400ccカスタムが現在のグッチラインナップなのだ。ちょっと寂しいが、ネットで見てもそうらしい。
全て2本サスで空冷(カリフォルニアのみ空油冷4バルブ)7も9も伝統のOHV2バルブと、なんとも男らしい。


チャピィよりチャッピーの方が言いやすい。ソフトバイクの名車。

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チャピィです。
チャッピーではないです。ワイルドワンズなんかじゃないです。
チャピィとかジッピィとかボビィとかヤマハは音引き(ー)よりもちっちゃなイの字が好きだったに違いない。

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チャピィは1973年、女性向けを狙ったソフトバイクとして登場した。その後はマリック、リリック、ポエットと進化し続けたが、
1976年に近代スクーターパッソル、パッソーラが登場してからは「時代」はすでにステップスルースクーターの全盛期と移り変わっていった。

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チャピィには80ccもあった。シートはシングルのまま。オートマ、自動遠心3速、マニュアル4速とミッションのバリエーションもあったそうだが、クラッチ付きモデルはフェンダーなどの仕様が異なり雰囲気はややワイルド。
さて下はヤマハの総合カタログの表紙とジッピィ、チャピィのコンビネーションカタログ。フェンダーが違う2種類のチャピィが並んでいて、その違いがよく分かる。

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中華チャピィってのがあった。エンジンは4ストローク。
どっから見てもチャピィ。
わけが分からない。ここまで似させて何のメリットがあるのだろうか。チャピィのデザインにそこまでの価値があるのだろうか。
中古市場で人気爆発レジェンドモデルってわけじゃない。日本ではもうとっくに忘れられた存在のソフトバイクですぜ。中華バンバンもそうだった。
他には中華モンキー、中華ダックス、中華ドリーム50に中華ベスパ、中華フュージョンや中華レベルもあるけど、リスペクトではなく、打算臭がプンプンする。

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それならまだ分かる。ただドリーム50モドキ125ccにはセンスの良さと共感を覚える部分もちょっとはある。



V-max。元祖直線番長のハイウェイスター

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すでにクラシックな分野のバイクだっていうのに、乗ったことも触ったこともない。実際、ビビって手が出ないっていうのが本音。
前期型でゼロヨン10秒を切るって?
なんだそりゃ。
ACコブラやマッハスリーどころじゃない。

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前期型1200cc145馬力でも想像を超えているのに1700cc170馬力なんてもう想像力の彼方まで行っちゃってて、とっくに僕には分不相応すぎる加速。
だいたいこいつの加速は「相撲取りの立合い」くらいの凄さがあるのです。
「旧車すぎる」僕の感覚ではとっくに、時代の加速に置きざりにされたことだけが確実です。

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この間、大相撲東京地方巡業を見に行きました。
今の相撲取りはデカいです。昔の高見山(190センチ160kgクラス。当時の相撲界で「黒船」扱いされた)クラスは当たり前にゴロゴロいます。
高見山は幕内デビューが1967年ですから、バイクに例えればCB750Kゼロ。排気量750cc67ps で「こんなデカいの誰が乗るんだ」といわれた時代はすでに昔。
照ノ富士、逸ノ城クラスは1000ccバイクに例えてもいいでしょう。相撲観戦の帰り道、勢関(195sm160kg)とすれ違ったのですが、そのスペックがそんなに大きい人とも思えなかったくらいです。

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「ポパイ」だったか、「ブルータス」だったか、強奪した1億円を日本橋から大阪まで運ぶ道具としてのクルマは何がベストなのかを選んでいた。
日本橋→飯倉IC(外堀、日比谷通りの裏道をイノチェンティ・デ・トマソ・ターボで)、飯倉IC→調布IC(首都高速の渋滞をホンダFT400で)、調布IC→川崎IC(高速から下りて多摩川の川原をカワサキKL600Rで)川崎IC→厚木IC(東名に乗り、パトカーの追跡をV-MAX1200で振り切る)で選ばれていた。

さて、このブログはアップされた数週間前に書いています。
今僕はちょうど旅行中、移動日のはずです。

コメントが遅れたらご免なさいです。

SRX チビバイク物色の旅

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先先週のことだった。
近所を散歩していたら古いグレーのSRXが自分の横を走り抜けた。
長いこと存在も忘れていたバイクだが、好きなバイクだったんだってことに気がついた。グレー以外の濃いブルーとブラックがあったことも忘れていた。
いかにもベリア製タコと交換しなさいねって囁きかける、センター位置のスピードメーターホルダー。斜め右上にスピードメーターを付けるとしたらどんなメーターがよかったのか。その時代にはその時代の標準的改造セオリーがきっとあったに違いない。

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バイクは愛人や恋人じゃない、本来「扶養家族」なのだ。
しかしよくよくSRXを見れば、これが「配偶者バイク」だとすぐに感じた。一夫一婦制を守リきる賢者のバイク。
絶対に浮気なんぞしない、そう貞操観念の固まりみたいな、人間に例えれば私「カタログハンター」そのもののような堅物ライダーのためのバイクなのである。断定はしましたが、もちろん何の根拠もありません。

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持てるバイクが1台のみだったらCB400Fかデスモ450かこのSRXかと思っている。しかし現実にナナハンなんぞ持っていますとプラス小さなバイクが欲しくてたまらなくなるものです。
ある時ガレージを片付けていて、スリムなバイクならもう一台だけ置けることに気づいた。ヤフオクでリトルカブやタウンメイト、ミニトレ、モンキー、トモスなどを物色。あーあ悪い癖がまた始まってしまった。
いや、部屋に置いてある125ccを復活させる手もあるぞ。
旅行に来ても、なんかいいバイクはないか探しているのです。いま。

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ツーリング用という四角い顔のダンディズム。そして旅行のこと。

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カクカクした独特なデザインの中型Vツイン。
菱形タンクにカクカクカウル、ライト、ウインカー、メーター、ミラーももちろん四角。キャストの枝まで4本でそれぞれ四角で出来てる。
4バルブでカムカバーも当然四角。空冷ツインカムのシリンダーは横から見ると顔に見える。このXZのシリンダーはV型に並んだアフリカの呪術師のお面のような顔に見える。
逆に四角ではない丸みといえば、フロントフォーク、マフラー、フレームのそれぞれの断面、クランク、タンク下部エグリののアールなど。

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カウル無しネイキッド。ビキニカウル、フルカウル。ちょうど時代的にフルカウルが認可されるかどうかって時に3種盛り合わせで出ていた。
下はネイキッドとビキニカウル。
YSP仕様だ。

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下は車名に「D」がついたフルカウルモデル。
V型2気筒シャフトドライブっていうツーリング指向のこのバイクにとってフルカウルが「いち押し」だったんだなとなんとなく分かる気がします。

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丸型、とにかく丸っこいのが好きっていう自分的にはまるで関心もなかったスタイルですが、550のカタログのタンデム写真表紙は好きだった。
表紙の写真が知り合いの元夫婦によく似ている。

ツーリング仲間のそれぞれすでに離婚してしまった人達です。
おーっとそれも何十年も前の若かった頃の友人達ですが。

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このブログがアップされる時はちょうど帰り支度の最中だと思います。たった今、これを書いているのはまさに旅行へ出発前の数日前。
いろいろ忙しくてやらなきゃいけないこともいっぱいある。
航空券手配とかホテル予約とか自分でも信じられないくらい段取りが悪い。いままでは簡単に出来たことでも今回てこずることも多い。

あーあ普通のツアーだったらこんな心配もしないんだろうな、と思いつつも楽しみながら一生懸命セッティングしている。
個人旅行を企画できるのも残りの人生あと何回ぐらいかな、なんて事がリアルに迫ってくるのです。

総合カタログ。一枚だって楽しめる。

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スズキには総合カタログが多い。
コレクター泣かせなのが裏面に発行年月日が記載されていないことなのだ。

1970年に水冷とラムエアーGTシリーズが登場。1976年にはGS400や750など4ストシリーズ登場。そして1980年に入って以降は資料も豊富でいろいろ調べることが出来、それぞれ車種毎の単品カタログもかなり多くなってきている。
しかしこれが60年代になるともう極端に資料が届かない。

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このカタログは何年のものだろう。
ここでは250ccと200ccがメイン。名称はどちらもTシリーズとなっている。
スクランブラーがとくに格好いい。
500ccはもちろんのこと、350ccはまだラインナップにない。500が1968年。350は国内では1969年だが、それ以前も輸出専用として存在していたらしい。
250ccはどっから見てもT20そのものだが馬力が25から30.5にかなりアップしている。しかし最高速は時速100マイル160km/hのまま。
T200はいつから存在したモデルだろう。T20が250ccなのは納得がいかないと書いたこともあったが、おそらくT20とT200は同時期になかっただろう。よく調べるとT20の後にT21というタイプがあり、これが(名称以外)T250そのものだったそうである。T21は1966年にはすでに存在していたし、このカタログは1967年というのが近いところか。

下はぜんぜん分からないです、UとK?

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分離給油時代、CCI。僕はオイル混合の経験がない。ベスパ125は混合タイプだったのだが、ガソリンを入れた後、別にオイルを適量入れれば振動で混ざるだろうといわれていた。鈴木さんはボートも作っていた。ふーん船外機って5万円前後で買えたのか。

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もう一つの表紙を見て思い出しました。
昔懐かしい「Kとブルンネン」のようです。
Kとブルンネンは1968年。ヒデとロザンナの対抗馬みたいなデュオでした。女性は金髪。男性は眉毛の濃い縄文顔です。関係ないけどKとブルンネンのブルンネンさんの方は金髪ではなかったようです。
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ヤマハ100ツインジェット。おそらく1966年頃と見た。

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カラフルなTボーンプレスフレームに2トーンのシート、メッキタンク。よく知らないバイクです。
ここで強調したいのはこのバイクではなくカタログの出来のよさ。なにより6ページ横開きの英語版、このカタログのレイアウトの美しさです。
留守中に友人のコレクターから届いていたコレクションに入っていました。

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ヤマハニュース67年版にはヤマハYL2Cについて、90ccH3を100ccにアップして後輪スプロケットを大きくしたもの、と説明がありました。
YL-1も似たようなものでしょう。
富士山をバックに半キャップのフィルリードヘルメットが疾走する。
本人か?いや、んなわけないか。

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ジーンズ、いまはデニムっていうんですか?
ちょうどいい色になった後の劣化が速いんです。いま履いてるものがそろそろ捨て時だなと思って新しく買ったのですが、これがよしゃあいいのに「ダメージジーンズ」。
おっさんになったらビンテージとダメージものは鬼門だと分かっていながら、つい買っちゃいました。
新品とは思えない程の、捨てるつもりだったジーンズより痛んだその色合いを見ているとしまった、誰も新品だと信じてくれないだろうなと思いました。

履くなら毛羽立ってるような状態のものがやはり一番だと知りました。


1966年のMVアグスタ

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今回行ったイタリアのパーツイベントではパーツ買いは全て不作でした。
カタログ買いのほうも値上がりがあまりに大きく、結局不作でした。
以前の記録を見ると例えば5年前はカワサキZ900の大判カタログが25ユーロ、それが今回は50ユーロです。
しかしなんなんだ。この4気筒ツインカムは?ギヤ駆動のカムシャフトエンジンにシーソーペダルがついてる。アゴスチーニが確実なシフトが好きだったとどっかで読んだことがあったが、まさかシーソーペダルだったとは、なんてことも思ったが真相は何のことはない600GTのプロトタイプエンジン。カムカバーが丸なのでレーサーと間違えるところだった

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「こちらの方は(Z900)はよく見つかるけど、こちらはめったに出てこない(アグスタの総合カタログ)」と数年前に言われた、そのカタログを買ってしまいました。
旅行先では「今しか買えない何かを買わなくちゃ」という妙な心理が働くのです。1日悩んだ結果、入手。
もの凄く高かったので、値段は恥ずかしくて書けません。
売り主は言った。「これはレアなカタログだ。前回出品した時は2人のコレクターが俺のだ、俺のだと、取り合ったくらいだ」と。
本当か?そのわりに2日間売れていなかったけど。

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さてラインナップの250のエンジン、150スポルト、125のGT、スクランブラーのどれも丸っこい。
250のツインはここではエンジンだけの発表だが、翌年日本車のような神社仏閣型でデビュー。後に350ccまで拡大された。一方600の4気筒プロトタイプはあちこち手直しされて同じく神社仏閣型ツーリングタイプGT版で発売された。

イタリアにスーパーホークはあるか。

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デビュー当時はグレーが雑誌等で取り上げられメインカラーだったホークⅢ。カタログ上ではいつの間にか赤青がメインになっていた。

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そのCB400N、モデルチェンジ後スーパーホークⅢ/CB400Dとなる。
外見の違いはブラックエンジン、トリプルディスク。そしてシートカウルの先がちょっと上を向いて精悍になった。細かいところではデュアルピストンのブレーキキャリパー、セミエアサスなど。

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このイタリア版カタログの場合名称はCB400Nのまま。リヤのドラムブレーキ等はそのままにブラックエンジン、金色のコムスターやフロントサス、シートカウル、キャリパーやローターはスーパーホークⅢと同じ。シートカウルや反射板の位置が変わっている。ハンドル等の材質変化は分からない。車重は変わらず171kgのまま。

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海外ではホークⅢ/CB400Dというものがあったかどうかは分からない。
いま持っている欧州版ホンダの総合カタログもこの時代だけすっぽり抜けているのだ。
たいした謎ではないが、調べないで想像を楽しむってのもなかなかいいです。

GT380。海外には単体カタログがあるが、国内向けは少ない。

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GT380初期型。B4サイズのペラ2P。
この時期スズキがよく出していた「チラシ」です。
カワサキの3気筒ラインナップに対しこれと並行してスズキにも水冷/ラムエア3気筒シリーズがあって、なんて事はもう誰でも知っている。
発表された順番はカワサキ3気筒の場合、500→350→750→250→400、スズキは750→380→550。ついでに書くとCBの4気筒は750→500→350→550→400の順番だった。

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僕がこんなことをあえて書いているのは書く事がなく、GTシリーズに全くもって無知だからです。というより個別バイクの情報知識蘊蓄なんてもの私にはもとから無くて、バイクに関する全ての知ったかぶり知識は2次元のカタログ立体化から出来ています。

もち論2次元には「厚み」は存在しません。

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「GT380」と「カタログ」で画像検索すると、まあ出てくるは出てくるは。
しかしほとんどが海外向けか、総合カタログを切り取ったもの、GTシリーズ、あるいは裏表2ページのチラシばかり。唯一ディスクブレーキの単品カタログらしいものが見つかった(GT380B3)。しかし国内向け単品カタログがこの一種類だけなんてはずがない。

GTシリーズはSSに較べ資料も極端に少ないのだ。

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画像検索で海外モノの格好いい表紙のGT380Jが見つかった。画像を叩いてみると「J」がつくとカッコいい、というフレーズが目についた。「何馬鹿な事を書いているヤツなのだ」と思ったら自分のこのブログだった。
海外モノには380の後に「J」とか「K」と「L」がついているが、これは型式番号かどうか分からない。加えて「セブリング」(Sebring)という愛称がついている。どうもこれはアメリカのサーキットの名前らしい。

GT380の事を書こうとしていろいろ調べた結果、雑知識が増えた。
前期型と後期型があるそうだが、これがブレーキで区別するものではないらしい。ディスクブレーキ化されたタイプはB1と呼ばれこれがB7まで続く。だったら当然ドラムブレーキの初期型が「A」かというとそうではなく、こいつはB0(ゼロ)と呼ばれているらしい。

グラマーバイク。人生最初の2輪なのに

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バンバン50はカタログを持ってない。コレクターとして恥ずべき事だ。
なんとなく今さら集める気がしない。
店舗用のパンチ穴付きなら、それこそ山ほど持っている。

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2輪の運転はバンバン50でどっかの学校の校庭で従兄弟に習った。ロータリー式。クラッチの繋ぎかたがなかなか覚えられなかった。
従兄弟は4輪のシビックを乗り回していた。その後会った時は彼は家族用に大型のワゴンタイプ、最近は日産のインフィニティに乗っていた。バンバン50以外には2輪は持っていなかった。
僕はこのバンバンを貰った。バルーンタイヤなのでコーナーが怖くて、普通のバイクに乗りてえな、っていつも思ってた。タンクがちゃんとあって、ニーグリップできて、かきあげ式のリターンのバイクが欲しいと。

バンバン50。裏面のスペックはこんなんです。空気入れが標準装備。

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排気量のバリエーションには75cc、90cc、125ccがあった。75ccはまあ50の拡大版だが125はデカい。50と較べそれこそ柴犬と秋田犬程の違いがあった。

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SL350

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このカタログは汚い。カタログ収集では。僕はわりと「程度」を気にする。
SL350では気にならない。これは例外だ。実車がオフロード車だから?あるいは表紙がワイルドな写真だから?

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60年代後半、本格的オフローダーの2スト単気筒DT-1やらハスラーやらが出たのに、70年代ホンダはCLルーツの中途半端オフ車かよっていうのが最初の印象でした。
それでも雑誌に掲載された、アメリカの大平原をバックにマットブラックの2本出しアップマフラーとアップフェンダーのSLの迫力あるデビュー写真には一発でやられました。

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しかしこの汚さ。スペック等の記載のある裏面だけは奇麗なままがいい。


2本サスのスーパーネイキッド。CB400SF

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たまたま目についたカタログです。カラフルでなかなかいい感じの表紙です。
スーパーフォアにあまり興味無かったのですが、そこは「意地でも週2で」とブログアップしている身としてネタ無し時の、それこそ藁にもすがる思いで取り上げたわけです。

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このバイクについてももちろん詳しくない。分からない。
ロングセラーモデルなのですが、販売されている期間もピンと来ない。
時代的にネイキッド4気筒、ホーネットやCB-1とか、4本マフラーの2代目CB400fourとどう違うのか。
いままで一度くらい(NC39に)乗ったことがあるような記憶。あるようないや無いような。

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型式名はNC31とか39、42らしい。

カタログは96~97年ものがいい。
400の4気筒で当時人気のあったXJRやゼファーの対抗だったらしいです。
1992年、タンクの造形などリッターバイクのBIG-1のイメージで作られている。ホーネットとはタンクが似てるけど、これは250cc中心でモノサス。600ccはあるけど400はなかったこといま知りました。

1997年の4本マフラーのCB400four(NC36)はスーパー4の後だった。コレもたったいま知りました。

ドカが生まれた街

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何気なくイモラの古本屋さんに潜んでいたのがこれ。即逮捕。
20年以上探していた「お尋ね者」じゃないですかい。よく見る900(下)と違ってこいつは750。カウルが銀色。
違うカタログ?本当に自分は持ってなかったっけともちろん疑いました。

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ドカの初期SSのカタログはなかなか見つかりません。
スクエアケースでもイモラ風の立体タンクのついた750/900SSはまずもって入手不可。残念ながら2冊とも僕は持っていないので下の画像は借り物です。

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どうもこういう写真を見ると、同じ車両のカウルとサイドカバーを取り替えて撮影したのではないかと真っ先に疑います。
2枚ともずーっと探しているのですが、今後見つかるかどうか分からない。おそらく当分は無理でしょう。
なんとなくそんな気がします。

もっと珍しい幻の750SSカタログ(チラシ)といったらこれ。
まず見る事は無いでしょう。もちろん僕も持っていません。以前このカタログについて「神の領域」と書いた事がありました。

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先週、ラウンドガレージさんのミーティングで沢山のドカSSを見た。
サイドカバーに900ssと書かれたラウンドケース、おまけにセル付きというマシンを見て混乱してしまった。あれは「有り」ですね。

話は変わります。先月ドカの街ボローニャで4日程過ごしていました。
イモラでのバイクイベントには行きました。がDUCATIの本拠地だというのに工場見学もせず、貴重な時間を無駄に過ごしておりました。

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最後の日、街はずれで「Ducatiカフェ/food factory」を見つけましたが、開いてない。仕方ないので18時オープンの別のパブでビールを飲みました。ビールがとても安くてヒューガルデンでもリッターあたり6ユーロ。
そこは地元のサッカーチームの試合中継を流しているスポーツバーでした。
ボローニャが一点取り戻したとたん「よっしゃっ!」って店内が騒然となったが、その後1点取り返され静かになった。
帰り道、仲良くなったエジプト人の作るファラフェルサンドを食べましたが、それがおそらく生涯で一番不味いファラフェルでした。

ボローニャ最後の夜はこれで終わり。

ヤジマスペシャル

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1980年代初めのフルカウリングについてです。
国内ではフルカウルは認可されておらず、街で見かけるのがドカMHRかR100RSのみという時代。赤坂溜池近くの福田モータースで木箱に入った大げさな外観のCB1100Rをトレーラーから降ろすのを見た。
自分の記憶の中ではちょうど「ジェラシックパーク」のヴェロキラプトルをクレーンで下ろすシーンと重なる。
(実際のヴェロキラプトルは羽毛があり映画より小さかったらしいです)

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ハンドルに当たる部分がやや角張っていて、シルエットは奇麗にまとまっているヤジマカウル。夜間にCB250RSのヤジマフルカウルモデルを追っかけた事がある。ひらりひらりと走るその様子は重ったるい250RSとは全く別のキレのいい動きをしていた。
ドカMHR用フルカウル、ヤマハSRX250用、ヤマハRZ用、こいつはあるスーパーカー漫画家用スペシャルが出てたはず。RZ用のシートカウルは横から見ると四角でなかなかその造形は魅力的だった。

1983年6月にはVT250にはメーカー純正のフルカウルモデル「インテグラ」が出た。レーサーレプリカがどっと出現して、たった数年でヤジマスペシャルの優位性が薄らいでしまった。

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赤坂のフクダの反対側、六本木通りの二股にあるヤジマのショールームは現代風でおしゃれだった。僕は暇なときよく覗きにいった。
思ったより気さくな人で昔のレースの事、レーシングドラムブレーキ、赤黒ヤジマのグラフィックが出来上がるまでの話など聞いた。

奇麗な黒い塗装の改造カタナが置いてあった事を覚えている。
下はニコバッカーフレーム。
ドカ用やRZRがあったことが記憶にある。

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昔ヤマハにはR3って言うバイクがあってだなぁ

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ヤマハR3(1969)350ccにはカタログがない。
あるかもしれないが見た事がない。海外向け以外では。残念な事に。
1969年以前はペラのチラシや3つ折短冊形のもの、総合カタログの時代です。
上の画像も販売店向けのファイル形式のものからとりました。

一方DT-1はちゃんとした単体カタログが存在する。デビューは1968年。FS-1にも立派なカタログがある。こちらは1969年。ただしこれらは例外。
ヤマハでちゃんとした単体カタログが車種毎に作られるようになったのは1970年からだと僕は考えています。XS-1やRX350のカタログは何種類もあった。

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R3にはスクランブラーモデルがあったが、これが最後となった。
68年のDT以来、トレールモデルが各排気量でシリーズ化されたからです。
70年のXS-1、RXやDXの登場の紙面を鮮明に記憶にしている。
しかしR3は僕がバイクに興味を持ったときすでにきっちり存在していた。
R2やR1についてはもちろん何も知らなかった。

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ヤマハ最初の350ccロードスポーツのR1は例の3億円事件に使われたメッキタンクモデル。これをさらにすっきりさせたR3のロングタンクは時代の主力車種の誇りだった。と、ここまで。
同じようなカタチのR2については何も知らなかった。R3のタンクにメッキ板を貼付けたような、ちょうどR1とR3の中間的なモデル。
いや、ここらへんは後付けの覚えたての知識です。

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イタリア風日本車じゃない、ベネリ350RS

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グッチ風のタンクにCBの4気筒そのままみたいなエンジン。シートあくまで薄く、ごくごく普通のコンチハン。さらに普通のスポークホイール。
すいません。このカタログは以前一度取り上げています持っていたのも忘れて、ダブって入手してしまったカタログなのです。

同じですが、厳密にいえば別のカタログなのです。

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ベネリの4気筒シリーズには500、350、250がある。そして「304」ってのがあるけどこれはなぜか300cc4気筒ではなくて、250ccの4気筒だ。
この空冷OHC4気筒エンジンは見ていると安心する。タンクの造形以外、シートの材質以外、各パーツのブランド名以外ここにイタリアンの雰囲気は無い。
ところが……。

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こういう風に変化した。
下のこっちはグッチルマン風カウル付モデル。ベネリ354。キャストになって、セパハン。シートもイタリアン。グッチと共通パーツも多そうだ。

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一方こっちも354、カウルレスの中間モデルです。

シクロとギャンブル。勝てば後からなんとでも言える。

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ご覧の通り、リトルホンダです。外国風ではあっても国内撮影です。
商品名のない表紙。メカニカル解説。家族の風景。
これを見て、僕は自分の「速度」の原体験の記憶を遡ろうとした。

思い出は内側に折った紙のように、記憶が閉じられて読む事が出来ない。
そこにあることはあるのだ。
存在の、見る事の出来ないもどかしさ。

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いま旅行を計画しています。
前回の旅行で行ったのはバルセロナの海辺のカジノ。
沢木耕太郎の旅行記を読みかえしてギャンブルが急にやりたくなったのです。

50ユーロをチップに換えるとわずか5枚。
ルーレットの赤/黒でたて続けに負けた。残りは1枚。
9か11に張ろうとして、手が滑って4コマの中間にチップを置いてしまった。
ちょうど中国人の団体が去って、台の客は自分一人という局面。
わずか数枚のチップを次々と失い、素人っぽい悲しい外国人に見える筈。

当たらないはずはない。

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逆回転の方向に玉を弾く。菱形やその他の突起物で跳ねる偶然性。
騙されちゃいけない。ルーレットのディーラーは確実に狙った数字が出せる。一切「偶然」はない。

チップが9枚戻り、次の赤/黒で2枚を4枚にして「普通、これから」というタイミングに席をたった。大物は大物らしく勝負。でも小物は小物らしくせこく勝ち逃げ。それが目的なのですから。
この見るからにカモがまさか「カジノでは今のところ無敵だ」と言いふらすだけが目的の、性格の悪いにわかギャンブラーだとは……。

ルーレットは統計学や確率論ではない。
弾く盤面から数字を読み取る動体視力テクニック論でもない。
これは心理戦だ。勝ったからなんとでも言える。

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※カタログハンターはギャンブル推進派でも反対派でもない。
基本的に根性無しですが、もし逃げ場のないラスベガスや豪華客船内カジノだったらどうなってたか分からない。

AQUILETTEってどんなシクロですか?教えてください。


ラベルダSF。さあタイトルどうしましょ。

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一番「それらしい」ラベルダSFのカタログです。
1970年代を代表する「ラベルダのカタログ」といえば絵に描いたようになぜかこいつが出てきます。
意外に小さく、B5サイズ。綴じではなく4つ折の、広げると主役の750SFが現れる。表面はエンボス仕上げ。

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ツインの750にはS、GT、SF、SFCというバリエーションがある。さらにSFだけでも年代的に5タイプあるそうで、エムブイさんのはどのへんでしょうか。
よく見ると同じカタログにドラムブレーキが2種類。両面なのか片面なのか。
シングルシートにタンデムステップ。高速走行時の足置き?そんなバカな。

SFだって珍しいのに、750SFCは今まで何台も見ている。
何台も……じゃない、はっきりさせないと。筑波でⅠ台、ローマでⅠ台、イモラで3台、阿佐ヶ谷でⅠ台。
みんなどっか違う。タンクだけでも数種類ある。

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家族の肖像 125ccの生活

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ふっと思ったのですが、家族を使ったこの表紙のような写真はあまり国内のバイク広告に使われない。親子やカップル、仲間、夫婦と違って、ニッポンの家族って「絵」にならないのか。いやそんな事はないはずだ。
あるいはあるのに僕が覚えていないだけか。あり得る。

3車種が中心の昔のホンダカタログは3~4種類あるはずだ。
海外向け125cc集合カタログは今どきのものをいっぱい持っている。
しかしこのカタログはちょっと古い分珍しい。

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表紙のCMは通勤用なのか。青鯖のようなタンクのCM125、ブーメランコムスターのツイン125、えーこれはJXかな、シングルのCG125。ダックス70。

家族の肖像。
1994年?頃出版された「地球家族」って写真集がある。
世界30か国の平均的家族がすべての持ち物を家の前に置き撮った写真集だ。
この本は衝撃的だった。
世界各国のライフスタイルの違いが一枚の写真の集合体で表されたものだからです。ページの厚み分、ひと言ではいい表せない感動があった。

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物質文化にすっかり毒された僕ですから、amazonの書評のように「モノに溢れた、経済に先行した国への警鐘」なんて捉え方はできない。
こちらから見たら「不幸」にも見えるものだって彼らの人生の財産なのだ。
薄っぺらい奇麗ごとだけはまっぴらだ。安易な想像や理解したふりで物事を捉えるのだけはやめようと思った。必要なのはありとあらゆるカタチの生活文化が共存するこの現実を認めることなのだ。

なんの話でしたっけ?
そうそう125ccのことです。
もちろん我が家はミニマムな家族なので、地球家族の見本にはならない。
自分の家の持ち物をというと125ccバイクが1台、建物の前に並ぶ事になる。


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